【人生雑談：「祖父母と不仲」と母が告白】

　1人暮らしをしている私のところに母が来た際、母と祖父母が不仲であることを突然告げられ、その背景となる私の知らなかった母の若いころの話を聞かされました。実家に住む弟は「不仲のままでは祖父母が亡くなったとき母が後悔する」と言いますが、私は親の親子関係には介入しなくていいのではないか、と思います。どう考えればよいでしょうか。（28歳・女性）

人生相談：「祖父母と不仲」と母が告白＝回答者・高橋源一郎 | 毎日新聞

おっしゃる通りです。私も『親の親子関係には介入しなくていい』という考えに賛成です。

相談者さんが今まで知らなく状態でずーっと遣って来れたのですから、そのままにして置くことが一番かと考えます。もしお母さんが今までのようにじっとしていることができず何か行動を起こすのであれば、また別ですが。

何かわかったようなことを言う方もいますが、人間なんて、長い期間、本当に他人と心を通わすなんてことができないとは言えませんが、まぁ稀有のことでしょう。
親と子は、近くで生きているだけに、他人以上に知りたくもない事、見たくもない事が見えてしまいますし、またいろいろなことが起きてしまいます。だから互に感謝する一面もありますが、絶対に容認できないということも多々おきます。
日々の生活は、それらをひっくるめて互に平穏に過ごしています。時にはそうしている事に耐え切れず、波があってしまうこともありますが、直接の当事者でないものが、敢えて波立たせる必要もないでしょう。

人は多くの想いを抱いたまま死んでいくもの、と私は思っています。