自転車で東日本一周チャレンジ日本海編

きこのです。

日本海編は殆ど雨が降らず、海沿いの道も平らですごく走りやすかったです。地理で習ったことはあったけど、やっぱ夏の日本海は全然雨降らないんですね!結構暑かったですが、夏の日本海サイクリング(福井市街ー秋田くらい)は体力ある方には本っ当におすすめです!!!!

日本海編は以下のスケジュールでした。村上の翌日は山形の鶴岡に泊まったのですが、鶴岡以降は東北編ということにします。
7日目 岐阜-敦賀(95km 5.5h 総上昇量950m)
8日目 敦賀-福井市街(60km 5.5h 総上昇量1100m)
9日目 福井市街-高岡(125km 7.25h 総上昇量1125m)
10日目 高岡-糸魚川(100km 6.75h 総上昇量1150m)
11日目 糸魚川-柏崎(80km 5.5h 総上昇量900m)
12日目 柏崎-新潟(85km 5h 総上昇量500m)
13日目 新潟-村上(60km 4.25h 総上昇量500m)

7日目 岐阜-敦賀(95km 5.5h 総上昇量950m)
サマリ:荷物軽いと楽
この日の午前は親戚の方々に荷物の大部分を任せて琵琶湖までついてきてもらう計画に。午前中は朝6時半(この旅で最速)に家を出て国道21号から関ケ原まで向かい、関ケ原から国道365号で滋賀県長浜市の木之本まで向かい、そこで昼食を親戚と一緒に取りました。岐阜ー滋賀の県境は標高300mほどあるようでしたが傾斜が緩やかだったので無理なく上れました。もしかしたら荷物を殆ど預けてたのも大きかったです。まさか午前中で60km進めるなんて。。朝活大事ですね。
午後は国道8号で敦賀に向かいました。滋賀と福井の県境は標高差150mほどでしたがこっちは結構急できつかったです。重い荷物を再度背負ったのも大きかったかも。
東海編の疲れが完全に取れていたわけではなかったので15時ごろにはもう敦賀の格安ビジホにチェックインして一日を終えました。

8日目 敦賀-福井市街(60km 5.5h 総上昇量1100m)
サマリ:敦賀ー南越前の30kmがこの旅で一番怖かった
この日は朝から大雨で12時ごろから少し弱まる予報。敦賀の赤レンガで朝昼をゆっくり取りながら、雨が比較的弱まった12時ごろ出発しました。敦賀市街最北のトンネルをくぐるとそこは工業地帯で、当初辛かったら乗ろうと思っていたフェリーの乗り場もありました。すぐに国道8号に合流し、左側は落ちたら死ぬような海岸を走っていきました。この区間は①工業地帯が多いせいか大型トラックが多く、②道が狭く車間がないまま抜かれるため風でよろけやすく、③左側が基本ずっと崖で④見りゃわかるような落石注意区間が多く⑤有用な歩道のついていないトンネルがいくつも続く、最恐の道でした。熱海で怖くて迂回した国道135号の上位互換って感じ。市街地に抜けたときの安堵感は格別でしたね。
そこからの福井の市街地は本当に平坦だし路側帯広いし最高でした。

9日目 福井市街-高岡(125km 7.25h 総上昇量1125m)
サマリ:景色もいいし平坦で最高!この旅一番のロングライド
この日は初めて一日中晴れていましたし景色もよかったです。県境以外全部平坦の予定だったので終始興奮してました。
福井ー石川県境まで国道8号で美しい平野をすいすい進み、ほんの一瞬だけ道がせまくて危ない県境を越え、国道8号を降りて金沢付近まで海沿いの平坦な道を進み、金沢市街を抜けたら県道215号で緩やかな石川ー富山県境を超え、高岡市までまた平坦になるというコースを予定してました。
予定通りいけば総上昇量(獲得標高)は300mという極めて平坦なコースでしたが、石川県入ってすぐ国道8号を降りるのを忘れていて、金沢までアップダウンの激しいバイパスを通ることになり、熱中症になったりしましたが、金沢市街の寿司屋でゆっくり休めました。
金沢市街を抜けてから石川ー富山県境までは県道215号線で、レトロな街並みの中、いしかわ鉄道線沿いをサイクリングできる良い道で、夕暮れの中優雅に超えることができました。
富山の平地に抜けてすぐアウトレットがあったのでそこの観覧車に乗っていましたが意外と高岡は遠く1.5時間かかってしまいました。富山の平地はどういうわけかすごく漕ぎやすく、楽に25km/h以上くらい出ました。
この日はあまりにも日焼けがひどかったので、今更ながら日焼け止めを買う決意をしました。
加賀ー金沢間の海沿いの道がどのくらい走りやすかったかは不明ですが、終日良い道を通れたのでいろいろな方にお勧めのコースでした。

