演劇の民主化で怒る人と、怒る人に怒る人がなんでいるのかについて考えてみた
こども合同会社のさいとうです!子供達だけで企画するハロウィン企画、定員30名設定のはずが、60名くらいに膨れ上がっているよと子供からの報告を受けてカオスになるのが目に見えて震え上がっている大人です。
さて、今日は演劇の民主化ということに挑戦した若者について考えてみました。
演劇の民主化って何?
大学生の演劇素人5人が2週間でお金を取って(チケットを売って)お客さんの前で演劇を披露するというチャレンジをしました。
つまり、演劇はプロや鍛錬を積んだ人じゃなくてもみんな演者側になれるんだよ!もっと、演劇をカジュアルなものにしよう!
という取り組みですね。
これに対して、不快感を示す人がいます。
演劇の民主化によって、演劇を志している人が怒る
演劇の民主化によって、全力で演劇を志している人が怒るんです。この気持ちもわかります。自分は本気で「演劇」を志していて(プロとして活動しているもしかり)、
素人が2週間だけ練習してお金をとってお客さんにクオリティの低い演劇を見せるなんて、演劇の舞台を汚さないでくれと、まぁ別に今の時点で間違ったことは言ってないですよね。
・なんでわざわざ短期間にこだわって、時間をかけてでもクオリティの高みを目指さないか
・突貫で作ったものでお金をとるなんておかしい、観客をバカにしている。お金を取る以上プロであれ。プロ失格だ。
・こちとら命がけでクオリティの高いものを作っているのに、これが同じ演劇だと一緒にされたくない。
・演劇なめんなよ
・のわりに、支持者がいたり、盛り上がっていて悔しい
まぁこんなところですかね。
怒る人を怒る人は、何に対してお金を払っているか、お互いの気持ちの違いに気づいていない?
今回100円、50円だっけ?お金をとって演劇を開催していますが、
コメントとかを見ていると、恐らくお客さんの見終わった後の満足度ってめちゃくちゃ高そうなんですね。
じゃあお客さんは今回何にお金を払って何を見に行ったのか、
恐らく今回のお客さんは、「挑戦の物語、自分たちもできるかもの勇気、一体感」を見に行って、そのクオリティがめちゃくちゃ高かったから、あーー、良いもの見たよねーってなっていると思っていて、
※もちろん西野さんの脚本が秀逸だったっていうのが大前提だとは思いますが、、今回は演技的なクオリティの観点です。
これがきっと3,000円だったとしても、クソみたいなもん見せられたわーってならなくて、それぐらいこの部分のクオリティが高かったんじゃないかなー。
そして「挑戦の物語」のクオリティを上げるために、「2週間の準備期間」っていう条件を設定したことも満足度の高かったお客さんにとってはプラスに働いているんだと思います。
仮に今回「とんでもない演技力のクオリティをお見せする演劇」というという前振れだけがあって、とんでもない演技力とかのクオリティに対してだけお金を払いに来たぞっってお客さんが、同じものを見たとしたら、金返せバカ!ってなるんだろうなぁと思います。
怒る人に怒る人は、挑戦のクオリティを重視しているから、なんでこの挑戦を素直に応援できないの?!ひねくれてんの?勇気もらわないの??否定ばっかりして!もう!ってなって怒っているんではないでしょうか。
お金をもらうからには良いものじゃないとダメっていうのは、まぁそうだろうなぁとは思うけど、今回は演劇、という商品に対して、「良い」の価値観が違ったんだろうなぁと思っています。
怒る人は、彼らが演劇界を盛り上げることに一役買っていることに気付いていない?
それに対して、きっと、演劇ってそうゆうもんじゃないんだよ!勘違いされたら困るんだよ!
