#11.「音楽」の入り口
私自身は、3歳からピアノ教室に通い始めた。これが音楽に触れるきっかけだった。今でも覚えている。保育園の隣のノブコ先生の教室の、グランドピアノに座り「これ弾ける?」と楽譜を見せられたときの、あの戸惑い。ドレミファソラシドも、音符も習っておらず、まるで他言語の世界にブッ込まれたようだった。もちろん、弾けない。あれはいま思えば、私の初めての「不可能」を知る、体験だった。
ということで、4歳の息子には、特に音楽教室に通わせることはしておらず、リズム体を中心に、音楽を楽しむ機会を日常に作っている。
例えば、バスドラのペダル。
私が大学時代、ギャルバンで使ってた愛用の品。バネの仕組みも物理的に解るし、一石二鳥!
ソファに当てて、キック音を出してみたりと、自分の意思が身体とモノを伝播して、音になる感覚を掴んでいるようだ。
加えて、このIoTデバイスを使うと、より体感がリアルになる。
バスドラペダルを踏みながら、GO:KEYSのデジタルキック音を同期させる。ドンドンドンドン!BluetoothでYouTubeと繋いで、「高橋幸宏氏」のドラムと同時演奏なんてしちゃったら…もう最高だね。
その他、アナログに、リコーダーと合奏したり。
海の男よろしく、ポータブル鉄琴を港に持ち込んで、船旅に出る方々のファンファーレにしたり。
とにかくまずは、音楽のグルーヴを掴むこと、身体と音を一体化させること、音楽がBGMや効果音になること…などなどを、実体験できてるといいかな。
生活の中の音楽、楽しくじっくり聴き分けて、かき鳴らしていこう。