入院の記録
最初に。
お久しぶりです。7月26日からずっと更新していませんでしたが、27に手術をして本日8月8日日曜日退院しました。
更新していなかった理由として、術後数日間はそれどころじゃなかったっていうのと、入院していたことを1つにまとめたいと思ってあえて更新していませんでした。なので、13日入院しましたが、その記録をこれから書いていきたいと思います。
別に自分はプロでもなんでもないし、ただの学生だけどこれを書くことによって何年か後にこれを見た時にこんなこともあったなと振り返る場所を残したいと思って書きます。
それでは、1日ずつGoogleのKeepメモに入院中にあった出来事や感じたことを毎日メモしていたのでそれを基に文章にしていきたいと思います。
そもそもの手術するまでの経緯
そもそもなんで手術する必要があるかを説明していきたいと思います。
自分は、大学でアメフトをやっていて今年がラストシーズンでした。
今でも曜日を覚えていますが、5月15日土曜日にアメフトの練習試合でタックルされたときに膝を痛め、そのときめっちゃ痛かったけど何とかプレーを続けた。自分と同じポジションが自分含めて3人いて1人が1年生2人が4年生だった。同期が公務員の試験でその日の練習試合を休み自分がレギュラーで出て、ここで変わったらみたいなプライドもあってプレーしたけど、結局ダメプレーばっかで変えさせられた。
試合が終わった後、膝がものすごい痛かったので、トレーナーに見てもらったところ検査が必要と言われた。次の日は日曜日なので週明けに行くことにした。しかし、家に帰るとさらに痛くなり、急診で見てもらった。その診てくれた先生が今回手術してくれた先生である。外来ではないのでレントゲンとCTしかなく、レントゲンを撮って骨には異常なし。でも触られながら、内側側副靭帯と前十字靭帯やってるかもねと言われ、週明けの月曜日にMRIで確認してみましょうと言われその日は終わった。
痛かったけど、さすがにそこまでの大怪我ではないと思って週明けの月曜日5月16日MRIを撮り診てもらった。そしたらまさかの内側側副靭帯と前十字靭帯の損傷だった。医学用語では損傷と断裂はイコールらしいので切れたいたのだ。まじでその時はメンタルをやられた。全治8ヶ月という言葉が重くのしかかった。選手はもう無理かもと言われたのである。
手術はしなくてもいいって言われたけど、しないと半月板や軟骨に影響が出ると言われた。すぐには決めなくていいけど、するかしないかは決めてくださいと言われた。
前十字靭帯を切っても、2、3週間は痛いがそこからは歩けるようになり日常生活は普通に送れる。
自分は、将来のことも考えて手術の決断をして、2か月後の7月27日に手術を決めたのである。
2か月後というのは、6月は教育実習があったし、内側側副靭帯の経過をみて、内側の方は手術が必要か必要でないかを判断するためであった。
そのため、7月16日に再検査をした。幸い内側の方は手術は不要と言われたので、前十字靭帯だけの手術となった。
これが経緯である。
7月26日月曜日
手術前日。PCR検査で陰性が確認されて入院。部屋は2人部屋で窓からは外の景色も見えてテレビも付いている。手術前日なので医者や看護師さんから説明を受けたり少し慌ただしい日でもあった。空いた時間は読書やテレビでオリンピックを見ながら過ごしていた。また、自分は足の毛が生えているので手術するとこだけ看護師さんの協力のもと除毛した。
手術前日は21時以降食事禁止、当日6時以降飲むのもだめなのでそれが結構精神的にきつかったというのを覚えている。
病院自体は21時消灯で特にやることもなかったのでテレビを少し見ながら22時頃には眠りについた。
7月27日火曜日
手術当日。自分はたしか3組目で12時過ぎだったのを覚えている。
