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こどもになる881話:新潟からやってきたスーパー戦士たち

新潟から、スーパー戦士たちがやってきた。
8月の終わりのこと。
今も、ずーっと余韻が続いている。
新潟南魚沼にて
あったかい想いで奮闘する妹のような存在
奥野真理香が企画してくれた時間。
彼女のコトバは
私たちに勇気をくれるレポートのようでした。

彼女と
彼女が尊敬する小林俊介さん

お二人がのこしてくださったコトバたちです。嬉しい嬉しい時間でした。

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【レストランから生まれる福祉の新しい世界~誰もがプロとなり、必要とされる場所〜】

先週の8/24㈯、大阪にあるユニバーサルレストラン「ル・クロ」へ「にじいろ」企画の視察として新潟の福祉勢4名をお連れした。

「にじいろ」=南魚沼圏域障がい者就労支援地域連携推進会。

今や全国各地から視察を受け入れる、ル・クロ。

日本テレビ系日曜ドラマ「厨房のありす」のモデルとしてもヒアリングのあったレストラン( 「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症の料理人・ありすを主人公にしたドラマ)。

私の目指す障害者就労の在り方に多大なる影響を与えてくれたのが「ル・クロ」。
そして、そこを体現する存在、瀧幸子さん(放課後等デイサービス運営責任者)。

2022年に一度個人的に視察に行っている私。
未だかつて見たこのない「福祉のカタチ」を知りました。

支援する側・される側の垣根を超えて、キャストと呼ばれる利用者と共に創り上げる新しい世界に感動し、百聞は一見にしかず、ぜひ直接ルクロの現場を新潟勢に見てほしかった。

視察メンバーは、
前日にASPJapan日本大会の応援にもかけつけてくれた小林 俊介さん(新潟県中小企業家同友会ソーシャルビジネス部会長)、小竹康裕さん(同部会メンバー)、入田 正幸さん(にじいろコアメンバー)、奥野 直人さん、私の5名。

【ユニバーサルレストラン ル・クロとは】
・オーナーは黒岩功シェフ。ユニバーサルレストランとしてさまざまなスタッフ達と多様性を認めながら共に働いている。
・レストランが舞台の福祉事業の中で、こども×プロが繋がる環境を大切にし、新しいカタチの就労支援を実践。
・現在国内及びパリに5店舗を構え、ブライダル事業、レストランプロデュース、人材派遣業、ケータリング事業等を展開し、オーナーは食に関する多種の講演を務めるなど幅広く活動。

《ル・クロの福祉》
【京都府】就労B ル・クロ・ラボ
【大阪府 天満橋】就労A バリュー・ラボ・フクロウ/就労B ユニバーサルラボ/放課後等デイサービス ル・クッカー
【大阪府 貝塚】就労B ル・クロ・ヴィレッジ/グループホーム ル・クロ

今回の視察の舞台は、天満橋の会場「ル・クロ・ド・マリアージュ」。

視察の流れは、放課後等デイサービスの様子をみて、その後就労Aのスタッフが働くレストランでのランチ。

【放課後等デイの様子】
この日は、れんこん饅頭を坂本シェフと作る予定で、和食のプロ奥野直人も参加した。

他の放課後等デイと異なる点は、
・それぞれ自分のできること、得意なことを活かして活動している。自分にできることが見つかると楽しくなり、喜びが彼らの力となっている。(中には、ルクロに電車で来ること自体が目標の子もいる)
・プロと出会うこと、本物と出会うことで、彼らは「プロの卵」として、自分にしかない強みを見つけている。誰もがプロになり得ることを、寛容さや楽しさの中で見つけている。(プロと出会うと成長のスピードが速い)
・大人が楽しんでいる
・中には、かつて自分もいわゆる「利用者」だった子が、今はサポートのスタッフとして活躍している。(当事者の方が待てる、異なる関わり方ができる/支援する側・される側の区別はない)

【ル・クロ福祉就労の現場】
 放課後等デイと同じ会場であるレストランにて、そのままランチ。

他の福祉就労と異なる点は、
・圧倒的に商品、サービスとして一流。(ほんとうに美味しすぎて、何を食べても美味しくて、この味をあの価格、かつあの天満橋の一等地で!?と驚きでしかない。)
・誰が利用者で誰がそうでないかなどは全く分からない。つまり、そこが福祉就労の現場だとは全く感じさせない居心地の良い空間。
・その要因は、単にユニフォームが同じとかそういう浅薄な理由ではなく、そこにいるスタッフ全員がもつプロ意識。プロとして一人ひとりがその場にいる。掃除のプロ。料理のプロ。ホールのプロ。ここは5つ星ホテルか?と思うほど、的確かつ無駄のない、スマートなサービス。
・その由縁は、「その人が得意とすることを仕事にする」から。そして、誰一人欠けては成り立たない。

なぜ、これが成り立っているのか。

「できることを仕事にする」

これがルクロの仕事の哲学であり、だからこそ、そこを磨き、一人ひとりに唯一無二のプロとしての意識を芽生えさせている。

飲食業態での福祉で黒字を出してること自体すごいし、かつ、コロナも乗り越え、様々な業態、起業家の方たちから続々とコラボの声がかかり、タッグを組んで、新しいことをどんどんやり、光を放ち続けるルクロ。その由縁は、黒岩オーナーはじめ、ここにいる一人一人が、輝き、成長し続けているから。