って声をあげるんだろうなぁと思うんですが、それも恐らく的外れな批判で、
こうゆう若者の挑戦を否定してつぶそうとする行為が、自分自身が応援している自分の中の演劇も否定したり間接的に演劇を潰したりしていることに気付いていないんじゃないのかなぁ。
っていうと、きっと演劇をかじったことない人間に何がわかるんだよ!って、言われると思うんですが、
実はそこがミソだと思っていて、演劇に一切の興味ない人が、演劇というものに挑戦してみたり、他の演劇を見に行ってみたり、演劇人口を増やすことに大貢献していく仕組みを作っていて、
最終的には全員が恩恵を受けることになることに気付いてないんだろうなぁと思います。
多分、へー、演劇って世界があるのね、ってのめりこんだ人は、もっと調べると思うんですね。実際私も【演劇の最高峰】ってググりました。
で、それを見に行って、ぎゃーーすげーー!って思ったとしても、いやいや、これは演劇じゃないよ、演劇っていうのはね、素人大学生が作り上げるものなんだよ。質なんて二の次なんだよってならないんですね。
もう一個多分価値観の相違が発生している部分って、
演劇とはこうだ!の人が、演劇の民主化の人たちに嫌悪感を抱いたりバカにしていたとしても、その逆はないってことですね。
つまり、この挑戦者たちは、今まで演劇を真剣にやっていた人たちをバカにすることはなく、むしろリスペクトすらしているとおもうんですが、真剣に演劇をやってる人からするとバカにされているって感じているのがもったいないよなぁと思います。
批判する人が袋叩きにされる時代がくる?何かみんな優しくないなぁって感想
大きな感想は、なんか優しさがないなぁ。と思っていて、
批判専用ツールみたいなTwitter内だから仕方ないかもしれないけど、
株式会社アルのけんすうさんが、知らないと嫌いの感情は一緒って話をしていて、なるほどその通りだなぁ。と感心したのですが、
批判する側も反論する側も何でこいつわからないの?バカなの?って感じでお互いの正義ばっかりを押し付けあっていて、あげあしをとったり、お互いをわかりあおう、感情に寄り添おう、知ろう、という姿勢がないのが寂しいなぁ。と感じました!
新しいことをすると叩かれるのは今までの日本のデフォルトだけど、近年挑戦する人と、それを応援する人が以前よりも増えてきていると感じてきています。
そうなった時にもしかしたら、挑戦を批判をする数に対して、その挑戦を応援する数が上回ると、その挑戦を批判する人が応援する人に袋叩きにされるって状況が起こるんじゃないかなぁ。
挑戦する人がいじめられる姿はよく見てきたけど、批判する人が応援する人にいじめられるってことが起こりえるし、そうなったら、挑戦しやすい環境になるのかもしれないけど、それはそれでいじめがあると挑戦する人は嫌な気持ちにならないかぁ。とも思います。
応援してる人からすると、でたよアンチ、なんでわからないの?ほんとおもしろいよねって感情が丸出しで、それぞれの正義を譲らないで、批判しあって、お互いが手を取り合えないで、わからないやつは置いていくみたいな状況が優しくないなぁとおもいました。
実はちなみに私はこの一連の挑戦に対しては完全に肯定側です!
子育ての研究をしているので、極力子育てで大事な部分と同じで、どちら側の人に対しても感情に寄り添ってから、意見を言うという、大事な部分を意識して書いてみてました。
私自身も今回の演劇の主催、瀬戸口 祐太さんともお会いし、人柄もみていて、ちょっとしか一緒にいなかったけど好きだなぁと思ったし、優しいなぁと思ったし、応援するしかない人だと感じているので、完全に気持ちは中立ではないのでどうしてもひいき目で書いてしまっているのは否めないですが、優しさで世界が救える時代をつくりたいなぁと思っています。
↓彼のnoteはおススメ♡
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大阪でおかねのがっこうという教室を開講しています。学校では教えてもらえないお金の正体を教えたり、答えのない問題に取り組み、ディベートやプレゼンテーションを通じて、考える力、発信する力、認められる力を育てます。
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