手術前に病衣に着替え、ふんどしを履き、ベッドに横たわって看護師さんが手術室まで運んでくれた。初めて手術室に入ったがドラマで見るような感じそのまんまだった。「あーこれが手術室か」と思いながら手術台に移り点滴のところから眠らせる注射をされ眠りについた。もうそこから終わるまで記憶がない。前日に医師から説明されていたが、注射をされたら30秒後には意識がもう飛んでいる。なんか酔っているときの感覚だった。そこから全身麻酔で手術が始まるらしい。
手術後は、部屋に運ばれているときに寒さで目が覚めた。
そこから部屋に着いたが、麻酔がまだ効いているせいなのかわからんが、吐き気がしたのと、膝の痛みがすごく当然ながら何も出来なかった。
右足は固定され、血液がしっかり循環するようにマッサージ機みたいのが右足だけでなく左足にも付けられておりずっと揉まれていた。
19時から食事がokだったので、ご飯の前に看護師さんが入れてくれるお茶を飲み特に異常がないのを確認して、夜ご飯を食べた。ご飯はおじやで胃に優しくしてくれ全て完食し夜の薬を飲んで痛みもあったので、携帯を少し見て眠りについた。毎日三回看護師さんが体温と血圧を測りに来てくれるのだが、術後ということもあり体温が38℃以上あり身体も結構だるかったのを覚えている。このだるさは、術後数日は続いた。
術後から食事をするとき以外体勢を変えれなかったのが本当にきつかったのを覚えている。もちろん寝返りは打てないし、左足にマッサージ機みたいなポンプが付いているので左足も曲げたり出来ないというのがつらかった。一度左足の膝を曲げたり動かしたりしたが、そうするとポンプが足から外れてピーピー鳴ってしまいナースコールを押して直してもらわなければいけないので極力動かさないように努力した。上体の角度を機械で上げ下げ出来るのでそれで調整してもさほど変わらないのでこの日は夜が本当に長く感じた。
また、おしっこするときもものすごく痛かった。術後はトイレに行けないので、尿瓶という容器におしっこを入れて看護師さんに捨ててもらうのだが、手術中に尿道に管が入っていたらしく(ちん管)、おしっこをしようとすると尿道にツーンという痛みが走り止めてしまうのである。夜中の1時とか2時ぐらいに起きておしっこをしようとしたが、30分ぐらい痛みと戦い腹をくくって痛みを我慢しておしっこをした。ナースコールをして、看護師さんにおしっこを捨ててもらいもう一度眠りについた。
7月28日水曜日
術後1日目。朝起きた時の痛みが、痛み止めの点滴をしていたのと飲み薬の痛み止めを服用していたけど痛いことは痛かった。朝の検温と血圧では、体温が7℃後半と高い数値。血圧は特に異常なしであった。8時に朝ご飯が配膳されそれらをすべて完食し朝の薬を飲んだ。相変わらず、ポンプがマッサージをしているというのと上の写真にもあるように固定されているので何も出来ない。
そして今日からリハビリがスタートである。自分の担当してくれるリハビリの先生が休みだったので違う先生が来てくれたが、ベッドから足を下ろす時が激痛であった。あの痛みは今でも忘れられない。そこから先生のサポートもありなんとか車いすに乗ってリハビリ室へ向かう。膝を曲げる練習や固くなった筋肉のマッサージ、松葉杖を使った歩行練習を行った。
部屋内は松葉杖を使って歩いていいと許可が出たが、術後1日目からはきつく、トイレに行くときは尿瓶に頼ってしまった。
夜の検温も熱があり身体がだるいので夕食後にすぐに就寝した。
7月29日木曜日
術後2日目。熱もあって身体的にだるく手術後程ではないが当然痛みはまだある。そーいえば、手術日の朝に便をしてからまだ出ていない。量を食べていないというのもあるし、動いていないからなのか、今までで2日出ないというのはあまりなかったので変な感じがした。便を出す時に部屋のトイレでは狭い(膝が曲がらないため)ので多目的トイレに行く必要があるしベッドより低いとこに座り込むのが難しすぎるし体力使う作業である。
