旅と旅行
旅と旅行の違いについて考えたことはありますか?
いろんな人に聞いてみるとそれぞれの意見があって面白いと思う。今日はぼくにとっての旅と旅行の違いについて少しだけ話をしてみたいと思う。
旅とは
ぼくにとって旅とは未知との出会い。具体的な計画をあまり立てず、大まかな行き先だけ決めて移動をするのがぼくの旅のスタイルだ。最近は次の日どこに泊まるかということも決めずに動くこともある。旅中は自分の感性に触れるものを探しながら行動しているため、周りに対する感覚がちょっとだけ鋭くなっているような気がする。気ままに、練りまず、直感で動く、それがぼくにとっての「旅」。
旅行とは
旅行とは綿密に計画されたもの。レジャーという言葉が適しているのかもしれない。いつどこに行って何をしてというようにいく前からかなり行き先での行動のイメージができているものだと思う。楽しいと分かっているものを楽しみに行く、それがぼくにとっての「旅行」。
どちらがいいの?
正直な話、どっちがいいとかは特にない。旅するのが好きな人もいれば旅行するのが好きな人もいる。旅行中に旅のような体験をする人もいるし、旅中に旅行のような体験をする人もいる。自分が世界に対してどのように向き合いたいのかによってどちらを選択することもできる。
人と出会う
どちらを選択するにせよ、ぼくにとって大切なことは人との出会い。あまりコミュニケーション能力が高いほうではないため、出先で新しい出会いをすることに以前はかなり抵抗があった。でもある時からできるだけいろんな人とかかわりを持って生きていきたいと思うようになった。「人は人で磨かれる」というが、人と話すことで自分の想像もしていないような価値観、考え方と出会うことがある。最初のうちは、それをどうしても認めることができなかったのだが、たくさんの人との出会いの中で、人間の多様性が面白いと思うようになった。自分だけの世界で生きていた人生が、他人の意見や考え方を聞くことで少しずつ広がっていく感覚がした。人と会って、自分の考えを話し、人の考えを聞き、考察する。その人の言葉の真の意図はどこにあるのか、そんなことを少しずつ考えられるようになってきたと思う。
世界を広げよう
旅、旅行は人生を豊かにするためのツールである。ぼくにとって旅、旅行は目的ではなく手段であるので、その根底だけは忘れずに今後も行動を続けていく。動いたことで得られた価値観、考え方、選択肢、それらをどう活かすことでこれからの人生より楽しくすることができるのか、周りの人と楽しく生きていくことができるのか。いろんなことを知って自分の世界を広げて夢に向かって進んでいく。
2020.8.14 こーだい
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