ラスボスからの挑戦状/正解?不正解?防災クイズ③(こども防災協会 鹿島 美織)
防災クイズ第3弾
前回のクイズは少し簡単すぎたでしょうか?
今回のクイズは少し難易度をあげていきましょう!
不正解を回避できるか!
今回のクイズはこちらになります。
船のクイズ
問題はこちらです。
船に乗っているとき、予期せぬ事故に見舞われてしまいました。
船では必ず船長の指示に従って非難するということが
乗務員のあいだでも決まっています。
自分で判断せずに、まずは船での警告音や放送を注意深く聞いてみましょう。
そんな「避難してください」の合図。
その警告音は何回ならされるでしょうか??
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
正解は・・・??
なかなか知らない船の警告音。
少し難しかったのではないでしょうか?
正解は
Cの「8回」です。
船内にいる人々に非難を促す警告音は
7回の警告音のあとに、長い1回の警告音が鳴ります。
※船によっては7回以上の警告音のあと1回長い警告音があると説明しているものもあります。
この警告音が鳴ったときは非難の合図。
自分の場所から避難場所へと即座に移動することが必要です。
船に乗るときの必要事項
船に乗る際は、必ず自分の席や場所の特定の避難場所の確認をしてください。
乗船時や乗船前に、必ず船内MAPを確認し、避難場所を確認することが大切です。
また、船には必ず人数分のライフジャケットを積んでいないといけないという義務があります。
ライフジャケットの場所も、船内に表示があるので、もしもの時に慌てないように確認しておくことが必要です。
所定の場所以外からライフジャケットを取ってしまうと、本来その場所でライフジャケットが必要な人の分がなくなり混乱を招きます。
自分のいるエリアのライフジャケットの場所を確認するようにしましょう。
事前にライフジャケットの着方の説明に目を通しておくことも大切ですね!
避難は必ずしも外に出るということではありません。
避難場所に集合したのち的確な指示があるまで動かないようにしましょう。
大きな船などではエレベーターがありますが、事故の影響で停電した場合エレベーターに閉じ込められる危険性があります。
船でおこる事故について
船で起こるのは転覆や座礁などの事故だけではありません。
船では火事も起こりえる事故です。
最近では海上自衛隊の掃海艇「うくしま」が福岡沖で火災を起こし、
今もなお隊員1名が行方不明の状態で、捜索が続けられています。
この火災はエンジンルームから発生したようで、火の手は最終的に船全体に広がってしまったようです。
クルーズ船でも火災による事故が起こります。
もちろん座礁や浸水、転覆なども怖い事故なのですが、
船は海上のため逃げ場が限られてきます。
原因によって安全に避難できる場所を船長や船員が確保していくため、自己判断で海に飛び込んだりすると、沈む船に巻き込まれて一緒に沈んでしまったり、二次災害に巻き込まれて命を落とす確率が高くなってしまう場合があります。
命を守るために、船に乗る際は
・避難場所や経路の確認
・ライフジャケットの場所や着方の確認
を忘れないようにしましょう!
また、2018年より小型船舶に乗船する場合には、船舶職員及び小型船舶操縦者法により、全ての乗船者にライフジャケットの着用が義務化されました。
ライフジャケットを着ているときの海中転落時の生存率は、非着用時に比べて約2倍になると言われているほど、ライフジャケットは命を守る大切なものです。
もしもの時に落ち着いて行動できるように、事前に確認という備えをしっかりしておきましょう!
まとめ
今回のクイズはいかがでしたか?
一般的には、あまり船に乗る機会は多くないのではないかと思うので、これは知らなかったかとも多いのではないでしょうか?
私たちも船のクイズを作成する際に得た知識で「そうなんだ!」と学ぶことができました。
船の安全については、調べれば調べるほどもっともっと知りたいなと思うほど、まだまだ知らないことがたくさんあります。
みなさんも船の安全について調べてみてください!
新しい発見があったらぜひ私たちにも教えてください☺
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