支部面接(2020/11/9)

前回の記事で、税理士登録に必要な書類一式をまとめました。
本当は写真付きで載せたかったのですが、加工した写真を解析され、個人情報が流出する可能性は0ではないため、文章のみでお伝えしました。

今回は登録書類提出後に必ず行わなければならない支部面接に関する記事です。

1.支部面接の日程がハガキで送付される

税理士や税理士法人は、事務所所在地にある税理士協会のどこかの支部に必ず所属しなければなりません。その支部において面接を受けないとその先の登録まで進めませんよ、という仕組みになっています。

従って、支部面接は登録プロセスの一部に組み込まれており、必ず受けなければいけません。支部から面接日と開始時間が記載されたハガキが一方的に郵送されてきます。この通知方法、どうにかした方がいいと思います。

なお、登録書類を提出する時に各支部の面接予定日が書いてある表を見せてもらえるので、面接日はわかるのですが、開始時間はハガキが来るまでわかりません。

私は10月に一度ハガキを受け取ったのですが、四半期決算真っ只中だったため、税理士協会の支部に電話して面接を翌月に延ばしてもらうようにお願いしました。

結果、タイトルの日付になりました。スケジュールを伸ばしてもらった時、希望時間を聞いてくれたので「午後一でお願いします」とお伝えしました。

このように開始時間の融通は利くのですが、面接日はこちらの都合を一切考慮してくれませんので、何が何でも予定を空けないといけません。

しかし、11/4(面接5日前!)になってもハガキが来なかったので、不安になって支部へ電話しました。

すると、あっさり口頭で教えてもらうことが出来ました。ますますハガキで伝達する意味がよくわからなくなりました。

無事に11/9の午後一から面接してもらえることが確定しました。

2.支部面接の会場へ到着

いよいよ面接日当日、某支部まで電車で向かいました。
どんなところなのかな、と思っていたら雑居ビルに入っているそこまで広くない場所でした。支部というぐらいなのでもっと大きいかと思っていたので、拍子抜けしました。

入るのが気まずかったので、エレベーター前で立ち尽くしていたら職員らしき人から「登録の面接?」と聞かれたので「はいそうです」と答えました。
「どうぞどうぞ」と中へ入れてもらい、ソファに座りました。

そこで、自宅から事務所までの経路を書かされました。その後、5分ほど待って面接の部屋へ入りました。

3.面接開始

面接の部屋に入るとそこには支部長1名、副支部長3名が座っていました。まず4名と名刺交換を行いました。支部長と名刺交換する際に、現職の名刺提出(1枚)を求められました。

その後、登録担当者(副支部長のうち1名が私の登録担当者で、その方から登録書類を提出してもらう)から公認会計士登録日について説明を求められました。

どうやら税理士登録申請書に記載した登録日及び事務所名と、公認会計士登録証明書の登録日付が整合していなかったことが原因だったようです。

具体的には、私が公認会計士登録した日付は去年で、税理士登録申請書にも同様の日付を記載しました。しかし、今年の9/1から勤務している現職の事務所名を記載したことで読み手を混乱させてしまったようです。

結局、弁明の説明をし、税理士登録申請書に(令和2年9月1日~)と追記することで解決しました。

余談ですが、当該登録書類は今後、税理士会において審査し、最終的に日税連において審査が行われるそうです(2段階のプロセス)。

審査の日はそれぞれ決まっており、書類の過不足や記載事項について質問があれば登録調査官の個人の携帯から電話がかかってくるそうです(個人の携帯で見慣れない番号だとしてもその日は出てね、と言われました)。

上記手続が完了し、
・なぜ税理士になろうと思ったの?
・なぜ会計士から税理士になろうと思ったの?
・現職を選んだ理由は?どういうことやっていきたい?
と今まで何十回も聞かれた質問を受けました。うちいくつかはnoteに書いていますので、是非読んでみてください。

上記質問に対する回答が終わった後、税理士法第1条の条文を渡され、それを音読しました。どうやらこの支部では面接時に登録者に対して必ずやってもらっているそうです。

第1条 税理士の使命
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。

上記音読が終わった後、税理士法違反に関する説明を受けました。
名義貸し、脱税関係が特に多いようです。
税理士法に違反してしまうと、国税庁のHPで晒されることになります。

上記説明を受け、誓約書を記載させられます。この時、税理士登録申請時に使用した印鑑を用いて押印する必要があるので、忘れずに持っていきましょう。

面接は上記でいったん終わりとなります。帰り際、スポーツをやっていたかどうかの質問があり、陸上をやっていた旨をつたえました。

野球部があるんですよーと支部長がおっしゃっていましたが、野球にあまり興味がないので「あ、そうなんですね」ぐらいでとどめておきました。

部屋から出て、今後の支部の日程表、会報、CPE、協同組合といった紹介リーフレットの説明を受けました。受付で立ちながら。

説明が終わり、後は書類審査日に電話がかかってこないこと、登録通知のハガキが無事に来ることを祈るばかりです。

今回はここまで。今後は登録通知~税理士証票付与式を記載したいと思います。

つづく

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