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兄弟社のOAK選手紹介NO.7 ブルペンを支える老獪左腕 〜TJマクファーランド〜



ご覧いただきありがとうございます


OAK選手紹介第7弾!!

今回は今季のOAKブルペンを支える
サウスポー投手

TJ.マクファーランド選手を紹介していきたいと思います


今季OAKは再建も少しずつ進んできており
112敗を喫した昨シーズンとの大きな違いの1つには
ブルペン陣が強化されたことにもあります


35歳のベテランながらチーム最多(リーグ2位タイ)の34試合に登板しているマクファーランド




是非お付き合いください笑




それではいってみましょう!!








オークランドに舞い戻った不死鳥のグラウンドボーラー
〜TJ.マクファーランド〜




マクファーランドは
今季開幕直前にOAKに復帰した MLB12年目
35歳の技巧派ベテラン投手です


彼の投球フォームは曲者というにふさわしい
かなり独特なものです


玄人好みの投手といって良いでしょう笑



彼のカージナルス時代の映像になってしまいますがフォームも見れますので是非😓 

このようにおそらく打者からは出所が見えづらいであろう独特な角度から投げます



彼は2020年にもOAKに在籍していました



2020年はご存知の通り 
コロナウイルスのパンデミックに見舞われ
MLBの試合数も本来の162試合から60試合と大幅に短縮されるなど大きな影響を受けました

そんな中

彼は便利屋起用に近いものの
23試合に登板し2勝0敗防御率4.35と
フル回転を見せ 

ヘンドリックス(現BOS)や
ディークマン(現NYM),ペティット(現SD傘下)らとともに鉄壁のリリーフ陣の一角として機能

チームの地区優勝に貢献しました


そして今季開幕前の2024年3月にOAKへの復帰が発表されました


長いMLB生活を過ごしてきた彼ですが

他チーム時代を中心に崖っぷちの苦労とともに

かなりの実績を積み重ねてきた投手でもあり

そのあたりはこの後の経歴欄でも触れていきたいと思います




生年月日 1989年6月8日

国籍  アメリカ

ポジション 中継ぎ投手

身長 190センチ

体重 90キロ

利き腕 左

通算成績 

387試合 25勝16敗 防御率4.12 whip1.46




経歴



マクファーランドに関しては現役生活が長いので
先に年度別成績を見ていただいてからそれに沿うように抜粋して紹介していきたいと思います


MLB.comより2023年までのマクファーランドの年度別成績


TJマクファーランドは
2007年にグリーブランドインディアンス(現ガーディアンズ)から

ドラフト4巡目(全体137位)で指名をうけてプロ入り


しかしインディアンス時代の6年間
MLBでの登板はありませんでした



2012年オフにルール5ドラフトでオリオールズに移籍

2013年4月6日ツインズ戦でメジャーデビューを果たします

 ↑
       この頃は今よりフォームの勢いや角度をより(more)つけて投げているように感じます



ルーキーイヤーは38試合で防御率4.22
早くもチームの戦力となりました

翌年2014年はMLBとマイナーを行き来しつつも

37試合で防御率2.76と大きく飛躍


2015年,2016年は奮わず2017年2月にDFAとなってしまいます

2013年 マクファーランドのBAL時代


その後2017年3月にダイヤモンドバックスにマイナー契約で加入

4月下旬にMLB昇格 主にリード、ビハインド時に登板しましたが 
43試合で防御率5.33と2014年のような活躍を取り戻せません

このオフにノンテンダーFAとなりましたが無事再契約


すると2018年は便利屋起用に応え
47試合で防御率2.00と素晴らしいシーズンを送りました

またこの年は
プロ初のセーブも記録

2019年はキャリア最多の51試合に登板し防御率4.82という成績

オフにウェイバー公示を経てアスレチックスに移籍しました

2018年 マクファーランドのAZ時代


※2020年のOAKでの活躍は上述したのでここでは省略


2021年前半戦はナショナルズ傘下に所属もFA

同年6月30日にカージナルスとマイナー契約を結びます

7月16日にまたも這い上がりMLB昇格


ここからマクファーランドはキャリア最高の期間を迎えます



約2ヶ月半で38試合に登板する超フル回転で
防御率2.38  15ホールドの好成績を残してみせました

特にシーズン終盤の17連勝の期間中に10試合に登板して7ホールドを記録
大逆転でのプレーオフ進出に貢献しました

プレーオフ進出を決めた際に達治とともにうけたインタビュー映像です笑



2022年はまたも一転してしまい
28試合に登板で防御率6.61という成績

8月にDFAとなってしまいました



カージナルス在籍期間は約1年でしたが

マクファーランドがセントルイスにもたらした功績やインパクトは大きかったといえるでしょう


2021年 マクファーランドのSTL時代



2023年はメッツに所属するもMLBでは3試合の登板に留まり
7月にホセキンタナの復帰と伴いDFAになります


2024年1月に今度はドジャースとマイナー契約


そして3月に金銭トレードにより
ついにアスレチックスに復帰しました



3度のDFA経験や好成績とよくない成績の差が激しく

マイナー契約から這い上がることを繰り返すという

非常に波瀾万丈なMLB人生を送っていることがわかっていただけたのではないでしょうか笑


その度にNPBの新助っ人候補に名前が挙がる選手でもありました


そんな彼は35歳にして何度目かわかりませんが今季は復活しつつあるシーズンを送っています



次は彼の今季について紹介していきます








今季の彼と選手としての特徴



OAKに5年ぶりに復帰した今季はスプリングトレーニングにて

7試合で防御率1.35という抜群の成績を残し
開幕ロースター入りを果たします

そして3月29日のCLEとの開幕戦で今季初登板
クワンから始まる1.2.3番を三者凡退に打ち取りました

その後も独特の角度で投げ込むフォームから

シンカー,スライダー,チェンジアップなどの持ち球を散らしていく老獪な投球術で
現在チーム最多の34試合に登板

最初はブルペンの中でも序列は高くありませんでしたが
エルセグの怪我やケリーの賭博発覚などでブルペンにも相次いで離脱者が出たこともあり


時にはセットアッパー、時には前の投手が出したランナーの火消し担当として
柔軟に役割をこなし 
絶対にチームには欠かせない存在となりました


マクファーランドの今季成績

34試合 1勝0敗 防御率3.67 whip1.26





ここからは彼の
今季のベースボールサバントを見ていきたいと思います


2024 TJマクファーランド



ハードヒットを打たれる確率の低さや
被バレル率の低さが非常に優秀です

GB %の高さや、三振率の低さから
生粋のグラウンドボーラーぶりが伺えます

メイソンミラーやルーカスエルセグといった
100マイルボーラーとは
ほぼ真逆のような投手ですね


技巧派投手として非常に優秀な指標を叩き出しています









まとめ


ここまでご覧いただきありがとうございました

経歴も併せて見てみると酸いも甘いも噛み分けるような波瀾万丈の野球人生を送ってきた選手だとわかりました

そういった経歴を知った上でマクファーランドという投手を見てみると
また見え方が変わって面白いと思います


老獪なピッチングでもう今やOAKに欠かすことのできない投手へとカムバックしたマクファーランド


彼は2試合に1回は投げてるので是非彼のことも注目してみてください笑






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過去記事も是非お読みください!


2020年にもOAKに在籍していたマクファーランド

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