艦これ欧州艦関連聖地の備忘録

このノートについて

  • あくまで執筆者の備忘録としてまとめているものなので、情報の正確性は割と適当です。

  • ドイツ在住なのでドイツとその近辺がメイン。

  • 艦これ関連があるかと思って行ったけど無かった場合も記載しています。ただ私が見落としていたり、後々追加されている可能性もあるので、あくまでも参考程度に。

  • 一般的な旅行関連情報(鉄道の乗り方とか)は他のサイトを参照してください。

    • ただ一部の注意が必要そうな場所については記載しています。

  • 場所名は検索しやすいように極力現地表記または一般的な英語表記にしています。

    • 原則`<場所名>, <都市名>`の順です。場所名に市名も入っている場合は場所名のみ。

  • 艦娘の名前についてはカタカナ表記です。

    • 艦娘毎にまとめようとしたらかなり煩雑になりそうだったので場所毎にまとめています。推し艦の聖地を探したい場合はページ内検索を利用してください。 

ドイツ

Internationales Maritimes Museum Hamburg

リシュリューの大型模型がある大変素晴らしい博物館。民間でありながら9フロアに亘って船舶を中心に海洋に関する物を展示している巨大な博物館。展示を真面目に確認すると余裕で一日が潰れるので、疲れる前に第二次世界大戦周りを展示しているDeck 5に行った方が良い。艦これ関連の大型模型だけでもリシュリュー、グラーフ・ツェッペリン、ビスマルク、Type IX C(U-511)、ネルソン、ロドニー、アイオワ、ホーネット、イントレピッド、大和、伊400、ガングートのものがある。小型模型で良ければDeck 9にほぼ全ての実装艦(デ・ロイテルやゴトランド含)があると思う。多すぎてちゃんと確認できていない。アメリカ海軍?が教育用に用いていた扶桑の判別模型とかもある。模型以外にもビスマルクの進水式の時の新聞記事、NDL社の東洋航路のポスター(神鷹が貨客船だった時代のものかは不明)等もある。なおエレベーターホールにも展示があるので注意(特にホーネットやアイオワ)。海洋博物館なので、資源開発や航海の歴史など展示は幅広い。


Marine-Ehrenmal Laboe

ラーボエ(キールの北東)にある慰霊碑。プリンツ・オイゲンの模型や実艦のスクリュー以外にも青銅の花環等がある。地下の慰霊スペースにはビスマルクやZ3(マックス・シュルツ)の花環もある。展示エリアにはビスマルクやフレッチャーの1/50模型やグラーフ・ツェッペリンの進水式の写真等。近くにはU995も展示されており、中に入ることができる。

キール中央駅からフェリーで近くまで行ける。途中にUボート乗組員の慰霊碑があるらしい。
因みにラーボエは正に白い砂浜に青い海って感じの場所。


Schifffahrtsmuseum Fischhalle, Kiel

キール市の海洋博物館。プリンツ・オイゲンの進水式の写真がある。他にもプリンツ・オイゲンとグラーフ・ツェッペリンの1/500模型も。

Deutsches Marinemuseum Wilhelmshaven

ビスマルクの1/100模型がある。因みに近くのKüstenmuseum Wilhelmshavenにもある。

Bremen

神鷹の建造地。残念ながら神鷹関連の展示は、把握している限りでは無い。造船所も今はショッピングセンターになっている。Bremerhavenに行くとコンクリート船や東ドイツ時代の潜水艦とかあるが、艦これ関連は特に見かけず。
因みにブレーメンからハンブルク(ビスマルクの建造地)はREで一時間程であり、かつハンブルクの宿は高額であるので、DBの遅延やらキャンセルやらに慣れている人はブレーメンに泊まるのも有り。なお駅傍の高架道路沿いは治安が悪いので注意。宿を取るなら旧市街が良いと思う。
最近Akashiという名前の日本料理屋ができたらしい。

○○○通り

ドイツの通りには名前が付いており、偉人の名前を元にしたものも多い。なので艦娘の名前が入った通りもある。Bismarckstraße(ビスマルク通り)はほぼ全ての市にあるのではないかと思うレベルで色んな所にある。グラーフ・ツェッペリンやプリンツ・オイゲンについては Graf-Zeppelin-StraßeやPrinz-Eugen-Straße以外にもZeppelinstraßeやEugenstraßeという名前であったりする。ドイツ関連以外にもあり、例えばGotlandstraßeもある。ただしこれらの通りは名前の元と何か関連があったりするわけではないので、何気なく歩いていて目に入ったらラッキー程度で良いだろう。(例えば私が行ったゴトランド通りは駐車場に続いている通りというだけで何もなかった。)因みにウィーンのPrinz-Eugen-Straßeについてはちゃんと関連があるらしい。


