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邦画史上最高の「起承転結」四部作。〜「キングダム大将軍の帰還」映画感想文(ネタバレなしver.)〜

「キングダム大将軍の帰還」、IMAXで観てきました。
如何せん、前作があのような終わり方だったので、「早く続きを見せてくれ!!」と思い続けた1年でした。

今回のキングダム、最終章と銘打っているだけあって、とにかく全てが異次元。
人間離れした、規格外のアクションに手に汗握り、
飛信隊の思いと、王騎将軍の生き様に心震える2時間半。
あっという間でした。
気づけばぎゅっと、指の跡がくっきりと残るほどに、ハンカチを握りしめていました。
そして、全編を通してほぼ泣いていました。

何より大沢たかおさんが、乱世を生き抜く王騎将軍そのものでした。
なぜ、王騎将軍が強いのか。
背景にある王騎将軍の悲しみ、そして怒りが、スクリーンを通してとてつもない気迫と共に伝わってくるのです。
そしてその言葉の重みと、重量感満載の大きな矛で敵を薙ぎ払う姿は、まさに「天下の大将軍」そのもの。
誰よりも熱い想いを持って、王騎将軍が確かに、そこに生きていました。

主演:大沢たかおさん、といってもいいくらい、王騎将軍の生き様が描かれます。

もうずっと泣いていましたが、エンドロールで大号泣。
私が今まで観た邦画の中でダントツに良かったです。

信と政が出会い、運命が動き始める第1作目の「キングダム」が「起」。
信が初めて戦場を知り、百人将に任じられる「キングダムⅡ遥かなる大地へ」が「承」。
政が中華統一を目指す理由を明示し、馬陽の戦いに突入する「キングダム運命の炎」が「転」。
そして、決して忘れられない一戦で締め括る本作が「結」。
まさに、邦画史上最高の「起承転結」四部作です。

この映画は、日本映画の歴史を変える
そう思えるくらいの、最高の映画体験でした。
行ける限り映画館に通って観たいと思います。

何はともあれ、8年間のたゆまぬ努力による役作りで王騎将軍を演じきった大沢さん、本当にお疲れ様でした!!

ぜひみなさん、劇場で圧倒的な映画体験を!


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