一流の時間の使い方とは
ついつい無駄な時間を過ごしてしまう。
やりたいこと・やらなきゃいけないことが沢山あるのに時間がない。
一方で無駄な時間を多く費やし、一日の終わりに後悔の念に駆られる。
良い時間の使い方とはなんだろうか。
私は、中の中レベルの公立の高校に進んだ。
中学校の時にオール3という学生が集まったような学校である。
高3のある時。
世界史の授業中にある公立トップ校・K高の話になり、先生が熱を込めてこんな発言をしたのをよく覚えている。
私たちより2ランクも3ランクも上の、雲の上にいるような人たち。
頭のつくりは私たちとそんなに変わらない?
時間の使い方が違う?
どういうことだろう。よくわからないまま授業は進んだ。
その後私は大学入試に失敗し、浪人。
予備校での新学期が始まって早々、たまたま隣の席にいたK高だった子から「英語のノートを貸して」声をかけられたことをきっかけに、そのK高卒のグループに入れてもらえることになった。
昼食の時や廊下での息抜きの談笑、自習室での目くばせなど、ティーンエージャーらしく彼女らとの時間を楽しんだ。
夏期講習も終わり、秋本番。
いよいよ受験勉強も大詰めとなったある日の午後、自習時間。
「ねぇねぇ明日香、今からカラオケ行こうよ!!」
え??受験生なのにカラオケ?
「でも、、、、夕方英語の授業あるじゃん」
困惑する私に「大丈夫大丈夫、1時間だけだし。行こうよ!」
半ば強引に予備校近くのカラオケに連れて行かれた。
きっかり1時間。
みんなで流行りの曲を大合唱した。
そして急いで予備校に戻り、英語の授業に滑り込んだ。
カラオケに行った結果はどうだったか。
大きな声で歌って、笑ってはしゃいでスッキリ。
その後の授業も集中して取り組事ができた。
その時に世界史の先生が言った言葉を思い出した。
「あいつらは時間の使い方が違う」そうか。こういうことなのか。
受験生だからカラオケには行ってはいけない。
そういう固定観念に引きずられ、でもストレスを抱えたまま生産性の悪い活動(勉強)を続けていた。
でも彼らは違う。メリハリのある行動をしている。
やる時はやる。時間を区切って遊ぶときは最大限遊ぶ。
それが彼らの成功の秘訣なんだろう。
当時は無かったスマートフォンというものを我々は手にした。
時間泥棒はいつでも私たちに襲い掛かってくる。
今こそ、彼女たちの時間の使い方に学ぶべきなんだろう。
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