リハビリで膝を曲げる練習や松葉杖を使った歩行練習をした。少しは松葉杖を使って部屋内歩けるようになり部屋のトイレも行けるようになったがおしっこするときはまだ痛く出す時躊躇する。また、ベッドから足を下ろす時も相変わらず痛いので緊張する。
入院するにあたって、本を数冊持ってきたがまだ読む余裕がないのでテレビを見て眠くなったら眠りについた。
もう1点、木曜と日曜は男性がお風呂に入れるらしく、先生からお風呂の許可も出ていたが、まださすがに無理だと思ってこの日は入らなかった。
7月30日金曜日
術後3日目。やっと便が出た。多目的トイレまで行くの大変だったし、座り込むのも大変だったけどやっと出たという嬉しさが勝った。
おしっこするときの痛みも消えた。おしっこが尿道を通るときにいたくないのもまたうれしかったのである。
リハビリで少しずつ膝が曲がるようになったのが嬉しいのと、少しずつ歩けるようになっていくのが目に見えてるのでそれが嬉しい。
怪我をしている時ってこうゆう小さな積み重ねが大事なんだなって思った。
リハビリの先生からアイシングを2つにするように提案があり、膝を挟むような感じでと言われた。その提案が良くてアイシングをしているときは本当に気持ちかったのを覚えている。
そろそろ熱も下がってきてもいいころなのにまだ熱があるので看護師さんに少し心配された。
7月31日土曜日
術後4日目。毎朝の検温の時に、トイレに何回行ったかを看護師さんに聞かれるのだが、全然水分を取っていなかったので1日に2,3回ぐらいしか行っていなかった。それが熱がある原因だと言われ、院内だと汗をかかずに熱が体内にこもるから水分取って!と言われ意識的に取り結果8回以上行った。
脇に挟む小さいアイスももらい熱を下げようと努力した。
8月1日日曜日
術後5日目。日曜日はリハビリがないので自主練習を行った。ケンケンで自分の階を何周かしたり、歩行練習も何周か行った。
ただ、たまに来る痛みがあるのでそれが本当につらかった。
この日の夜ご飯は中華風で特に美味しかったのを覚えている。
自分の病院食はどれもおいしかったのが入院の印象である。
8月2日月曜日
術後6日目。今日は男性が週に2回入れるうちの1日である。
久しぶりのお風呂だったけど、膝曲がらんからシャワーだけだし、入るの激ムズだし、パンツ履くのが一番難しかったかも。
そして今日は部屋移動。退院が近くなると部屋を移動するっていう病院のシステム。移動する前の隣のおじいさんが結構好きだったから寂しかったけど、新しい部屋の隣の人もいい人で良かった。
8月3日火曜日
術後7日目。主治医の先生に退院の目安は1週間ぐらいかなって言われていたけど、まだリハビリ頑張りたいって先生に伝えたらいいよ!と言ってくれて退院を延期した。
今まで入院中はリハビリ1日に1回だったけど、今日から1日に2回になり、術後1週間で片松葉の練習を始めた。1週間で全体重を怪我した右足に掛けていいっていう話だったけどいきなりは無理で怖いという先入観が勝ってしまい中々難しかった。それでも片松葉に慣れるために部屋内移動で練習した。
怪我とは関係ないけど、朝、便をするときにめっちゃ踏ん張ったっていうメモがあった。思い出せるけど久々にあんなに踏ん張った。
8月4日水曜日
術後8日目。朝起きると、膝とその周辺の筋肉がめっちゃ痛いから始まる1日。リハビリで久しぶりに外に出たけど暑すぎる、、
ずっと、病院内エアコンが効いているとこにいたから外の暑さで体が溶けるみたいな感覚を味わった。
少し熱も落ち着いてきてからは、持ってきていた本を読んだ。「グミ・チョコレート・パイン グミ編」という本だがこれがおもしろすぎて一気読みした。
