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Vol.4 英語ができなくても海外旅はできる

英語ができなくても海外旅はできる

これはまごうことなき事実である。旅をするだけなら言葉の勉強は必須ではない。でも、ぼくは思う。

英語ないし旅先の言語は少なからず知っておくべき

これまで数カ国旅をしてきて思うのは、コミュニケーションを取るための手段は複数あったほうがより楽しい時間を過ごすことができるということ。

留学のきっかけ

パンケーキ

実はぼくはフィリピン・セブで6ヶ月、ニュージーランド・オークランドで2ヶ月語学を学んだことがある。1年間大学を休学しての挑戦だった。

なぜそんなことをしたのか?それはぼくの初海外経験が大きなきっかけだった。初めての海外は大学2年の夏、大学の海外短期研修プログラムでニュージーランドに行った。

初海外で知ったのは、自分の無力さだった。ホームステイ先は75歳のおばあちゃんと2人での生活だった。ぼくは話すことも聞くこともままならず、滞在した3週間ほとんど筆談形式でのコミュニケーションが行われた。おばあちゃんはとてもやさしく、なにもわからないぼくに対してとてもよくしてくれた。

おばあちゃん

そのやさしさが当時のぼくにより自分の無力さを突き付けてきた。何とか生活はできる。でもぼくはそれで満足できなかった。帰国後のぼくの頭には、あの時もっと英語ができたらどんなに楽しかっただろうかもっと現地の人と濃い時間を過ごせたのではないか、というもやもやとした気持ちが残った。

その時の気持ちがつもりつもって1年半後、留学を決意した。

英語を学んで

メコン川

英語を学んでぼくの世界に対する姿勢は変わった。

日本語しか知らなかったぼくにとって世界は怖かった。あまりにも未知なもので、何か起きたときに対処する方法を知らなかった。

英語を学ぶことでその恐怖心はかなり薄れた。世界が少しやさしくなったように感じた。多分そんなことはないが、少なくともこれまで以上にコミュニケーションが取れる確率が上がったことで自分に自信が出たのだと思う。

英語のおかげでその後の旅はかなり楽しむことができた。

2度目のニュージーランドではホストマザーに会いに行って無事楽しく会話することができたし、外国人多数日本人一人でキャンプやビーチに行ったこともあった。バックパッカー中にはヨーロッパからの旅人とそれぞれの旅路を語り合った。ラオスでは、言葉が通じずに困っていたところを現地の大学生が英語で間に入って通訳してくれた。

これらの経験は英語を学ばなかったらきっとできなかったこと。少なくとも語学を学んだおかげでぼくはより多くの経験を得ることができている。

現状に満足しない

岬

語学といってもぼくは日本語と英語でしかバーバルコミュニケーションを取ることができない。相手がどちらかの言語を知らなければその声は届かない。

ぼくはもっと世界を知りたい。じぶんの感覚で世界と触れたい。言葉を介さずとも伝わることはあるのだけど、もっと話を聞きたいし相手を理解したい。旅をするとそんな感情が僕の心を支配する。

言語ができなくても旅はできる

ぼくの話を聞いてみんなはどう思っただろうか。言語はあって困るものではない。もし地球人としてこれから生きていきたいと思うのならば一歩踏み出してみるといいと思う。

2020.5.7 こーだい

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