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【代表理事の独り言】子ども・若者の「自ら育つ力」を信じて関わるという事
「子ども・若者の主体的な活動は大事!」
と言うと教育者や保護者の殆どの方が、「それはそうだ!」と言うと思う。
ただ、その背景で
『子ども・若者の「自ら育つ力」を信じているかどうか』
で、関わる大人の行動は全く変わってくる。
『子ども・若者の「自ら育つ力」を信じている』と、子ども・若者の主体的な活動は、あくまで「自ら育つ力」の発揮された結果の一つに過ぎない。
でも、子ども・若者の主体的な活動が目的になっていると、第三者から見て、主体的な活動に見える活動をどのようにつくるか・維持するか。に重きが置かれてしまう。
『子ども・若者の「自ら育つ力」を信じている』と、子ども達・若者の行動の結果だけでなく、そのプロセスに注目が向く。
でも、子ども・若者が主体的な活動をする事が目的になっていると、プロセスよりも、「子ども・若者が主体的な活動」に見える状態をどのように維持するかに注目が向く。
何か課題が出てきたときに、両者が同じ現象について話し合っても、かみ合っているようでどこかかみ合っていない感じになる。
『子ども・若者の「自ら育つ力」を信じている』と、子ども・若者一人ひとりの実態から「子ども・若者が主体的な活動」の本質的な解決策を見出そうとする。
でも、子ども・若者が主体的な活動をする事が目的になっていると、子ども・若者一人ひとりの実態は置いていかれ、何が本質的な課題か見出せず、解決策をひたすら講じていく事になる。
『子ども・若者の「自ら育つ力」を信じる』
と言うお話でした。私自身もまだまだ信じ切れていない時があるので、戒めも踏まえて書いてみました。