ビスマルク像

ドイツ各地にある。ハンブルクのは大きい。

Hotel Graf Zeppelin

StuttgartとKonstanzにある宿。いつか泊まってみたい。

フランス

Musée national de la Marine, Paris

パリにある海軍博物館。リシュリューの大型模型(アメリカでの改装後の姿)が展示されている。

またモガドールの副館長室を再現した展示もある。

売店にはリシュリューのポスターが売っている。

因みに建物の入口が三つに分かれており、海軍博物館は一番右側の入口であることに注意。

Musée du Louvre, Paris

かの有名なPavillon Richelieuを施設の一部と活用している美術館。

建物内にはCAFE RICHELIEUがあり、看板メニューのケーキ Richelieu はルーブル・ピラミッドを模している。

因みに別の建物にはモナ・リザも展示している。またこの美術館にもファラオのマスクを展示しているので、目安箱の聖地かもしれない。

RUE DE RICHELIEU

パリの中心部を走っている通り。日本食レストランが何件かある。

RUE DE MOGADOR

オペラ座からサントリニテ教会との間を走っている通り。Café du MogadorやThéâtre Mogador等ある。通り沿いにあるGaleries Lafayette Haussmannの屋上テラスからはオペラ座やパリ市街を見ることができる。中のドームも綺麗なのでおススメ。


オランダ

Marinemuseum Den Helder

オランダの海軍博物館。デ・ロイテル博物館に改名しろと言いたくなるレベルでデ・ロイテル関連の展示が多い。デ・ロイテルの大型模型から絵画、鐘、写真まで多数展示されている。途中の階段で白黒映像が流れているが、その中にもデ・ロイテルが出てくる。位置的に長居するのが気後れするが、もし見れそうなら確認してみて欲しい。体験コーナーにはデ・ロイテルの対空機銃で日本軍相手に戦うゲームがあり、子供達に大人気。因みにスラバヤ沖海戦はJavazee(ジャワ海)の戦いとして記録されているので注意。屋外にはデ・ロイテル(戦後に艦隊旗艦を務めた方)の艦橋が移設されて甲板が再現されている。売店にはデ・ロイテル関連のグッズもある。デ・ロイテル推しの提督諸氏にはおススメ。

因みにアムステルダム市立博物館には安らかに眠るデ・ロイテル(人物の方)の胸像もある。

イギリス

艦娘とは直接は関係しないが、Duxfordではバトル・オブ・ブリテンのエアショーがある。スピットファイアの編隊飛行やソードフィッシュが見れたりするのでおススメ。
また艦これには実装されていないが、ロンドンにはベルファストの実艦がある。

Nelson's Column, London

トラファルガー海戦の勝利を記念して建てられた柱。イベント必勝祈願をするとご利益があるかもしれない。

Imperial War Museum London

建物の真正面ににクイーンエリザベス級(RamilliesとResolution)の15インチ砲が展示されている。海軍系の展示はかなり少ない。中の人曰く、ポーツマスに主に展示されているらしい。

The British Museum, London

大英博物館。ファラオのマスクが多数展示されているので、多分艦これ目安箱の聖地。中のカフェでアフタヌーンティーが楽しめるのでおススメ。(事前予約推奨)

His Majesty's Theatre, London

オペラ座の怪人を昔から上演している劇場。無良提督こと無良崇人さんの選手時代の主要プログラムにオペラ座の怪人があるので多分広い意味では艦これの聖地。ショー自体も素晴らしいのでとてもおススメ。演出も素晴らしい。地下水道で燭台が出てくるシーンとかどうやっているのか全く分からなかった。

ノルウェー

Oscarsborg, Oslo

オスロフィヨルドの戦いの舞台。グラーフ・ツェッペリンに実際に搭載されていた15cm連想高角砲が展示されている。建造中止になった後、取り外されてノルウェーに設置されたものらしい。展示場所は要塞から一段下がった海岸沿い。オスロ中心部からフェリーで来たのなら、停泊所から直ぐ南に行った所。同じ場所にZ1(レーベレヒト・マース)やZ3(マックス・シュルツ)等にも搭載されていた物と同型の12.7 cm SKC/34も展示されている。

なお要塞内の博物館にはブリュッヒャー(プリンツ・オイゲンの同型艦)の模型もある。
アクセスは要注意。市中心部からのフェリーで行く場合、恐らく朝に出て一時間程滞在して帰ることになる。(一時間で十分巡れる。これを逃すと五時間程待つことになる。なお殆どの乗客は市内とOscarsborg手前の避暑地との移動がメインなので、Oscarsborgから市内に戻る時は空いていて大丈夫だと思うが、フェリーが満杯だと搭乗を拒否されるので注意。)島には宿とレストランが一軒ずつあるがハイシーズン以外もやっているかは不明。飲み物や軽食は市内で調達してから行こう。島の反対側に短距離フェリーもあるが、チケットが島内でも買えるかは不明。ウェブサイトには券売機で往復チケットのみ売っていると記載があったが、島側の停泊所にはそれらしい機械が見当たらず。ただこちら側のフェリーだとガイドツアーもあるらしい。

