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兄弟社のOAK選手紹介 no.4 今季は低調も走攻守そろった大ブレイク候補筆頭 〜ザックゲロフ〜



ご覧いただきありがとうございます

OAK選手紹介の第4弾!

今回取り上げるのはオークランドのプリンス(と勝手に呼んでます)ザックゲロフです

彼は昨年の後半戦は新人ながら かなりの活躍を見せていたので、もしかしたらご存知の方も多いかも👀


それではいってみましょう!!



〜昨季、月間最優秀新人賞を受賞した
OAKの未来〜


生年月日 1999年10月19日

国籍 アメリカ(代表イスラエル)

ポジション 二塁手

身長 190センチ

体重    93キロ

利き腕 右投右打

<ざっくり経歴>


高校時代の2018年にMLBドラフト38巡目(全体1153位)でインディアンス(現ガーディアンズ)に指名されたが、契約せずにバージニア大学へ進学
2021年のMLBドラフト2巡目(全体60位)でアスレチックスから指名されプロ入り
同年に早くもAAAまで昇格
R/A/AAA 合計で AVG.333 7本30点 OPS.987

2022はAA,AAA 合計でAVG,270 18本66点 OPS.815 と順調にステップアップを果たす

2023は開幕前にWBC(ワールドベースボールクラッシック)
にジョグピーターソン(現AZ)や、アレックスディカーソン(現中日ドラゴンズ)らと共にイスラエル🇮🇱代表として出場
しかしヒットを打つことは叶わず

同年オールスター明けの7月14日にタイラーソーダーストロムとともにメジャー昇格

通算成績と今季成績 (2024年5/31日時点)

通算 AVG.234 17本42点19盗 OPS.725

今季 AVG.176 3本10点 5盗 OPS.512




昨シーズンの彼の活躍を振り返る


そんな彼ですが昨年の活躍、台頭はかなり目を見張るものでした

7月23日 HOU戦でMLB初アーチ

デビューから25試合で8本塁打6盗塁以上は史上初で

ついには8月にAVG.286 30安打7本塁打15打点でア・リーグの月間最優秀新人賞を受賞しました

大柄ではないですがクローズド気味のスタンスからかっ飛ばし、
アーチストのような弾道で逆方向のスタンドにも放り込む姿がよく見られました

たちまちチームの2番打者に定着し、最終的に

69試合で72安打,  AVG.267 14本32点 
14盗塁 20二塁打 OPS.841と素晴らしい成績

堅実な守備でショートストッパーのアレンとカチカチの二遊間を形成
さらにはルイーズに隠れがちですが非凡なスプリントスピードも発揮し、
走攻守全ての分野で光るものを見せたゲロフ

タイトルホルダーのルイーズやオールスタープレイヤーのルッカーらと共に打線を牽引し、
オフにはMLBネットワークの
二塁手パワーランキングでいきなり9位にランクイン!!
充実したルーキーイヤーを過ごしました

2023MLBnetwork 二塁手パワーランキング


筆者が特に印象に残っているゲロフのホームランがこちらです


高めボールゾーンのフォーシームを振り抜き、
完全に打ち上げたようにも見えましたが
パワーで持っていってセンターフェンスオーバーの第7号ホームラン 

ゲロフのパワーを象徴するようなホームランと言っていいでしょう

喜びの証としてハートマークを作り、女性ファンを虜にしました!!



ここで昨年のゲロフのサバントも見ておきましょう

2023ゲロフ
2023ゲロフの打球分布表


battingの欄で一際目を引くのは

sweet spot % (バットの芯に当たる確率)の高さですね
バレル率や XSLGも平均以上の数値が出ており、長打力が非凡であることがわかります

fieldingの欄ではOAA(野手がどれだけ平均よりアウトを奪ったか)の優秀さ

runningの欄のスプリングスピードは数値化すると91という快足を持ち合わせていることも分かります

ただ、やはり彼の大きな課題はコンタクト率
空振り率,三振率の数値が危険水域です

この年は270打数で82個の三振を喫しました

このコンタクト率の課題は、
今季ここまでの彼の打撃の低調さの原因にも大きく関わってきてしまっています



今季のゲロフとピックアップゲーム

ニックアレンと共に喜びを分かち合うゲロフ


今季のゲロフはスプリングトレーニングで
AVG.288 4本8点 OPS.928と好調を伺わせる数字でレギュラーシーズン入り

しかし比較的トントン拍子にきていた彼ですが、ここで壁にぶち当たります…

4/8日のDET戦では1HR4打点
4/23日のNYY戦では決勝2ランと目立った活躍はあったものの 
打撃が鳴りを潜める機会が増えます

上述にもありますがここでコンタクト率の悪さが浮き彫りになってしまい
148打数で54三振
と三振が増えてしまっています

今季のゲロフのサバントも見ておきましょう

2024ゲロフ

5月時点でこのようなデータを持ち出すのは気が早いかもしれませんが
やはり全体的に低水準…

battingの欄では
上から4番目のデータにあたる  
平均の打球初速の数値とchase %(ボール球スイング率)が及第点以上の数値を残すのみで

whiff %(空振り率)が35%,三振率が34%とかなり深刻です

sweetspot %(バットの芯に当たる確率)とバレル率の下落が激しく、
長打力も思うように発揮できていません

ただ 今季3本のホームランのうち2本が逆方向に放つなど、逆方向へのバッティングの上手さは今季も健在
彼の強みとして継続してほしいところ

ルイーズが出場機会を大きく減らす中
チームトップの5盗塁

指標は下がっていますが、セカンドの守備の安定感は増しています

現打線の中で数少ない脚も使える打者なので
今後も欠かせない選手なのは間違いないでしょう


話は変わって

筆者が彼の今季のハイライトとしてあげたい試合がこちら!

4/8 vs DET 7-1win  
上述でもとりあげましたがゲロフが先制タイムリー3塁打と今季第1号の3ランを放った試合です




まとめ


ご覧いただきありがとうございました

今季の彼に関してはネガティブな部分の紹介もしてしまいましたが まだ5月

もはや二塁手として替えのきかない選手になりつつありますし
これから必ずや調子をあげてくると期待しています!

欲が過ぎますが、
移転が完了するかしないかの頃には
主軸打者、チームの顔としてアスレチックスを世界一に…

なんて淡い期待を抱きながら…




最後までご覧いただきありがとうございました

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