【寸懐:地球のおはなし 古東京湾】

地球の表面は意外なほど形を変えている。

アフリカと南米大陸が元々は繋がっていたという大陸漂移説(プレートテクトニクス)ほど華々しくはなくとも、もっと身近なところでも、刻々とその姿を変えている。

一例として挙げれば、古東京湾があるが、あまり知れ渡っていないようだ。
ネットで判りやすく説明しているものとして次の二つを紹介しておこう。
https://www.museum.yokosuka.kanagawa.jp/archives/news/35328
https://www.city.katsushika.lg.jp/history/history/1-2-1-23-1.html

余分な説明をしなくとも、関東地方の大部分が海の中である。これが高々10万年前の関東地方の姿である。この状態から地球の寒冷化が進み、海面が下がって現在みられるような姿になっている。

なぜ氷河期が発生し、それがまた温暖化してゆくのか?
まだ誰も判っていない。

昨今流行りの自大主義者の言うような炭酸ガス濃度の増加とは無関係の話である。わずか250年間のデータだけをもとに、鬼の首をとったようにはやし立てることはあるまい。

『小知は大知に及ばず、小年は大年に及ばず』という言葉を今一度かみしめる必要があろう。


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