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こども防災キャンプの「さわあそび」!川遊びの注意点も解説!
私たちこども防災協会は、季節に合わせたアクティビティを楽しみながら防災について学べる「こども防災キャンプ」を各地で開催しています。さまざまな遊びを通し、災害などの非常時に役立つ知識や判断力、行動力をトレーニングできる人気のイベントです。
その中でも、今回は「さわあそび」のアクティビティについてご紹介します。わたしたちが意識している川で遊ぶ時の注意点についても開設させていただきます。
「さわあそび」で学ぶ防災
この日のキャンプでは、約4kmにわたる沢登りを体験。滑りやすい場所や足を取られやすい場所に注意しながら、川の下流から上流に向かって慎重に足を運んでいきました。
キャンプではこの他にも、川でおぼれている人を見つけた時のレスキュー方法や、安全な水の浮かび方などを専門家がレクチャー。こどもたちは楽しみながらもサバイバルを体験し、川で遊ぶ時の注意点を実践的に学びました。
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川遊びの注意点①川底の足場の悪さ
暑くなるこれからの時期は、川やさわで遊ぶ機会も増えるでしょう。自然の中での川遊びは楽しいものですが、事故の危険が潜んでいることも忘れてはいけません。例えば、川の底は足場が悪く滑りやすいので要注意です。一度転んでしまうと、滑ってうまく立ち上がれずにおぼれたり、流されてしまったりする恐れがあります。
こうした事故は、意外なことに浅瀬でも多く発生しています。浅いからといって油断せず、滑りにくいシューズやライフジャケットを身につけるなどして、注意しながら遊ぶようにすることが大切です。
特に、脱げやすいビーチサンダルは避けます。
川遊びの注意点②水深の変化や障害物
川は場所によって深さが大きく変わります。例えば川がカーブしている場合、外側の流れの方が速く水深も深いです。
深くなっている場所に気づかず足を取られてしまうことのないよう、水の中に入る前にしっかりと水深を確認しましょう。
この他、水面からは見えづらい岩などにぶつかってケガをしたり、足を挟まれて動けなくなったりする危険もあります。川を泳ぐ時には十分に気をつけて楽しんでください。
川遊びの注意点③急な天候の変化
特に注意したいのが急な天候の変化です。遊んでいる場所では雨が降っていなくても、上流で降っていれば一気に増水する恐れがあります。
国交省のホームページでは、急な増水のサインを次のように説明しています。
・水が流れてくる方の空に黒い雲が見えたとき
・落ち葉や流木、ゴミが流れてきたとき
・雨が降り始めたとき
・雷が聞こえたとき
川遊びの注意点④低体温症
事故の他にも気をつけたいのが、低体温症です。川の水は海やプールに比べても温度が低いため、長時間入っているとどんどん体温が奪われていきます。低体温症は重症になると生死に関わる危険があります。体が震えたり、唇が紫色になったりするなどの変化があれば要注意。こまめに川から出て水をふきとり、体を温めましょう。
子どもたちも保護者の方々もしっかりと注意点を理解し、安全に川遊びを楽しんでくださいね!