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親が破産をして不安な子どもたちへ
最近、新型コロナウイルスによる影響で、色々な会社が倒産の危機にあるというニュースが流れています。
もし自分の親が破産をしてしまったら、自分にどのような影響があるのか、不安に感じているかもしれません。
この投稿では、そんなあなたが不安に感じていることにお答えします。
Q 今学校に通っているのですが、学校はやめなければいけないのでしょうか。進学に影響はありますか。
親が破産したからといって、学校を辞めさせられることはありません。また、進学先が、親が破産していることを理由に進学を取りやめにすることもありませんので、安心してください。
学費についても、公立であれば小中高の授業料はかかりませんし、私立でも高校の授業料は今年の4月から実質無料となっています。また文部科学省や日本学生支援機構が学費の支援を行っていますので、これも併せてご両親と相談してみてください。
「子どもの学び(学校分野)」 の記事で詳しく紹介してますので、こちらも参考にしてください。
Q 奨学金などは借りられなくなりますか。
親が破産をしたことで奨学金が借りられなくなることはありません。奨学金を借りる際、保証人が必要な場合があります。この点、破産をした本人は保証人になることはできませんが、お父さんかお母さんのどちらかのみが破産をした場合には、破産をしていない方は保証人になることができます。 また、親が保証人となれない場合であっても、親戚に保証人になってもらったり、機関保証を利用することもできます。
Q 今の家から引っ越して、他の学校に転校しないといけませんか。
たしかに、持ち家を処分する必要がある場合、安い家賃のマンションに引っ越す必要がある場合など、今住んでいる家から引っ越さなければならないこともあります。
ただし、引越しをしたからといって、今あなたが通っている学校から必ず転校しなければならないということはありません。
私立学校なら、あなたがどこに引っ越しても、あなたが通い続けられる距離であれば通うことができます。
また公立学校であっても、学区内に引っ越す場合はもちろん、学区外に引っ越す場合でも同じ学校に通い続けられる場合があります。
Q 家電、家具、服などもなくなってしまいますか?
破産をしても、生活に必要な家具、家電や服などは残しておくことができます。
Q 水道や電気はとまってしまいますか。
破産を理由に水道や電気を止めることは禁止されているので、破産をしたとしても、水道や電気は止まりません。携帯電話の契約が打ち切られることもありません。もちろん、使用料を支払う必要はあります。
Q 私が将来のために貯金しているお金があるのですが、これはなくなってしまいますか?
子どもであるあなたの名義のお金であれば、親の財産とは別ですので、なくなることはありません。
Q 就職先が親の破産を知った場合、仕事をクビになったり、内定を取り消されたりしますか?
親のこととあなた自身のことは全く別のことですので、親が破産したとしてもあなたの仕事がなくなったり、内定が取り消されたりすることはありません。
Q 親が破産をしてしまったら、家に怖い人が訪ねてきたりしますか?
そんなことはありません。
むしろ破産をすることにより、借金に苦しむ必要がなくなるため、一から再スタートを切ることができます。
あなたの持つ不安な気持ちを少しでも和らげることができたでしょうか。
親が破産をしても、あなたはこれからも普通に生活を送ることができますので、安心してください。
それでもやっぱり不安だと思うときは、私達へ相談してください。私たちのメールアドレスは、「kodomototsunagaru@gmail.com」です。あなたの不安な気持ちをお聞きします。