噴火・噴石について学ぼう!
どうくつたんけんだん:火山や噴火について学ぼう!
こども防災協会スタッフです。
本日12月17日薩摩半島西方沖を震源とする地震が起きたと速報が流れドキッとしました。
何度見ても地震速報には緊張が走るものです。
最近は以前にもまして地震・震災などが増えているように感じられ、防災について学ぶ機会もが増えてきているのではないかと思います。
そんな中、代表の鹿島(以下:ラスボス)とも話をしていく中で
火山や噴火をテーマにしたことはなかったのでは?ということで
先日キャンプで火山や噴火をテーマにした防災キャンプを行ってきました。
以前にもこちらでご紹介した「どうくつのたんていだん」と一緒におこなったアクティビティです。
どうくつの様子はこちらから
富士山について
今回の施設は富士市少年自然の家。富士山のそばの施設です。
富士山は言わずと知れた「活火山」の1つで、いつ噴火してもおかしくない山なのです。
実は富士山は、約300年ほど前の「宝永噴火」以来火山活動がないため、
休火山ではないかと言われていました。
しかし2003年に「火山噴火予知連絡会」によって、過去1万年以内に噴火した火山や、現在活発な噴火活動のある火山を
「活火山」だと再定義したことで、富士山も活火山に分類されるようになったのでした。
大まかに言うと、噴火したことのある火山は「活火山」だということのようです。
そんな富士山のふもと、富士市少年自然の家でラスボス指導のもと実施した
火山や噴火についてのアクティビティを、今回は少しご紹介していきたいと思います!
噴火ってなぁに?
“噴火”と調べると、火山からマグマや火山灰などが比較的急速に地表や水中に噴き出すことである。と出てきます。
マグマの性質によって規模や様式が異なるようですが、みなさんがテレビやほかの媒体でキット目にしたことのある、あの噴火です。
マグマが上昇し、溶岩や火山ガス、火山砕屑物となって地表に吹き出す・・・というあの噴火です。
火山砕屑物には噴石と呼ばれるものも含まれており、その名の通り石が噴き出すため、屋根を突き破ったり、人に当たると命を落としたりすることもあるほど危険なものです。
噴火は人間でいうと怒るという感じに近いのでは?とされることもあるようで、その怒り方にも2種類あり、①穏やかな噴火(怒り方)と②爆発的な噴火(怒り方)があります。
爆発的となると急に下からマグマが噴き上がってくるので、噴火口からふき出してくると共に、山の中に入っていた大小の石や不燃物が噴火とともに焼えて灰となり噴火口からでてくるのです。これが、噴火石や火山灰といわれています。
火山や噴火を実際に見てみよう!
言葉で伝えられてもなかなか分かりにくいので、キャンプでは山の模型を使って実験のようにしてみました。
山の模型は、紙粘土を山の形にし、中を空洞にしてみました。ここに クエン酸:1+重曹:1+絵の具赤少量(マグマをイメージするために着色)+水を加えると⋯シュワーといきよくよく噴きでてきます。(※イメージは、炭酸飲料水を振り蓋を開ける感じ)
ラスボスの手により、爆発的噴火を再現した画期的な?模型です。
実際の噴火時の威力はこの実験では出せない位の凄さや威力や迫力があるのはもちろんですが・・・うまく再現できたのではないかと思います。
噴石の実験では模型の噴火口の中に小さな玉を詰め、つながっているホースから息を吹きだしてみました。
すごい勢いで四方八方に飛び散り落ちてくる様子が再現され、目には見えないものの、灰も一緒に出ているように感じるほどでした。
こんなに小さな模型でも、いろんなものが広範囲に飛び散っていることが分かります。
これが実際の富士山の大きさだと思うと・・・本当に怖いです。
これを見たこどもたちからは
「え、こんなん落ちてきたらおうちに穴あいちゃう」
「石がマグマであつかったらどうなるんだろう」
「山の近くにいたらどうなるんだろう」
「山はいろいろな状態があるんだね」
などの言った声が上がり、実際に火山砕屑物が飛び散る様子を見たこどもたち。
小さな小さな模型でしたが、こどもたちの知識として知っている火山や噴火と
この模型が結びついたようで、火山の恐ろしさを知ることができたのではないかと思います。
今回参加してくれたこどもたちは、関東エリアのこどもたちばかりで富士山は身近にあるものだと思うのですが
実際にその危険が自宅の方まで来るかもしれないということを察し、
もしも噴火が起こった時はどのように対処するべきか考えるきっかけになったようです。
その後のクイズでも、火山や噴火のことに触れ、
もしもの時にはどこに逃げたらよいのか、どういった行動を取ればよいのか学ぶことができました。
噴火・噴石についてまとめ
ラスボスが試行錯誤した模型で再現された火山や噴火の様子に
こどもたちは興味津々で実験の様子を見守ってくれていました。
もしもの時には、こどもたち一人ひとりがいのちを守れる行動をしてくれることを祈っています。
そんな防災アクティビティが体験できる防災キャンプの詳細はこちらから!
お子様のご参加、防災キャンプについてはHPの「防災キャンプ」より
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ラスボス・鹿島とともに、お待ちしております!