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一期一会の映画体験〜邦画史上最高峰「キングダム大将軍の帰還」を、今だけのラージフォーマットで〜。

最終更新:2024年7月29日

7月12日に公開された映画「キングダム大将軍の帰還」。
それが封切られるや否や、邦画実写歴代No.1のロケットスタート。
内容としても、映画好きの私がこれまで見てきた邦画の中でも異次元。
今までも回を重ねるほどにスケールアップしていく一方でしたが、アクションといい、ストーリーといい、映像といい、主題歌といい、これまでとは全く別格でした。

筆者は公開初週で2日連続で見にいくほど、決して忘れられない映画体験ができました。
でもこれでもまだ飽き足らず。
なぜなら、「キングダム大将軍の帰還」はラージフォーマットが非常に充実しているからです。
IMAX、MX4D、4DX、Dolby Cinema、ScreenXと、展開規模は過去最大。
それぞれで味わえる体験も異なる上、ラージフォーマット上映はごく限られた期間に限定されるという特別感があります。
そのため、ラージフォーマット期間を逃せば、もう二度とその映画体験はできないかもしれない一期一会の体験です。
筆者は通常、映画の公開初週でまずラージフォーマット上映を見にいきます。今回の「キングダム大将軍の帰還」は展開しているラージフォーマットが多かったため2週に渡りましたが、とりあえず一通りは観ることができました。

そこで、「キングダム大将軍の帰還」ラージフォーマットごとの簡単な特徴と感想をこちらにまとめたいと思います。ただし、MX4Dは未体験ですので、感想は割愛させていただきます。
(7月29日追記)
ラージフォーマットとは別枠になるかもしれませんが、「轟音」シアターでも鑑賞したこと、別座席でのScreenXでも鑑賞したこともあり、前述2点を中心に追記しました。


IMAX

(出典:IMAX公式YouTubeより)

日本の映画館で展開されているラージフォーマットの中で、おそらく最もポピュラーな存在。なんといっても特徴は巨大スクリーン。サウンドも大迫力で臨場感たっぷりです。「キングダム」のようなスケールの大きいアクション映画との相性は抜群。筆者もまずは、IMAXで観にいきました。迫力ある映像とサウンドの安定感はさすがIMAX。しっかり堪能しました。

Dolby Cinema

(出典:Dolby Cinema公式ホームページ)

IMAX同様、映像の美しさとサウンドの迫力に重きを置いたラージフォーマット。IMAXとの違いは、何よりも漆黒の表現精度。Dolby Cinema Ver.でのイントロでも、「これが、本物の黒」と銘打っているくらい、黒がすごいんです。漆黒を表現できるためよりコントラストが強く、映像の美しさは一般上映とは段違いでした。そして、音がシアター中を駆け巡る立体音響も強み。「キングダム大将軍の帰還」では、夜間の戦闘シーンも見やすく、コントラストがついて人の顔がより鮮明に見えました。戦場の轟音も、王騎将軍の力強い檄も臨場感たっぷりに聞こえます。ただし、上映前後の幕間では本当に真っ暗になるので、暗所恐怖症の方は辛いかもしれません。

ScreenX

(出典:東宝シネマズ公式YouTubeより)

ちょうどLiLiCoさんが「キングダム大将軍の帰還」のScreenXをご紹介されていました。この動画にもある通り、270°の三面スクリーンによる没入感が最大の特徴であるScreenX。「キングダム大将軍の帰還」では、ただでさえ迫力あるアクションシーンの臨場感が、さらに拡張されて感じられました。ただし、全シーンが三面展開というわけではありません。ストーリーに集中すべきというタイミングでは、正面スクリーンのみになるとのこと。また、観る席によっても見え方が異なってくるので、ScreenXで複数回観るという選択肢もありそうです。
(7月29日追記)
2回目のScreenXはシアターでも真ん中の列の中央の席を予約して観ました。
1回目はより後方の席で俯瞰した映像を楽しめたのですが、より目の前に迫る戦場の迫力を感じられました。「将軍の見る景色」のところは、こちらが一番圧巻だったかもしれません

4DX

(出典:4DX公式YouTubeより)

こちらはもはやアトラクション。毎回 4DX Ver.でのイントロ直後では、必ずといっていいほどどよめきが起きます。なんといっても、映像と連動して動く座席や水飛沫などのエフェクトが強みです。水が飛んできたり、風が吹いたり、スモークが出てきたり、何より座席が想像以上に揺れます。「キングダム大将軍の帰還」では、アクションに合わせて座席が激しく動き、さながら飛信隊の一員として戦場にいるかのよう。血飛沫は水飛沫として飛んできますし、刃を食らった衝撃まで体に感じます。特におすすめは、馬上のシーン自分も将軍の馬に乗っているかのような「貴重な体験」ができます
注意点)車酔いしやすい方、ジェットコースターが苦手な方は酔う可能性があります。また、風が吹いてくる演出が結構寒い時もあるので、寒がりの人は上着があるといいかもしれません。

轟音

(出典:東宝シネマズ公式ホームページ)
ラージフォーマットとはまた別枠かもしれませんが、特殊上映形式としてこちらに追記します。轟音上映は、体を震わせるような、それでいて不快に感じることのないよう設計された音響設備のシアターです。
キングダムで見た場合、刃が交わる音の迫力が倍増し、戦いにより緊迫感を感じました。大軍勢が進軍する時の足音も、体の奥に響く感じです。何よりワンオク主題歌の迫力が凄かったです。 私は騒音は苦手なのですが、轟音上映は問題なく楽しめました。


最後に

以上、「キングダム大将軍の帰還」を一通りのラージフォーマットで体験してみての感想でした。
ただし、同じラージフォーマットでもシアター設備によってかなり違ってくるかと思いますので、上記はあくまで参考に過ぎません。
ラージフォーマット追加料金もシアターによって異なるため、確認してから劇場に行かれることをお勧めします。

今や配信で映画を気軽にみられる時代。
それでも、「映画を映画館で観る」ことによって得られる感動は、配信では決して味わえないものがあります。
それは、大きなスクリーン、迫力ある音響設備によるところが大きいでしょう。
ラージフォーマットは、そんな「映画を映画館で観る」醍醐味を一層引き立ててくれる最先端技術です。
そして、ラージフォーマットは一般上映よりも上映期間が短く、機会を逃すともう二度と観られないということが十分に起こり得るのです。
「キングダム大将軍の帰還」は、名実ともに日本最高峰の映画でしょう。
それをラージフォーマットという特別な環境下で観られるのは、まさに人生で一度切りの体験になるかもしれません。
だからこそ、ラージフォーマットで観る方は是非お早めに!



以下は、筆者のこれまでの「キングダム大将軍の帰還」感想文です。こちらもぜひ!




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