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ポジウィル アラフォー転職活動体験談③~ありたい自分になるまで~

POSIWILL CAREERを利用したアラフォーの転職記・最終回です。
今までのエピソードはこちら。


■転職活動後期

~ここから、一気に回りだす~

①職務経歴書を書き直す

転職活動を始めた頃から自分の職務経歴書は気に食わなかった。
自分自身の事をきちんと表現できていると思っていなかった。それは自分の人柄もだし、自分が行ってきたことに対してもだ。
だがそれをどのように改善していいかもわからなく、モヤモヤを残したまま放置をしていた。
転職活動を再開するにあたり、職務経歴書を書き直そうと決心した。
サボリ魔なので家にいるとついダラダラしてしまう。そこでコワーキングスペースに赴き、挑戦することに。
それがよかった。没頭できる。全てを遮断し、がっぷり自分と向き合ることができる。ゾーンに入った。

アラフォーの自分を受け入れることで企業が心配になることは何だろうか?
ふとそんな疑問が頭をよぎった。
「この人、新しい環境でもやれるかなぁ?」ではないだろうか。
1か月程前、新興企業のエージェントとの面談でも言われた。15年以上1社でしか働いていないというのも懸念材料になる、と。
つまり新たな環境に順応できるだろうか、今までのやり方を捨て新しいことを学び吸収できるかどうか、そんなことを企業は不安視するのではないだろうか。
たしかに私は1社でしか働いたことがない。しかし社内転職と言えるくらい、全く畑違いの部署に2回異動した。その時私はどう行動したか。
新しい部署の勉強を自主的に行った。
そこで、職務経歴書には以下の内容を盛り込むことにした。

  • 新しい環境でも持ち前の向学心をもって専門知識の習得に励んできた

  • 新部署でも業務改善を行ってきた

年齢を重ねていても新しい環境でやっていけます!!私から企業へのメッセージにした。
今までは「どうしたら自分をよく見せられるのか」と自己中心的な考えからのみ、業務の棚おろしや経歴書の記載を試みていた。
そこから考え方を変え、採用側の視点に立つことができた。そこが転職成功のキーポイントの一つだと思う。

しかし、この内容を書くこともすごく悩んだ。
お勉強ばっかりできてもしょうがない、そんな奴はいらない。そう企業から思われたらどうしようと不安になった。
今までの会社において役員はそのような考えを持っていた。勉強ができる奴は仕事ができない、研修や自己啓発は意味がないとよく発信していた。
だから学ばない、成長しないという中高年もうじゃうじゃいた。そんな環境が心底嫌だった。
一方、永井さんからPOSIWILLの社風を聞いてうらやましく思った。プロフェッショナルになるべく社員みんなが学び続けていること、また学びを共有しお互いの成長を支えているということ。
そんな会社で働いてみたいと何度も思った。
もし私の経歴書を見て「ガリ勉君はいらない」と落とされたなら、それは価値観が合わなかったということ。むしろこっちが企業をふるいにかけられるのでラッキーということにしようと考えた。

②乗り越えた修羅場を経験値として昇華

自己受容ができていなかったので、自分の中には誇れるスキルは何もないと考えていた一方、今まで頑張ってきたことを社内で認められていないという不満も強くあった。
カスタマーサポートとして最前線に立って消費者対応を行い、またコールセンターでは扱えなくなった難しい顧客の電話対応も行ってきた。
こんなに身を削って頑張って仕事をしているのに、どうして評価されないんだろう。負の感情がぐるぐると頭をめぐる日々。
職務経歴書をコワーキングスペースで書いていた際、色々と考えた。
「私、本当に色々な修羅場をくぐりぬけてきたよな」
「大変だったよな。苦しい思いもたくさんしたな」
「でもそれらがあったからこそ、自分はこんなにも強くたくましくなったんだよな」
「修羅場を経験したくてもできない人もたくさんいる。でも自分は困難に真正面から向き合う機会得ることができた」
「そしてたくさんの人が困難な時に手を差し伸べてくれた」
心から感謝の気持ちが溢れ、視界が一気に開けた。
青空とまぶしい太陽が見えた。
人から良い言葉をかけられないから、評価されていないから自信・実感が無いという状態から、自分が行ってきたことを経験値として受け入れることができた。
今まで自分を受け入れることができなかったのが、なぜ急にできたのか?
「時」がきたのだ。
POSIWILL CAREERを始めてちょうどこの時、1年ちょっと。もがいてもがいて苦しみながら、自分と向き合ってきた。そしてついに自己を受け入れる土壌が整った。
作業環境を変えたのもよかったのだろう。
コワーキングスペースで誰にも邪魔されない、気が散らない環境。
それが自分には合っていると学んだ。だからこの記事もコワーキングスペースで書いている。
(転職活動をしていた場所で体験談を書くのはとても感慨深い)

③相性のいいエージェントとの出会い

これは本当にラッキーだった。
先にも述べたが転職エージェントサービスとつながらなく、ご多分に漏れず業界最大手の某エージェントも、WEBからのエントリー段階で断られるという状況が続いていた。
ある日突然、壁を突破し面談日選択画面が出た。
やった!!ようやく土俵に上がれる。そう思い面談に挑んだ。
・なぜ転職をしたいのか。
・何が叶ったらその転職は成功と言えるのか。
大きな質問は上記の2点であった。
その他、今までやってきた業務内容、やりがい・達成感のあった仕事など一通り聞かれた後、今後紹介する職種についての話しへ。
他のエージェント同様、カスタマーサービス・営業事務・インサイドセールス・カスタマーサクセスが挙がる。
すでに自己分析をしていた通り、ストレスに耐性が低いから数字やノルマがあるカスタマーサクセス等には応募しないという旨を伝えたところ、このような言葉が返ってきた。

