【寸懐:地球のおはなし】
ネットで「中国で一番大きい淡水湖の鄱陽湖が干上がった」という記事を見てちょっと調べてみた。
中国で一番大きい湖は洞庭湖とばかり思っていた。が、洞庭湖は干拓と泥砂の堆積で小さくなり、1950年代には鄱陽湖の方が大きくなったとのこと。私は進歩がないので、知識が古いままであった。
鄱陽湖はかっては彭蠡沢(ほうれいたく)と呼ばれており、六朝時代の終わりころから南に向かって大きくなり、隋の時代に鄱陽山近くまで拡大したので、その名前が付けられたそうである。
鄱陽湖も洞庭湖と同じく長江の流域にあり、洞庭湖よりちょっと下流に位置している。だから、今回の旱魃では鄱陽湖のみならず、洞庭湖も同じように干上がってしまっているとの事。中国系新聞「人民網」の日本語版の記事は下記を参照。
http://j.people.com.cn/n3/2022/0822/c94638-10138056.html
こんな旱魃の記事が出ると、また自大主義の方々が騒ぎ始めるだろう。嫌煙自大主義者と関わりたくないから禁煙を始めた気弱な私としては、省エネをしながら事態を眺めることとしよう。
ただ中国の新聞でも、ネットのニュースでも触れてはいないが、この旱魃は三峡ダムの影響が大きいのではないかと愚考している。こんなことはプーさんの前では言えない。
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