10日目 高岡-糸魚川(100km 6.75h 総上昇量1150m)
サマリ:風強かった。親不知海岸怖い
この日は一日中国道8号で、高岡から朝日町まで60km程ずっと平坦、そこから富山ー新潟県境はアップダウンの激しい親不知海岸、新潟県に入ったらすぐ目的地の糸魚川というコースでした。
残念ながら前日の夜スマホを充電しそびれていた関係で11時くらいまで高岡のマックで充電する羽目になってしまったり、逆風もずっと強かったせいで、朝日町には16時ごろ到着になってしまいましたし平坦なはずの道が結構すらかったです。しかもそこで雨ががっつり降ってくるという。
朝日町からの親不知海岸は本当に怖かったです。敦賀ー福井間よりは大型トラックは少なかったですが、トンネルもたくさんあり、トンネルの歩道も狭くて苔が生えており危険でした。一部は迂回路を草木を避けながら通らないといけなかったりして大変でした。ただ、国道8号から見える海の上の高速道路はきれいだったのでいつか乗ってみたいです。
糸魚川市街は昭和風の街並みが残っていて、しんちゃんのオトナ帝国の逆襲を見ているようでした。新幹線も停まるので興味ある方はぜひ!

11日目 糸魚川-柏崎(80km 5.5h 総上昇量900m)
サマリ:やはり日本海サイクリング最高。柏崎手前は結構きつい。
この日もずっと国道8号。Google mapがなぜか海沿いの経路を検索してくれないので高低差が確認できないままこの日は活動しました。どうも歩行者が通行できない有料道路があると判断されてたらしいですが、特に存在しませんでした。
糸魚川から直江津までは山側こそ崖がありましたが意外と平坦で落石の心配はなさそうでした。廃線後の線路を利用したサイクリングロードも脇にあったので、車道の方が走りやすそうでしたが折角なのでサイクリングロードを走りました。車線のないトンネルなどもあり、結構楽しかったです。
朝8時頃活動開始した甲斐もあり、昼前には直江津の町につきました。学生時代に見学させてもらった工場なんかも遠くからみることができて楽しかったです。
が、この日の夜は新潟市街で友達と飲んで泊まる予定だったので急いで柏崎まで向かいました。柿崎らへんまでは引き続き平坦でした。途中の坂で近所の小学生がなんか挨拶してきて、地域性の違いを感じました。もちろんちゃんと挨拶返しましたよ!
米山付近で結構なアップダウンに悩まされ、熱中症っぽくなったりしましたが、どうにか柏崎に自転車を停めて新潟まで行くことができました。長い旅なのでお友達イベントがあるととっても楽しいですね!

12日目 柏崎-新潟(85km 5h 総上昇量500m)
サマリ:越後線最高!遂に田んぼに囲まれながらサイクリング
前日の飲みで寝坊したおかげでこの日はスタート地点の柏崎につくのが遅かったです。そもそも越後線戦に3時間弱乗るのが退屈でした。が、極めて退屈だったので、同じく退屈してそうなお姉さんとちょっとだけしゃべることができて楽しかったです。自転車で来ました!という話題から入るとナンパ成功しそうなのでぜひ悪用してみて下さい(笑)
この日は新潟市手前までずっと平坦な国道116号で、自転車進入禁止になってからは10kmほど市街地を漕ぐコース。
最初の60kmくらいは田んぼに囲まれながら漕ぎ続けました。途中で暑さにやられたりひざが痛くなったりしましたが、日が暮れ始める頃には燕市付近までいけました。
燕市から新潟市までは日が暮れてきたせいか田んぼの夜行性のコバエが飛び回っていてきつかったです。日が暮れてからは強い雨に見舞われてアンラッキーな気がしていましたが、むしろ雨上がりはコバエがとんでなくてラッキーでした。

13日目 新潟-村上(60km 4.25h 総上昇量500m)
サマリ:平坦とは思えない最凶の道。日本海側で一番つらかった。
前日夜にコインランドリーし忘れたので、11時半ごろ出発になってしまいました。この日は国道7号の脇道→国道113号→県道3号→345号というコースでした。
国道7号はどうも軽車両進入禁止だったので酷目の脇道を通り、国道113号を通っていく予定だったのですが、本当にクロスバイク殺しの道でした。国道7号の脇道はあくまで脇道なので仕方ないとして、国道113号は歩道がないのは当然として、路側帯狭すぎ、終始隆起してるため左右に転びやすい、交通量多いし大型トラックが多いという、非常に珍しい道でした。自転車乗りとしては平坦な道は最低限の速度を出したくなりますが、一度も速度を出せる状況は来ませんでした。通行予定の方はマネしないでください。
聖籠町-胎内の辺りで精神崩壊して県道3号に逃げましたが、そこも大して漕ぎやすい道ではなかったです。自転車旅をしていると進みやすい道もあれば進みにくい道もありますが、一日を通して進みにくいのは新鮮でした。
平坦な道をたった60kmしか漕いでないはずなのに、本当に疲れました。。

執筆中に弱虫ペダルのアニメにハマってしまい今更の投稿になりましたが、日本海編は以上です!村上より先の町は東北編にまとめます。


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