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読み聞かせプログラム 1年生 2.17


ふゆめがっしょうだん
冨成 忠夫、茂木 透=写真 長 新太=文
かがくのとも絵本  福音館書店
お化けの冬ごもり
川端 誠
BL出版
子どもに語る日本の昔話③
 稲田和子・筒井悦子 
こぐま社
ありこのおつかい
いしい ももこ さく なかがわ そうや え
福音館書店

プログラム
🕯 はなたれ小僧さま (熊本県) 日本の昔話③より
📚 お化けの冬ごもり
📚 ふゆめがっしょうだん
📚 ありこのおつかい

 毎月1回のこの時間も彼らたちに読めるのもこの日を含めて2回となりました。4月から比べると、おはなしをよく聞いて、よく読んでくれるようになりました。毎年この時期になると嬉しい半分、さみしい半分……。


読み聞かせの後は自由読書の時間


30分以上自由読書時間があります。

 『はなたれこぞう』 はじまる前はおしゃべりが残っていても、絵のないおはなしからはじめますと言って椅子に座ると、あっという間に静かに耳をすまします。
 はなたれこぞうにお願いすると、出るわでるわ、その様子に、へぇ、すごいじゃん、といいつつも、結末を聞いた後ではシーンとなっていました。

 『お化けの冬ごもり』では、どのお化けが出てくるのかが楽しそうです。えりまきか首かわからないろくろっ首に驚いていました(笑) 最後雪が積もりすぎてまっしろの時には、「雪ふりすぎ」と言った子も。

 『ふゆめがっしょうだん』 この木の落葉した後の跡だったり、冬芽だったり、その場所が顔に見える。面白い表情を持つ冬芽たちは、タイトル通り、まるで聞こえない合唱が聞こえてきそう。その合唱もわたしには笑い声の合唱に聞こえる。ワハハ、ワハハと春を喜んでいるかのよう。

 30人以上に読んでいるので、決してすごく近いわけではないのに、みんなどのページにも”顔”に気づいて驚いたり、不思議がったり。なかにはあるページで「太陽の塔だ!!!」と言った子も。

 今日読む最後の絵本は『ありこのおつかい』 わたしが大好きな絵本。口が・・・悪いのよねぇ(笑) と言うと、ちょっと予想とは違うことを話した子もいたけれど、みんななんだ?なんだ?ありこってだれだ?だれだ?
 お母さんにおつかいをたのまれたありこは、いいつけを守らず森で道草をくったせいで、ちょっとした間違いから、かまきりのきりおに食べられてしまいます。
 あやまったのに食べられてしまったありこは怒って、きりおにむかって、おなかの中からずっと「ばかあ!ばかあ!」を連発しています。お腹の中から聞こえる声の”ばかあ”が自分に言われたと勘違いしたむくどりのむくすけが怒り・・・。と、どんどん食べられてしまうお話。ですが、この結末がなんとも幸せだし、口は悪いけど、なんとも愛らしいんです。我が子たちも大好きでした。10分近くありますが、長さを感じさせないお話。子どもたちも次から次へとテンポ良く進む話に笑いが絶えません。おすすめの絵本です。

 今回も30分ほどのプログラム♪

 読んであげる機会もあと残すところ1回。なにを読んであげようかなあ。

 「ありこのおつかい」は別で詳しく紹介します。

  

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