見出し画像

エクストリーム王将 in 中国、後編。

ということで、春秋吉祥サブスクチャレンジの第8弾は深センです。

前編はこちら。

AプランとBプラン

上海から広東省の深センまでは約1,300kmの距離があります。同じ上海から関空までのフライトもほぼ同じ距離なので、ある意味で一時帰国レベルの旅です。

航空券も人気路線だけに往復1,500元は下らないところ、サブスク期間中ゆえに往復100元の民航発展基金のみ。

そんな深セン日帰りのプラン、2種類つくりました。

ひとつは、早朝に出発し、深センの観光地をひとつふたつまわってから王将で食べるというAプラン。

Aプランは、中国版東武ワールドスクウェアこと世界の窓や、世界で4番目に高いビルである平安国際金融中心を楽しめ、かつ大阪王将の餃子も食べられるという欲張りプランです。

ただし、朝4時台には家を出なければならないので体力的につらく、また、早朝の移動はタクシー必須なのでそこそこの費用がかかるというデメリットがあります。航空券は往復100元しかかからないのに、下手をしたらそれと同額ぐらいのタクシー代がかかるというのはちょっともったいない。

もうひとつは、朝に出発し、王将で食べる以外は何もしないBプラン。

Bプランは、行きも帰りも地下鉄のみで移動できるので格安で済みます。難点は行って食べて帰るだけという虚しさですが、そこに虚しさを感じているかぎりはエクストリームはできません。

どうせやるなら、エクストリーム感がより高いBプランでしょう。こうしてエクストリーム王将 in 中国の計画が固まりました。

荷物は最小限

日帰りなので、荷物は最小限です。

絶対に必要なのはパスポートとスマホ。そして、いまはまだマスクも必需品です。

一方、逆に不要なのはお財布。中国はいまどきどこでもキャッシュレスで動けますし、ましてや目的地の深センはWeChat Payを抱えるTencentのお膝元。現金が必要となるシチュエーションが想像できません。

いざ、深センへ

朝の8時過ぎに家を出発。上海虹橋空港までは地下鉄で移動します。

10時25分に上海虹橋空港を発った春秋航空の飛行機は、定刻の13時よりやや前倒しで深セン宝安空港に到着しました。

近未来感あふれる深セン宝安空港。否が応でも期待が高まります。

画像13

画像14

深セン宝安空港から大阪王将までは、地下鉄11号線で乗換なしの5駅。地下鉄に乗っている時間もわずか20分、手荷物検査もなくストレスフリーです。

ついに大阪王将へ

手元の時計は14時をまわったところ。朝8時に出発してから既に6時間が経過しています。地下鉄11号線の後海駅から徒歩数分。保利文化広場をぐるっとまわり、ようやくたどりついたのがこちらでした。

画像1

まさかの閉店。

さすがにショック。

このまま帰るというのはありえない、でも、それはそれでネタになるかも。さまざまな思考が錯綜するなか、とりあえずは保利文化広場のまわりをとぼとぼと歩きます。

ぐるっと一周したところでようやく気づきました。来た方向から逆のわずか2軒先、あかりのついた大阪王将があることに。

画像2

すっかり安堵したところで空腹も限界。早速入ります。

大阪王将 海岸城店

天井が広い店内はどことなくスタイリッシュで、いかにもな町中華的ではありません。

画像4

画像5

でも、メニューは王将そのものです。

画像3

看板メニューの餃子は、1人前の6個で22元、12個で42元。日本の大阪王将の1人前が税込245円であるのと比較して、約340円という値段は約4割増。中国で食べる日式の餃子としては平均的なお値段です。

スタンダードな焼き餃子のほか、キムチを載せたキムチ餃子、ねぎだく餃子、たこ焼き風の道頓堀餃子がありました。メニューには水餃子もありますが、残念ながら販売中止。

画像11

遠路はるばるやってきたからにはたくさん食べたい。なので、ラーメンに餃子1人前、半チャーハンとキムチのセットに、ねぎだく餃子を追加で。

画像12

五目炒飯

まずやってきたのはチャーハン。

ミニサイズのはずですが、日本の並と同じか、むしろ大きいぐらい。王将のチャーハンは炊飯器で炊かれたしっとり系というイメージですが、ここのチャーハンはしっかり炒められてパラパラ。味はちゃんと日式でした。

画像8

とんこつラーメン

次はラーメン。

残念ながら、スープが中国でよくある業務用のそれ。麺もいまいちで、結局チャーシューだけいただきました。

画像9

餃子

そして、メインの餃子。

最後で日本で食べたのは2018年8月。約2年ぶりの再会です。

画像10

プレーンな焼き餃子はまさに王将そのものでした。一方、ねぎだく餃子は、たっぷりかけられた甘いマヨネーズにがっかり。

総括すると、王将で餃子を食べたという特別感を除いてしまえば、上海の日本料理店で食べる餃子と大きな差はありませんでした。でも、これは気分の問題。エクストリーム王将というミッションを達成した満足感は至高です。

そして帰宅

無事に家に帰るまでがエクストリーム王将。

行きと同様に地下鉄で空港まで向かい、深センを18時過ぎに発つ吉祥航空の飛行機で上海に戻ります。

画像7

18時15分に出発予定だったものの、その後深セン宝安空港で順番待ち。結局約1時間遅れで離陸し、定刻の20時25分より30分以上遅い21時過ぎに到着しました。そこから家まで地下鉄に乗り、家に着いたのは22時過ぎ。

朝の8時から夜の22時まで、要した時間は約14時間でした。

費用は、片道で上海の地下鉄が4元、航空券が50元、深センの地下鉄が6元の計60元、往復で120元。大阪王将で食べたのが、1人セット69元とねぎだく餃子28元、それに2元の「茶位費」の計99元。

〆て219元、約3,400円の日帰り旅行。サブスクチャレンジならではの楽しい一日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?