【難易度3】ヒルに怯えながら挑んだ白蛇伝説の残る田代滝
千葉県は夷隅郡大多喜町にある田代滝。
とても美しい滝です。
ただし、全然歓迎されておりません。笑
うっかり通り過ぎてしまう程度の看板に舗装されていない野生的な道。
当然駐車場も無ければ、遊歩道もありません。
でも美しさと神秘性は抜群の田代滝をご案内したいと思います。
田代滝の機織姫
腕の良いきこりの与作が田代滝で木を伐っていると斧を滝壺に落としてしまいます。
滝壺に飛び込み斧を探すと目の前に機織をする美しい娘が。斧は機織のすぐ近くに落ちています。
「私のことを誰にも言わなければ斧を返します。」
と言う娘に、誰にも言わないことを約束すると斧の他に魚や反物をくれた娘。
しかし家に帰ると反物は川藻、魚は笹の葉でした。
翌日もその翌日もすっかり魅入られ毎日娘に逢いに行く与作。
段々とげっそりしてきた与作に死相をみた和尚は……
こんな伝説の残る滝です。
確かに滝の美しさは素晴らしい!
与作が魅せられたのもよくわかります。
ヒル・パーティ⁇
田代滝は調べてみてもあまり情報がありません。
秘境ハンターの方のブログを参考に。
そこにはヒルが出るから対策が必要と書いてあるではありませんか。。。
ヒル…
怖い…
今回はパートナーと一緒でした。
彼は登山が趣味だけど、ヒルが出る山には行ったことがないとのこと。
ヒルのイメージといえば
ナメクジみたいにデロっとしていて
皮膚に張り付いて吸血してきて
無理に剥がすと皮膚も剥がれる…
怖い…
でもこんなに美しい滝行ってみたい!
というわけでヒル対策のためにホームセンターへ。
農作業コーナーで長靴の上に履くカバーとか、ヒルが嫌いらしいシーブリーズなどなど購入。
ヒル被害0を目指して万全の対策で臨む。
いざ田代滝へ
冒頭にも書きましたが田代滝はわかりやすいとは決して言えません。
滝の美しさは五つ星モノですが、観光地化はされていません。
でも車を停車して2〜3分歩けば滝を見ることができます。
道路沿にわかりにくい看板が立っていて(一回通り過ぎた)
舗装がされていない…というかたまに田代滝に行く車しか通らない、
その車たちが作った轍くらいの道を進み、
ちょっとだけ広くなっている所に車を停めます。
と言うかその先は進めません。笑
帰りにもしもう一台来たらもう終わるね…
ということでUターンした状態で停めました。
Uターンも一回じゃできない。笑
でもとりあえず到着!
完璧なスタイル
早い話はこの姿。笑
車を停めてこの姿になるように靴を履き替え、
カバーを付け、
シーブリーズを塗りたくり車を離れます。
車を停めたところから滝が見られる場所はすぐ。
そこまでは一応運動靴で行けます。
ただ、そこからはほぼ川。
ゆっくりじっくり堪能したければ川を進まなければ行けないのです。
ヒル対策もだし、川に入れるために私はガチの長靴なのでした。
でも本当に滝は素晴らしくて。
私たちは10月の終わりの午前中に行ったのですが、陽は当たらず。
でも神秘的な濃い緑と水量豊富な滝。
素晴らしく心洗われる場所でした。
ヒルの被害は?
さぁ、問題のヒルの被害は?
とりあえず体感的にはどこも痛くないし、見た目的にも何もついてなさそう。
でも総じて吸血してくる忌々しい虫たちは痛みなく攻撃してくる物なので、心臓バクバクで内側をチェックしていく。
長靴の中、靴下の中、コートの裏…。
もうほんと怖かった。
吸血されてるのも嫌だけど、実物見たくもない。
付いてたらどうやって取れば良いんだ。。。なんて思いつつチェック。
セーフ!!!
どこにもついてない!
良かった。泣
本当に怖かった。
田代滝以外で行ったところ
今回メインディッシュはもちろん田代滝でしたが、早朝はこちらで朝陽を満喫。
朝陽と田代滝で冷え切った体を温泉で癒して帰りました。
小さい温泉だったけど、泉質も変わっていて
貸切でラッキーだった!
美しい緑、美しい滝が見たい方、
現実を忘れて非現実の世界にいきたい方、
心を洗いたい方、
田代滝とってもおすすめです。
ヒル対策は万全に。
車は汚れてもOKな覚悟で是非行かれてみてください!
なかなか行けないよ。。。という方、こちらで写真販売しております。
ヒルの危険を冒さず、
お家で非現実を、
心の癒しと浄化をご実感ください。
最後にちょっと自己紹介
アラフォーになった私は旅が大好きになって、
更に写真を始めたことでもっともっと旅好きになった。
今は滝とか山とか自然が満喫出来るところばかりを旅している。
写真家として実名活動しているが屋号は
『こだまのあそびば』
木霊がいそうな場所を写真におさめている。
お手軽に行ける場所、行けない場所とあるけれど
私の旅の記録を残して誰かの参考になれば良いなと思っています。
私が今までに行った滝はこちらの滝マップでご確認いただけます。