銀川のホテルとミニ天安門。
春秋サブスクチャレンジの2回目は寧夏回族自治区の銀川。初日は水洞溝と西夏王陵、2日目はトングリ砂漠を訪れました。
これらの本筋ではなく、周辺の小ネタをいくつか。
西港航空酒店
今回の寧夏旅行は2泊3日。宿泊したのは市の中心部、興慶区にある西港航空酒店です。
西港航空酒店のかつての名は寧夏民航大厦。西部機場集団という中国西部の空港を管理する会社が運営する四星級のホテルです。
2泊で454元、1泊227元(約3,400円)は安宿の部類に入るかもしれません。
しかし、航空関係者が多数泊まるこのホテル。各地のホテルを熟知した客相手だけに、その居心地は必要十分です。
まず、この価格帯では珍しいウェルカムフルーツ。入室後、追加でスイカジュースも提供されました。
次に、枕元に置かれた耳せん。大通りに面してはいるもののそこまで騒音が気になる環境ではありませんが、あればあるで助かる心憎いしかけです。ぼくは使わず、そのまま飛行機用にかばんに忍ばせました。
また、ホテルの1階に地元料理のレストランがあり、そこからつくりたての料理を届けてくれるので、食事には困りません。ルームサービスだからと割高になるわけでもありません。航空関係者向けにお得なセットもあり。
初日の夜、せっかく西北に来たので、地元名産の羊料理を注文しました。
事前に調べていた寧夏の名物は手抓羊肉(ゆで羊)と羊雑砕(羊のもつ煮)ですが、羊そのものがあまり得意でないぼくは、最初から後者を選択肢から除外。手抓羊肉、それに無難な葱爆羊肉(羊のねぎ炒め)を注文しました。
たいていのお店で手抓羊肉は大皿のみで提供されるようですが、西港航空酒店のレストランでは1人分にしてくれました。
羊にあわせるのはこれまた寧夏名産のワイン。西夏王陵のそばには中国を代表するワインメーカーである張裕のワイナリーもあり、時間切れで訪れられなかったため、代わりにスーパーで調達してきました。メーカーも品種も多種多様で目移りしましたが、よくわからないのでラベル買い。ほかの中国ワインに比べ、現代的でおしゃれなデザインが多い印象です。
手抓羊肉、やはり羊は羊でした。不慣れなぼくには厳しく、数口でギブアップ。
代わりに葱爆羊肉をつまみながら赤ワインをいただきます。ワインは美味しい。が、なにぶん味がわかるオトコでないため、細かい論評はなしです。
ちなみに、朝のビュッフェのメニューも実に多彩。ヌードルバーは手打ちの牛肉麺で、ただただ大満足のホテルでした。
ミニ天安門
ホテルのすぐそばは南門広場。ここにそびえるのが銀川の誇る奇景、ミニ天安門こと南大門です。
本家は左から「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」なのに対し、こちらは「中華人民共和国万歳」「中国共産党万歳」とやや内向き。予算消化のために中央に媚を売ったのでしょうか。
南関清真大寺
同じくホテルの近所にあるのが南関清真大寺。寧夏回族自治区で最大級のモスクとのことで大いに期待していたのですが、残念ながら、新型コロナウイルスの影響で閉鎖中でした。なので、外からの写真のみ。
仕方ないので、近所にあった24時間営業のラーメン屋で適当に朝食を済ませ、寧夏旅行を終えました。