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春秋吉祥サブスクチャレンジ

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2020年8月1日から2021年1月20日まで、春秋航空と吉祥航空の乗り放題でどこまで多くの地を踏めるかにチャレンジしています。 8/1-8/2 洛陽 8/14-8/16 銀川…
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2020年8月の記事一覧

銀川のホテルとミニ天安門。

春秋サブスクチャレンジの2回目は寧夏回族自治区の銀川。初日は水洞溝と西夏王陵、2日目はトングリ砂漠を訪れました。 これらの本筋ではなく、周辺の小ネタをいくつか。 西港航空酒店今回の寧夏旅行は2泊3日。宿泊したのは市の中心部、興慶区にある西港航空酒店です。 西港航空酒店のかつての名は寧夏民航大厦。西部機場集団という中国西部の空港を管理する会社が運営する四星級のホテルです。 2泊で454元、1泊227元(約3,400円)は安宿の部類に入るかもしれません。 しかし、航空関係

銀川から中衛のトングリ砂漠へ。

寧夏1日目は、旧石器時代と西夏時代の遺跡をめぐりました。 寧夏2日目は、銀川市から約150km離れた中衛市にある砂漠ツアーに参加します。 朝8時前に銀川市内を出発し、内モンゴル自治区を経て再度寧夏回族自治区の中衛市まで片道3時間の旅程です。山を越えて砂漠につながる道。よくあるおんぼろバス移動だとさぞかし苦痛だろうと、若干奮発して8人乗りベンツのゆったりプランにしました。 しかし、とんでもない悪路を想像していたものの、むしろ正反対でした。 ハイライトはX751と呼ばれる

銀川の水洞溝と西夏王陵。

春秋サブスクチャレンジの2回目は、寧夏回族自治区の省都(省会)である銀川です。 朝の7時に上海虹橋空港を出発する便。自然、家を出るのは早朝の5時前ですが、日本人エリアからそう離れていない上海虹橋空港はとにかく利便性がいい。ドアツードアで30分もかからず到着します。 上海虹橋空港の第1ターミナルは国内線と国際線があり、うち国内線のほぼすべてを春秋航空が占めています。なので、チェックインカウンターも巨大で手続に時間がかからず、建物も新しいので快適です。 この日の銀川行きはガ

吉祥サブスクチャレンジャー向け、吉祥航空国内線上海路線一覧。

春秋サブスク同様、吉祥航空の上海発着の国内線路線を整理しました。 太字は春秋航空にない路線です。どちらかが沿海部に強い、内陸部に強いなどの特徴があるかと想像していたのですが、そこまで大きな差は見られませんでした。全省踏破という視点からは、春秋航空にはなかった青海省への路線があるのが高ポイントです。 北京市北京大興空港 天津市天津浜海空港 河北省なし 山西省太原武宿空港 臨汾喬李空港 長治王村空港 内モンゴル自治区フルンボイル・ハイラル空港 赤峰玉龍空港 バヤンノー

吉祥航空の暢飛カードで春秋&吉祥サブスク二刀流。

2020年7月下旬、ぼくは春秋航空の乗り放題プランである「想飛就飛」を購入し、既に河南省の洛陽と寧夏回族自治区の銀川を訪れました。 さて、他社に遅れること約1ヶ月、春秋航空と同じく上海を拠点とする吉祥航空がついに乗り放題に参入してきました。2020年8月18日から発売された、その名も「吉祥畅飞卡(暢飛カード)」(以下、「吉祥サブスク」)です。 先んじている春秋航空の「想飛就飛」(以下、「春秋サブスク」)と比較してみます。 価格春秋サブスクの価格は3段階。受託手荷物なしが

春秋サブスクチャレンジャー向け、春秋航空国内線上海路線一覧。

春秋サブスクチャレンジ、果たして行けるところはどれだけあるのか。 その可能性を探るため、2020年8月時点で上海を発着する春秋航空の国内線の路線一覧をつくってみました。すべての春秋サブスクチャレンジャーに捧げる暫定保存版。自分のためのリストという前提ですが、もし日本人のチャレンジャーがどなたかおられたらぜひご活用ください。 なお、例えば、上海から高鉄に乗れば1時間で到着する浙江省の杭州は、春秋航空だけを使うと広東省の潮汕を経て半日近くの長旅になりますが、そうした非現実的な

寧夏を予習する。

春秋サブスクチャレンジ第2弾、この週末は寧夏回族自治区の銀川を旅行します。でも、正直、寧夏の予備知識はほぼゼロ。せっかくの寧夏旅行を思いっきり楽しむため、この場を借りて寧夏をほんのちょっとだけ予習します。 寧夏回族自治区寧夏回族自治区は、中国に5つある自治区のうちのひとつです。残りはチベット自治区、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、広西チワン族自治区。それぞれに独自色が強い自治区のなか、中国の西北に位置する寧夏回族自治区は、面積も小さく、端的に地味と称されがちな地域では

洛陽の関林と洛陽老街。

土曜日の朝に洛陽に到着し、一直線に向かった龍門石窟をひととおり見学。龍門石窟を出たところにある食堂で一息ついているあいだに雨足がやや強くなってきました。 しかし、なにぶん1泊2日の弾丸旅行。のんびり雨宿りをして過ごす余裕もないので、タクシーを探し、次の目的地の関林に向かいます。 関林三国志の英雄で、武神でもあり財神でもある関羽を祀る関廟は世界各地にありますが、洛陽の関林は世界三大関廟とも称されます。 門をくぐると、関羽の代名詞、赤兎馬と青龍円月刀が出迎えてくれます。

洛陽の龍門石窟。

ぼくの春秋サブスクチャレンジは、上海浦東空港を洛陽に向けて朝7時50分に発つフライトで幕を開けました。 浦東の国内線ターミナルは安全検査でしばしば混雑するため、離陸の2時間前には空港に到着しているのが望ましいでしょう。となると、朝6時前には到着しておきたい。自然、交通手段はタクシー一択。春秋航空は朝一番や深夜着のフライトが多く、貧乏旅行のつもりがかえって高くついてしまうというのは春秋あるあるです。 河南省の洛陽は、後漢、曹魏、西晋、北魏、隋、後唐が都とした古都です。少林サ

春秋サブスクチャレンジ。

ぼくはいま、春秋航空の乗り放題プラン、「想飛就飛」に参加しています。 2020年7月、中国東方航空の週末乗り放題プランである「周末随心飛」を皮切りに、中国南方航空、深セン航空など、各社が同じようなサブスクリプション型の商品を争うように発売しました。海外旅行が絶望的な状況のなか、国内を自由に飛びまわれるこれらの商品は非常に魅力的で、いずれも購入希望者が殺到したようです。 しかし、これらはいずれも外国人の購入は事実上不可。ただ指をくわえて眺めるばかりでした。 そんなところにあ