先程から話を聞いていると、誰かの役に立ちたいということが仕事のモチベーションになっているんですよね。
自分主体に考えている人はノルマがあっても苦にならないし、むしろそれが励みになったりする。でも誰かの役に立ちたいと思っている明日香さんにとってはやりがいを感じないんだと思います。

目から鱗の指摘だった。
自分がストレスに弱くてダメな奴だから、営業はできないと思っていた。
しかしそうではない。そういうのは優劣ではなく、自分の特性をどう活かして働くかということ。これが「どうありたいか」ということなのか。

その他にも、
・これが叶えられたらこの転職は成功と言えること
・自分のどんな経験が活かせるのか
その根拠を探すために求人票や企業HPを見るということを教えてくれた。
漠然と求人票を眺めていた自分にとってはとても良いアドバイスだった。

ついに面接へ!

いくつか求人を紹介してもらい、そこから1社面接へ選考が進むことに。
採用側で面接官という立場にもなった永井さんにチャットでアドバイスを求めたところ、以下のような返信が返ってきた。
面接官と応募者は対等であり、見られすぎている認識があると「うまく見せないといけない」と空回りしてしまうことがある、と。
とてもシンプルなアドバイスだが、浮足立った私を落ち着かれせてくれた。
おかげで今回の面接においては、わからないことはわからないと正直に答えることができた。
例えば、ある業務の数値を聞かれた。
当時、私は新入社員だったので実績を開示される立場ではなかった。でも体感的にはこれくらいだったと思うと回答。
それに対し面接官は「それはしょうがないことですね」という感じで、感覚論に絞った質問をしてきた。
永井さんからのアドバイスがなかったら、いくつですと言い切っていただろう。そしてその後の質疑応答のなかできっと齟齬が生じてしまったと思う。

■内定。そして「どうありたいか」の実現へ

緊張はしていたが、三次面接まで素直に質問に答えることができた。
そしてついに内定をいただくことができた。

入社後、上司との1on1で面接のフィードバックを求めたところ、この子は嘘をついていないな、と思ったと返答が返ってきた。
これはきちんと自分の受容ができ、つらかった経験も昇華できた賜物だと思った。面接ではたどたどしく、とてもスムーズな受け答えとはいえないものだった。でもきっと自分の言葉で話せていてそれが伝わったんだと思う。

そして部署にはベテランさんが多い中、この子ならやっていけると感じたそう。たしかに末っ子キャラで今もやっている。(この歳になっても!)
それを言われた時はそんなことも採用の決め手になるのかと正直驚いた。
たしかに受け入れる側としては、チームに馴染む人を入れたいと思うのは至極まっとうなこと。
今までは落とされる度に自分の力が認められなかった、自分はどこからも必要とされていないという気持ちになり、とてもつらかった。
しかし必ずしもそうではない。本当に色んなタイミングや相性が合ってからこそ。
今もし選考が進まないと悩んでいる方がいたら、受けた企業はたまたま相手が求める人ではなかった、あなたの良いところを引き出せる環境ではないと思われたのかもしれない。決してあなたの能力が低いわけではない。

この会社で働き始めて4か月。
どうありたいかということを体現できていると感じている。

  • トレーニングが充実した会社に入社できた
    自己の能力開発に重きを置き、そのためにもバックアップ体制が非常にと整った会社に入社することができた。
    これは自己の成長を求める自分にとってはぴったりの環境であった。

  • 正直さやチームワークを求める企業文化の会社に入社できた
    私は自分にも他人にも真面目さや正直さを求める。
    そしてこの会社も正直さや誠実さを求める文化がある。
    面接の際、「社会人なんてハッタリかましてナンボや」という文化ではなく、わからないことを正直にわからないと答えられる企業体質も私には合っていたんだと思う。
    また、パワハラやお互いを非難し合う雰囲気に辟易としていた前職。そこから穏やかな人たちが集まる社風がとても心地よく、自分らしくパフォーマンスを発揮することができている。

  • 直接お客様と接しない部署への配属となった
    カスタマーサポート職だが直接お客様とはやりとりはせず、裏方で上がってきたクレームの処理や営業のサポートをする業務になった。
    お客様とのやりとりで非常にストレスを抱えていたが、そこから解放されたというのは心身ともに負担が軽減された。

  • 外資系の企業に就職できた
    現在のポジションでは、日本の市場で、日本人顧客を相手に、日本語話者と共に仕事をしているので、英語を使う業務はほとんどない。
    でも求めれば英語を用いた仕事も可能である。
    現在、スキルアップのため英語の学び直しを行っている最中だ。

カスタマーサクセスの本を読んだり、TOEICを受験してみたり、英語の経歴書を書いてみたり。今振り返ってみるとずいぶん場当たり的な行動をしていたということ。
しかしながら色々行動してみたからこそ、最終的には全てがつながったんだということを実感する。

■最後に

POSIWILL CAREERの無料カウンセリングを申し込みしてから1年7か月。
人生がこんなにも変わるとは思ってもいなかった。
怖くて怖くて一歩も前に進めない日々。そしてそれに嫌悪感を抱く日々。
扉を開けてみないと扉の向こうに何があるかわからない。
永井さんのそんな言葉に支えられながら少しずつ歩みを進められた。

今回は「転職活動」という切り口で体験談を書いたが、今後は「心の成長」という切り口でこのPOSIWILL CAREERの経験を書いていきたい。

自分が変われば世界は変わる。

<受講期間>2021年12月~2023年4月

◎お世話になったPOSIWILL CAREER
 「どう生きたいか?でキャリアをきめる」


◎そして本当にお世話になったトレーナの永井さん。

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