三亜で束の間のリゾート気分。
春秋吉祥サブスクチャレンジ、第11弾は海南省の三亜です。
中国のハワイと称される三亜。一方で、海がそれほどきれいではない、海鮮が高い割にそれほど美味しくない、などなど、まわりから芳しくない評価を耳にしていたのでずっと足が遠のいていました。そんな三亜、せっかくのサブスクチャレンジの機会なので訪れてみます。
さすがに中国のハワイだけあって、フライトは人気。いつものエアバスA320ではなく、長距離型でちょっと大きめのボーイング787-9です。上海から三亜へのフライトは特にサブスクの訪問先としての人気は非常に高いようで、相当前から予約しなければ席は確保できません。
でも、いざ当日搭乗してみると、空席がちらほら。搭乗率は7割から8割といったところでしょうか。中国のハワイもシーズンオフには勝てないのか。
今回のフライトは春秋航空ではなく吉祥航空なので、かんたんな機内サービスがあります。CAさんが押す飲みもののカートの張り紙に「ビール」と書いてあったのを目ざとく発見したぼくは、チャーハンのソーセージとお漬物をつまみにして朝から飲む。
三亜鳳凰空港にて。空港を出るには健康コードの提示が必要ですが、全国どの地域の健康コードでもOKとのこと。コロナ禍から半年以上経ち、ようやく健康コードの共通化が進んできたようです。
三亜湾
今回の三亜旅行。観光は一切せず、ひたすら海辺でのんびりすると決めていました。空港をあとにすると、一目散でホテル代わりの民泊へ。
今回過ごす三亜湾のサービスアパート。
オーシャンビューの小綺麗な部屋です。これで1泊300元強。
ただし、三亜湾から目をちょっと横に向けるとこの風景。周囲はまだまだ再開発の途中でした。
中央の扇形の建物が鳳凰島から眺めたサービスアパートです。
ホテルでのんびりくつろぎ、夕暮れどきには三亜湾の砂浜をぶらぶら。せわしなく観光するだけでなく、こうして過ごすのも悪くないものです。
海南鶏飯
さて、お腹も減ってきたので、近所を散策。
海南島といえば海南鶏飯でしょう。実は海南島発祥ではないという噂がありながらも、たくさんの海南鶏飯、または文昌鶏飯のお店があるので、名物として推しているのは確か。
ショッピングモールのなかに入っていたお店で海南鶏飯をいただきました。
朝ラン in 三亜
海辺でのんびりする以外のもうひとつの楽しみが朝ランです。2日目の朝、三亜湾から大東海に向けてスタート。
しばらくは味気ない風景ばかりでしたが、大東海に近づくにつれて景色はハワイっぽくなってきました。
夜は観光客であふれる大東海の屋台街も、朝は人がまばら。横に海辺を望みながら、のんびり10kmほど走ってきました。
海鮮市場
せっかく海南島に来たので、海鮮もいただいてきました。
三亜の台所こと第一市場。その場で海鮮を調理してくれるお店がずらっと軒を連ねています。適当に入ったお店で、貝、かき、うにを注文。ちなみに、海鮮のお店でぼくが選ぶのはいつもこのラインナップ。そろそろレパートリーを増やすべきかもしれません。
貝は定番のピリ辛炒め。
かきはこれまた定番のにんにく蒸し。この調理方法、中国ではド定番にもかかわらず、日本ではほとんど見かけませんが、どう訳すのでしょうか。
うには、なんと茶碗蒸しになってしまいました。生で食べたかったのに。
三亜国際免税城
三亜には数少ない離島免税店があり、年間10万元までは免税でショッピングを楽しめます。海外から輸入したお酒が安いという噂を聞き、三亜湾から遠く離れた海棠湾の三亜国際免税城まで行ってきました。
三亜湾から片道25元、2階建ての観光バスに揺られて、約1時間半。人気の観光スポットのはずですが、バスの車内はぼくひとりだけでした。
三亜国際免税城はとにかく広大。大混雑とまではいきませんが、免税のショッピングを楽しむ観光客でごったがえしていました。たくさん買うので、バスではなく自家用車やレンタカーで来るのでしょう。
しかし、残念ながらお目当てのお酒は大ハズレ。淘宝で買ったほうが安いものがほとんどで、結局買ったのは海南島名物の黄唐辛子のみ。これも本当はネットショッピングのほうが安いのですが、何も買わないのも癪なので。
ただ、ファッションのブランド品は充実しているので、お値段が高いか安いかはわかりませんが、ショッピングそのものが好きならきっと丸一日楽しめるでしょう。
たまにはこんな薄味の旅行も悪くない。免税店の帰り、大東海のバーストリートでカクテルを飲みながら、秋口の三亜旅行を締めくくりました。