夕食のおかずも最高においしかったし、膝の痛みは少しは落ち着いてきたけど明日も頑張ろうと思えた。
8月5日木曜日
術後9日目。男性がお風呂に入れる週2回のうちの1日。
膝は曲がらんし、上がらないから浴槽には入れないけど、前回は言った時よりは楽には入れて良かった。
お母さんに読み終わった本を渡すのと交換で、入院前に購入していた本を持ってきてもらった。それプラスでCMでめっちゃ流れてた抹茶ラテも持ってきてもらった。読書はいいし、抹茶ラテもうますぎて本当に母には感謝だった。
相変わらずどーでもいいけど、今回の便するときも痛かった。
8月6日金曜日
術後10日目。退院日が8日に決定した。本当は11日の水曜日の予定だったけど、月曜日が祝日でリハビリがないと聞いて、日月2日間リハビリないなら入院しててもと思い先生と話して8日の日曜日に決めた。
リハビリでは、松葉杖を外しての歩行練習を行った。それに加えて階段の練習。階段は片松葉でやっていたけど松葉杖を外してはちょっと怖かったし、松葉杖を外しての歩行は感覚がおかしくて戸惑ったけどなんとかできた。
とりあえずリハビリから戻るときは片松葉で戻ったけど、部屋内移動はなしでやってみたけどぎこちないけど出来ることはできた。
8月7日土曜日
術後11日目。退院前日。リハビリ室で元気なおばあちゃんと出会ってこっちも元気をもらった。
ティーコーナーっていうコーヒーとかキャラメルラテとか飲めて紙コップに入れてくれる本格派自販機があるんだけど今までは松葉杖を使って歩いていたからそこまでは行けて持って帰れなかったが、なしで歩けるようになったので(歩けるって言ってもめっちゃ遅いし膝曲がらないから、ちょっと引きずっている感じ)練習ついでにそこまで行ってキャラメルラテ飲んだけど、中々美味しかった。
昼飯のカレーライス美味しかったし、オリンピック男子バスケ決勝アメリカ対フランスかっこよすぎたし。
野球決勝もよかったし。今回はオリンピックのスポーツの力に助けられた。
そんで毎回日本が決勝とか準決勝とかそこまでいくと、1人部屋のおばちゃんがすごいヤジを飛ばしているのが聞こえるから、他の患者さんもオリンピック見てるんだなーって思いながら自分も見てた。
8月8日日曜日
術後12日目。退院当日。
いつも通り血圧と検温して8時に朝食。
午前中の退院で9:00~12:30の間だったのでお母さんに9時半ごろ来てと連絡。コロナで面会禁止だけど、入院日、手術日、退院日は部屋に来てok。母が来るまでに、部屋の整理をし、いつでも出れる状況に。
母が来た後は、ナースステーションに行って処方箋をもらい、看護師さんと一緒に忘れ物チェックを行って1階の受付へ。
会計を済ませ車で帰宅。約2週間ぶりの自宅。荷物の整理をして、お風呂に入った。昼ご飯を食べ、夕食までは読書や自分の時間を過ごした。
家に帰って体重を計ったら、入院前は80㎏あったけど、75㎏になっていた。
久しぶりに懸垂をしたけど、前は10回以上余裕で出来たけど6回が限界だった。
思ったこと
今回手術をして、小さな成功体験って本当に大事だなって思った。術後1日目は痛みと歩けなさに絶望だったけど毎日毎日リハビリすることで、少しずつ歩けるようになる。小さな積み重ねが結果を生むことである。これは、怪我だけでなく他の事でも言える気がする。
また、入院中はオリンピックのスポーツの力に助けられた。選手でも同じ怪我から立ち直った人とかもいたし、そういった人を見ると自分も出来るんだって思える。やっぱりスポーツの力ってすごい。
今回のnoteは、ものすごい長いし、である調とかですます調、1人称が自分だったりとぐちゃぐちゃだけど、文章に起こすことって大事なんだなって気付かされた。こっから先はまだ長いけどコツコツと頑張ります!
読んでくださった方ありがとうございました!