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暴力とマハトマ

最近午前中授業の一環で野球、仕事で18000歩きました。初めて股関節痛を生じ少し衰えを感じてセンチな気分になっています。山田です。
今日は最近読んだ本について紹介します。


マハトマガンディー

マハトマガンディーって何の人ですか?

聞かれたら答えられますか?
何となく名前は聞いたことのある人も多いかもしれませんが、答えられる人は少ないと思います。
少なくとも読む前は
何となく中東の偉い人?インド人やったかな?
くらいしか私は答えられませんでした。
読んだ後はガンディーが何者かだけでなく、インドの歴史と特異的な宗教文化についても少し学べました。

ちなみに
この本を手に取った理由は完全にRRRという映画の影響です。
皆さんRRR知っていますか?この前イッテQでもガンバレルーヤのまひるとよしこがナートゥダンスをしてましたよね(映画を見てない人はなんのことかわからないと思いますが、人生変わる、変えられるくらい面白いので見てみてください)。
そのRRRという映画のエンドロールで監督含めてキャストの方々が踊り狂う中、ガンディーの顔が数秒ドーンと出てくるんですよ。
その印象が強くて図書室で本を漁ってた時見かけて
今RRR熱、インド熱が強いうちに読むべきだ!
と勝手に使命感に駆られ借りました。


ガンディーてそもそも何者?

結論から言うと弁護士です。
弁護士として活動していく中で活動家的な立場になっていきました。
非暴力非服従という言葉はどこかで聞いたことある人も多いのではないでしょうか?
あれも最初の頃は、政府の弾圧や不条理な法案に対して、弁護士として請願書や意見書が作れたからできたわけですね。

暴力


皆さんは暴力を振るわれた経験はありますか?
僕は27歳とゆとり世代ど真ん中の世代ですが
めちゃくちゃありました
ちなみに家庭内では一切ありません
教育の現場や病院の実習中なんかにありましたね

おかげで人が近くで手を振るうと反射的にビクッとなってしまいます
幼少期の経験はなかなか消えないもんです、、、

話は少しそれましたがガンディーのすごいところは非暴力を掲げて人の心や大衆を動かしたところです。
暴力で人に言うことを聞かせても納得しないし、なんで言うことを聞いて欲しいのか、その内容の中身は知ろうとしないし、知る気になんないですよね
自分もそうでした
殴られた時や
蹴られた時
首を絞められたことなんかもありますが
(主に小学校の先生から受けてました、、、)
どれも突然で幼い自分にはなぜ暴力を受けたのか
あまりにも突然くるもんですからわかりませんでした
殴られた直後もパニックで理由はわかりませんでした
というか今考えても殴られるほどのことをしたのかわかりません笑
暴力を受けたこと、どんな風に蹴られたか殴られたか受け方だけは鮮明に覚えていますけど理由は全く思い出せない

不思議なもんです

本来悪いことをしたら繰り返さないように
なぜそうなったのか何がよくなかったのかをきちんと説明しないといけないのに、、、
ちょっと愚痴っぽくなっちゃいましたが怒られるべき理由があったことが多いですし、自分にも非があったのは事実です
でも暴力で人を納得させようとか従わせようとするのはやっぱり一番レベルの低い行為だと思いますしやるとしても最後の手段だと思います
そこにあの時代に頼ろうとしなかったのがガンディーの特筆すべき点だと思います

ましてやガンディー本人は、理不尽に白人に暴力を振るわれてめちゃくちゃにされたことが何度もあります

普通自分がされたことは同じようなやり方や、それ以上に酷いやり方で復讐しようと考えてしまうと思います
そこを弾圧してきた国とは違うやり方で人の心を動かしたところにガンディーの魅力が詰まっている気がします

断食

しかし非暴力を掲げるガンディーの気持ちとは裏腹に暴動が起きることは何度かありました。また、ムスリムとヒンドゥー教徒の対立によりインドが血に染まったこともありました。
ガンディーの活動を快く思わない政府側は、ガンディーを何回も収監したり投獄します。収監されたことに民衆が激怒して暴動が起きたこともあったみたいです。
そうなった時に普通に呼びかけるだけでは、暴動は止められません。
ではガンディーはどうしたのでしょうか?

断食です。
自分の身を削ることで大衆の心を何度も動かし、暴動を鎮めました。
投獄中にしたときは釈放されたこともあったそうです。
ガンディーは人生の中でめちゃくちゃ断食します。
70代の時に21日間断食して亡くなりかけたこともあったそうです。
命を削ってでも非暴力を貫くあたりが痺れますね。

ちなみにマハトマとは偉大なる魂という意味らしいです
インドでは洗練された人や偉大な人を見ると、心が浄化されるという考え方があるらしく、ガンディーを一眼見ようと多くの人が集まり、大衆が動いた側面もあるみたいです

ガンディーが生きていたら自分もあって浄化してもらいたかったです笑

おわりに

この本にはガンディーの人生と他の宗教をガンディーがどう捉えていたか、インドという多くの宗教が身近な生活に結びついている国の複雑性や成り立ちを学べると思います。

何より多くの人の心を動かすのに必要な心持ちというか、初志を貫くための心の在り方を教えてくれる一冊でした
これから自分も信念をもって社会に貢献できる人間になりたいとちょっぴり思いました






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