この世界観を創り上げるキーマンであるのは間違いなく、「さっちゃん」。
彼女いつでも笑っている。彼女と居ると生きてるなーってほんとに思う。
私はさっちゃんと同じような人と出逢ったことがない。
時々この人は大人なのか子どもなのかわからなくなる。不器用さも素直にあけっぴろげにしているし、遊び心満載のさっちゃん。

さっちゃんはいつも言う

「想いの種まき」

自分の想いが誰かの心を動かす
その芽はすぐには出なくても、どこかで、いつか、必ず繋がる

そして、そんなエネルギッシュなさっちゃんを見つけてしまう、“ムッシュ”こと黒岩オーナー。

オーナーには私もまだお会いできていないが、近々、まずはオンラインで色々お話できる予定なので、とても楽しみである。

なぜ、ルクロがこれほど多くの人を魅了するのか

それは、今の時代に必要な、しかし、体現が難しいものを、みんなが日々汗水流しながら、体現しているから。

つまり、

人の生命の大切さ、価値(生まれてきたこと自体素晴らしいこと)
それぞれの、それぞれにしかない価値があること(自己を愛し、それを自覚することで、磨かれ、発揮できること)
自分一人では生きられないこと(一人じゃつまんなくて、みんなと一緒だから楽しいこと)

これらを見せ続けてくれているから。

言い換えると、
「悩みながらも、自分と他者との関わりの中で、自己にしかないものを磨き、自分の存在価値を認め、その力を誰かのために使う」ことで、自分も周りも幸せな世界を実現できる

ことを実現している舞台がルクロなのである。

最後に、
ルクロの坂本シェフ、瀧幸子さん、キャストの皆様、当日来ていたみんな、新潟から日帰りメンバー含め、ご一緒して下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。

新潟でも、実現していきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

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2024.8.23〜2024.8.25
就労継続支援視察ツアーin大阪
〜なにわ就労むっちゃええやん・A/Bやん〜

甲子園の熱気の余韻も残る大阪
万博に向けてボルテージ高まる大阪
福祉とビジネスが混ざりあった大阪

いくつかの目的を設定した今回の大阪出張だったわけだが、その中でも先進的な就労継続支援事業所の視察について、持てる語彙力を全開放して感想を書いてみる。

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奥野真理香 & 奥野 直人 ご夫妻からのご縁で、 瀧幸子 の魅力に触れる為に企画された今回の大阪視察ツアー。

ユニバーサルレストラン
ル・クロ・ド・マリアージュ (レストランウェディング 大阪) 

ランチのオープン前の店内では 児童発達支援放課後等デイサービス ル・クッカー の子どもたちがレンコン団子を作っていた。

シェフや就労継続支援のキャスト(利用者)も指導しながら一緒に調理している。

店内の清掃業務や、外に看板を出しに行くキャスト達も一生懸命かつ楽しそう。

複数の福祉サービスが上手に重なり合っているのは文字通りのマリアージュそのもの。

その空間を創り出しているのが 瀧幸子a.k.aさっちゃん に他ならない。

瀧の飛沫のごとく飛び散る幸せオーラが店内に漂っているからこの世界観が維持されているのだろう。

オーナーの黒岩さんとも是非お話してみたいし、手掛けている他の事業所もまたの機会に是非見てみたい。

肝心のお料理も本格的且つ優しい。

これまたシェフの阪本さんの人柄が出ているかのよう。

『お父さん』と呼ばれるわけだ。

本当に【大家族】みたいで愛に溢れた事業所。

さっちゃんが尊敬しているサッカーの審判から言われたひとこと「さっちゃんはフィールドを変えてサッカーをやり続けてるんだね」って言葉にハッ!として、そこから事業にサッカーの考え方や言葉を当てはめるようになったという話は何気に深い。

自分が大好きなものや好きなアーティストとか、そういったものを事業に取り込んだりして事業自体を愛していくことって、事業に血を通わせるうでめちゃ大事だと思う。

数字しか見てなかったり、好きなことや、やりたかったことを諦めて、無理して続けていても血の通っていない事業になるから。

実はフィールドを変えて自分なりのサッカーをしてたんやぁ って気付けたさっちゃんは幸せだろうし、だからこそのあの雰囲気や世界観なんだな〜と。

ル・クロのみんな、ありがとうございました!
また会いましょう✨

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あそび心も満載な大人たちが
福祉の枠をぶち壊していくような取り組みに
どんどん挑戦されています。

新潟と大阪。
きっと、地域格差もある。
今、自分がいるフィールドで何ができるか。
どうやって、みんなと手を繋いでいくか。
私もいま一度ふりかえりながら

フィールドは違うけれど
想いの軸が重なる人たちの存在が嬉しく
またまた元気いっぱいになったのです。
私たちの活動を伝えてくださる皆さんへ
感謝しかありません。
私も顔晴ります。
遠方よりお越しいただきありがとうございました!!


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