【人生雑談:言葉の暴力、夫が憎い】
7歳年上の夫の言葉の暴力にずっと苦しんできました。でも、仕事をしてお金を入れてくれていたので我慢してきました。夫は原因不明のひどいめまいを発症し、現在は仕事ができないくらい悪化しています。めまいのおかげで言葉の暴力はなくなりましたが、我慢しすぎたせいか私は夫が今も憎いのです。老後の生活を考えると離婚はできず、毎日苦しいです。(56歳・女性)
お疲れさまでした。苦労された人生であったかと思います。
生きていく上で何が大変か?、と考える時、まぁ一部の方を除けば、どうやって日々の糧を得るかということに尽きるかと思っています。仕事を持っていない主婦の方ならひとしお感じられることでしょうが、仕事を持っていれば、また仕事上での我慢や屈辱を強いられることも多々あります。いずれにせよ、生き抜いてくるにはそれなりの澱が溜まってしまうものです。
つらい思いをしながらも耐え、(高橋さんの回答にあるように)二人のお子さんも各々が独立するよう頑張られたのですから、目標は達成したのです。ただ今後を考えると、憎い夫との二人きりの生活、さてどうしたのもか…ということだと思います。
夫を見つめてしまうと、夫しか目に入らなくなります。今日まで無事に生きてこれたのは、あなたのまわりにあなたを助けてくれた大勢の方がいます。決して、夫とあなた二人だけの生活ではなかったのです。これからも「生活(日々の糧)」の為には一つ屋根の下で暮らすしかないでしょうが、できるだけ気を集中しないようにしましょう。
私の好きな言葉を書き記しましょう。
「 あの人たちの言ったことはただの風だよ」
『ルバイヤート』(小川亮作訳、岩波文庫)
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