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『進撃の「ガチ中華」』に掲載の薩斐蘭州牛肉麺を食べてきました。
このたび4/30に発売された『進撃の「ガチ中華」 中国を超えた? 激ウマ中華料理店・探訪記』(著:近藤 大介)に触発され、人生初のガチ中華へ行ってきました。その様子をレポートいたします。
『進撃の「ガチ中華」』では、中国を知り尽くす著者が東京で出会った「ガチ中華」(ガチンコ中華料理店)の名店の数々が紹介されています。
とはいえ、いきなり激辛やスパイシーな料理にチャレンジするのは気が引けてしまいます。また今回は一人で行くことを考慮して選んだのがこちらのお店。書籍内では「これぞ! ラーメンの元祖」と紹介されている、薩斐蘭州牛肉麺さんです。
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地図はこちら。池袋西口にあったマルイの近く。
店内はすべてテーブル席。綺麗で明るい雰囲気で一人でも入りやすい。若い女性のお客さんが多いのもうなずけます。みなさん中国語で会話しているのも、小旅行に来た気分を味わえていい。
そういえば著者も、中国人女性客が多い店は「当たり」と本の中で書いていたことを思いだしました。なぜなら中国では一般に、女性の方が男性より味覚が優れているからだとか。ますます期待が高まります。
昼休み中に異国情緒を味わいながらいよいよ注文。麺は平麺と迷いつつもスタンダードな細麺をチョイス。注文時にはパクチーやラー油を入れるかも聞かれます。
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来ました!
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はじめて食べるのに懐かしい味がするのはなぜでしょうか。牛骨のだしのスープと、厨房で作られたコシの強い手打ち麺がよく絡み合います。
本書で紹介されていたように、麺はしっとり、かつ、もっちり。パクチーやラー油も食欲をそそる。煮込まれた大根の薄切りは蘭州ならでは? (小)を注文しましたが、(大)でもよかったかも。蘭州牛肉麺、オススメです。
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蘭州牛肉麺は、中国清朝末期に始まり、百年余りの歴史があるそうです。蘭州があるのは中国西部地方。蘭州牛肉麺は豚肉を用いないことから、イスラム教を信仰する回族系住民を中心に普及し、現在では中国全土で蘭州牛肉麺のお店を見ることができるそうです。
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町中華とガチ中華、一文字の違いで世界は変わります。たまには町中華を飛び出してガチ中華もいいなと思いました。
グルメのみならず、食文化から民族的考察まで書き連ねた『進撃の「ガチ中華」 中国を超えた? 激ウマ中華料理店・探訪記』では、中国・各地域の「おふくろの味」が食べられるお店が掲載されています。きっと行ってみたくなるお店が見つかるでしょう。
みなさんも『進撃の「ガチ中華」』を片手にガチ中華めぐりはいかがでしょうか。私も近いうちに、また別のお店を訪問したいと思います。