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【コドモエホン つくりかた 7】なか

前回の記事で

ストーリーの3幕構成

【はじめ】【なか】【おわり】のうち

【はじめ】が出来上がりました。

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

この記事では

【はじめ】のつぎ

【なか】をつくりましょう。

ちなみに

【なか】はどんな場面でしょうか?

「なか」
・行動しはじめる
・なかなか達成、解決できない
(試行錯誤している)
・仲間や敵が出てくる
(仲間や敵は、人や動物等とは限らない。雨や風などの出来事でもOK。)
・希望が見える
(ちょっと前進する感じ)

という感じ・・・です。

「そういえば、こんな感じだったよな」

ぐらいで大丈夫です。

では進みましょう。

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

という場面があります。

どうですか?

なんとなく

次が思い浮かびませんか?

こんな結論にしたいな~って

思いませんでしたか?

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

「地球に人を戻そう!」

って思いませんでした?

思ってもいいのですが

その思いは一旦捨てましょう。

でなければ

大人の誘導が始まってしまい

子どもがつくる絵本

コドモエホンではなくなるのです。


一つの場面が生み出されると

これまでの経験や常識から

「こうなるだろうな」

「ああなったほうがいいよね」

と思い浮かんでしまい

大人が思い浮かべる場面へ

誘導してしまいたくなるのです。

だからこそ

頭にいろんな事が思い浮かぶ前に

ガンガンガンガン質問するのです。


「みんな宇宙に行って
 地球から人がいなくなったの?」

「いない!だれもいない!」

「そのあと
 電車の運転手さんはどうしたの?」

「ラーメンたべてうちゅうにいく」

「運転手さんも
 ラーメン食べて宇宙に行くの?」

「うん」

「宇宙に何しに行くの?」

「ラーメンたべてもらうために」


【なか】が少しずつ出来てきました。

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

【なか】
ラーメンを食べる人がいなくなってしまいました。運転手さんは決めました。「みんなにラーメンを食べてほしい!ぼくもラーメンを食べて空を飛んで宇宙に行こう!そして、みんなにもう一度ラーメンを食べてもらうんだ!」


そして

【はじめ】ではやらなかったのですが

【なか】【おわり】の場面で

やってほしいこと

があります。

それは

【子どもの邪魔をする】

です。

子どもの邪魔?

そうです。

とことん邪魔をするのです。

邪魔をすればするほど

コドモエホンは楽しくなります!

どのように邪魔をするのか。。

つづきはこちら!


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