推敲の5つのコツ
はじめに
推敲とは、「過去の自分が書いた文章」にメスをいれることだ。
書き手がやるのは、辛い。なぜなら、自分を客観視するのは難しいからだ。
だから、プロの書き手には編集者がつく。編集者は、読みのプロだ。
読みのプロは、誤字脱字チェックはもちろんのこと
「それが本当におもしろいか?」
の一択でメスを入れてくる。書き手の苦労なんておかまいなしだ。
さて、私はプロのライターでも、プロの編集者でもない。だから、いろいろな本や情報から推敲のコツを教えてもらおう。自分で書き直しながら、学ぶのだ。ただ単に、自分でまとめておいて、あとからセルフチェックできるように、カンニングペーパーをここに置いておきたいだけだったりする。
もしも、この記事が誰かの参考になればラッキーだ。
書き手の推敲チェッカー
書き手と小説家とライターは違う。
小説家については、ChatGPTに聞いてみた。
なるほど、なるほど。
次は本にも聞いてみよう。これはライターさん向けの本だ。
よしっ。
いきなりこの本の最後の章から読んでいくぞ。
自分で客観視するための3つのコツがあるらしい。
距離のつくり方にはおそらく、「時間的な距離」と「物理的な距離」、そして「精神的な距離」の3つがある。
①時間的距離 (ひと晩寝かせる)
②物理的な距離 (シンプルに見た目を変える。縦書きと横書きとか)
③精神的な距離(編集者とか他人に見てもらい自分と引きはがす)
ここで、参考になったのは②。
こういうnoteで文章を書いていてもコピペしてWordとかに縦書きにして文字も明朝体からゴシック体へ変換させるらしい。そうすると、パッと見の印象が激変するようだ。やってみよう。おもしろそうだ。
ほぅ。
「あの人」を召喚するらしい。
きっと、「あの人」はカーテンレールの上の埃だって、蛇口のふちにたまった水垢だって見逃さないであろう。
「朱の」他人か。
どうやら自分の中に眠っている赤ペン先生を召喚するらしい。訂正してもらったらテストの点数はあがるだろう。
ここまで読んでまとめよう。
小説家でもライターでも共通することは
読み手の推敲チェッカー
次は、読み手側の話だ。いわゆる編集者目線と読者目線だ。
基本的な推敲は上記のチェックポイントと変わりがない。
ChatGPTも同じことを繰り返してきた。
ただあの本の作者、古賀史健さんは編集者へのこんな期待があるようだ。
エスパーなのか……。
まだ世にないものが見えている人?
ちょっとよくわからなかった。もっと先を読もう。
おぉ。なんか、すごい人や。編集者って。
これ、大丈夫ですか?ハードル上げていないですか?
私、今から創作大賞応募作品をセフルエディターしようと思っているんですけど……?見えるかしら?
なんか、このフレーズどこかで見たぞ。
あ、あれだ!
これって、編集者の本だったけ?
ちょっとチラ見をしておこう。
おぉ!これぞ、読み手のための推敲チェッカーになるかもしれない!
もう少し読んでおこう。
何!?
あなたは宇多田ヒカルではないからエッセイは読まれないとか、すべるのがスキーとか、自分語りはつまらない人間とか、それ夏目漱石がやってるからとか、もう私が書かなくてもよくないか……と打ちひしがれる本だった。(逆に燃えておもしろい)
その中で、これぞ!推敲チェッカーな所もあった。
どこかのお金関係のCMで、「そこに愛はあるのかい?」と言っていたのを思い出す。あれじゃないけど、きっとフレーズとしては合っている。
編集者目線とは、「愛を感じれるエモい読書体験がそこにあるのかい?」なのだろう。こんまりさんで言うところの「ときめき♡」「spark joy☆」だ。
ある作家さんは、自分の本の最初の一行を書き始める時にわざわざ好きな旅先に出かけて気持ちを整えてから書くと言っていた。
そういう事だ。書く方も愛をのせて、読み手がそれを受け取る。
文字を通してのエモさの交流なのだ、きっと。
「ときめき♡」は感覚だ。
編集者は、自分の心の揺れに敏感であればあるほど読書体験が深くなっていく。ただ、大衆はそこまで自分の心の揺れに敏感ではない。だから、刺激の強いお話やわかりやすいキャラクターで、わざわざ揺さぶってあげているのが現代の多くの読書体験だ。ただ、これはやりすぎるのと危険だ。
赤ちゃんだって、「高い高い~」と親が手加減して遊んでいるうちは楽しいが、「高い高い高い高い~!」と上に飛ばしすぎたり、揺さぶりすぎたら……もうお分かりだろう。人間の刺激には限度があるのだ。
よしっ、この辺りで読み手推敲チェッカーをまとめよう。
まとめ
よっし!
この推敲チェッカーを使って自分の文章を見直してみよう。
(この記事書くだけで疲れちゃったから、おやつの後にしよっと)