生き方
会社員になって3年たった時、これから先のことを考えて少し不安になっていた。そこそこ大きな会社に入って、高給取りではないもののそこそこお金を稼いで、仕事も割とホワイトで...
このままでいいの?
ふとこんな気持ちになった。他人からするとなんて贅沢な悩みなんだといわれるかもしれないけど当時のぼくとしては大きな問題だった。
熱くなれるもの
自分でいうのもなんだかなと思うけど、高校までは熱血野球小僧だったと思う。「文武両道」という地方進学校にありがちなスローガンを掲げながらも野球にささげた3年間だった自負がある。
野球を引退してからしばらくは特に何も目標もなく生きていたのだが大学最終学年になるときにふと「このままじゃまずい」と感じて大学を休学し、語学留学へと出た。高校の野球ぶりに熱く真剣に取り組んだのは「英語」。もともと英語は得意ではなかったけど、半年という期間を設けて本気で取り組んだ。
留学の勢いのまま就職し、熱い気持ちで乗り込んだ社会人1年目。なれないことに戸惑いながらもなんとかうまくやりきった。2年目はそれを糧にさらに一歩進むことができた。
未知の世界への憧れ
3年目、なぜそれまで持っていた気持ちが薄れたのか・・・
会社に入ってしばらくたって思ったこと。会社の中には割と似た属性の人が集まっている。最初はすべてが新鮮で浮かれていた。時間がたっていろんな人と話していると結構考え方が似ている人が集まっているなと感じるようになった。
環境に慣れることで、自分の中にたぎっていたはずの火が弱まったように感じた。自分の目標、自分の仕事、自分の立ち位置、それらを踏まえてどこか冷ややかな目で自分を見ている自分がいる気がした。
「このままでいいの?今に満足してるの?どうなりたいの?どう在りたいの?」
変化を求めるもう一人の自分から常に問いを投げられている気分で日々が過ぎていった。安定を求める自分と、変化を求める自分、日に日に後者の声が大きくなっていった。
それはたぶん、自分の知らない世界と出会う感動を知ってしまったから。自分に何ができるかわからない。でも未知へ憧れが止まらない。
コンフォートゾーンから少し離れてみる
コンフォートゾーンというものを知っているだろうか。コンフォートゾーンとは自分にとって居心地のいい空間のことである。どっかの誰かが言っていたのだが、コンフォートゾーンから少し背伸びしてみると、人は成長するらしい。現状に満足せず、高みを目指して努力する環境に身を置く。少しでもさぼると、周りの人と自分を比較して恥ずかしい気持ちになることもある。でも、逃げださずそれに向かって一歩踏み出したとき、新しい世界が見えてくる。
昨日の自分より今日はちょっとだけかっこよくなる
今の自分に必要なこと。
毎日自分をアップデートする。変化の激しい現代で、自分は自分のできることをやって、自分の信じる道を進む。そのために昨日の自分より今日の自分は進んでいる、そう思えるようにしようと思う。
上京していろんな人に出会った。年は大して変わらないけどすごい!と思う人とも出会った。そんな人と会うと思う。自分はこのままでいいの?
綺麗に生きる必要はない、泥臭く、ひたむきに、そしてそれを全力で楽しむ生き方、そんな風にぼくは生きたい
2020.08.06 こーだい
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