スウェーデン

ゴトランドの聖地を中心に、スウェーデン観光の雰囲気が知りたければ田川げんご先生の『ゴトランド 聖地巡礼レポまんが』がおススメ。発行が2019年と少し古いが、雰囲気を味わうことができる。

Gotland Island

言うまでもなくゴトランドの名前の由来になった島。中心地Visbyの旧市街は中世の建物が残っており、世界遺産にもなっている。"I LOVE VISBY"のモニュメント(可動式)がどこかにあるので記念撮影しよう。上手くいくとフェリーのゴトランドと一緒に写真が撮れる。

ゴトランド関連で言えば島の中心部にあるGotlands Försvarsmuseum Flyg & Marin(防衛博物館の海軍と空軍を中心に展示している方。陸軍の方を展示しているのがメインの施設。チケットは恐らくどちらでも買える。)に鐘や模型等が展示している。(2024年時に訪問した時は、バンカー内の空軍スペースに専用ブースができていた。)博物館全体の展示規模は大きいが、恐らくボランティアベースでやっている感じの博物館。そのためオフシーズンは水曜日しか開いていないし、営業時間も短い。軽食や飲み物は持っていこう。またアクセスについてもレンタカーが必須。(バスも一日一本程度あるらしいが。)宿の人に事前連絡して手配してもらうと良いだろう。(もしレンタカーを借りるのなら、島全体を観光するのをおススメする。昔の住居や教会だけではなく、豊かな自然を満喫できる。)

Destination Gotlandのウェブサイトでフェリーと宿を合わせて予約できる。レンタカーも併せて予約できるらしいが、2024年に予約しようとした時は404エラーが出た。またストックホルム市街から港までのシャトルバスも、2022年、2023年の訪問時は併せて予約できていたが、2024年はできなくなっていた。(雰囲気的に一時的な不具合?)鉄道で行く場合はSJではなくSLの方であることに注意。駅も地上のストックホルム中央駅ではなく、地下にあるストックホルム市駅の方。30分毎に出ている。
因みにアーランダ空港からフェリーのシャトルバスにタイムアタックをしたい場合、アーランダエクスプレスの中~後部に乗り、ストックホルム駅のホーム中ほどにある出口から高架道路に出て左に進めばバスターミナルに行ける。正直おススメしない。余裕を持ったスケジュールを立てよう。
フェリーで行く場合、運が良ければM/S Gotlandに乗れる。船内では食事はもちろん、ゴトランド島関連のお土産も買える。お土産屋さんは閉まるのが早いので、早めに買い物をしよう。
港から旧市街は徒歩圏内だが、空港は離れた所にあるので注意。ハイシーズンならバスが無いこともないが、冬は朝夕に1本ずつある程度でタクシーが必須になる。ただ利用者の殆どが地元民でタクシー需要が少ないため、場合によっては電話をして送迎を頼む必要がある。飛行機も小型機で手荷物を入れるスペースも直ぐに埋まるので、フェリーがおススメである。

クリスマスマーケットはかなり小規模ではあるが、数日間だけMedieval Christmasと銘打って中世時代をフォーカスした催しがある。この期間に行けば中世時代(をイメージした感じ)の小物が買えたりと歴史を感じられる。(トーチパレードは幻想的な写真をしているが、実際に参加すると焼き討ちに行く感じの雰囲気。開始地点は城門の外なのだが、門を開けろ的な小芝居をしてから始まるので実際に焼き討ちが元ネタかもしれない。)

なおクリスマスマーケットは基本的にSwish決済。観光客は現金で支払うしかないのだが、お釣りは用意されていない(キャッシュレス社会なので)。丁度の額で払う必要がある。場合によってはユーロでも払えるが、その場合1 EUR = 10 SEKが基本レート。
ゴトランドシープについて、Ödins Garveriでは毛や革を使った製品が買える(建物内に工房があるらしい)。そこから少し歩いた所のVärdshuset Lindgården | Restaurang & Hotellのレストランではゴトランドシープを食べることができる。ただ家族や恋人と静かに歓談するような感じのレストランなので、できれば誰かと行きたい。

Sjöhistoriska, Stockholm

ストックホルムにある海洋博物館。ゴトランドの大型模型がある。


Gothenburg

ゴトランドが建造された都市。造船所の跡地はサイエンスパークになっているが、ドック跡はいくつか残っており、ベンチもあるので散策できる。なお一部住宅街になっているので注意。


Marinmuseum, Karlskrona

カールスクローナ(スウェーデン海軍の根拠地)にある海軍博物館。ゴトランド(潜水艦の方)の模型や、ゴトランドについても記載している本が展示されている。スウェーデン海軍の歴史や潜水艦の技術周りを知るのにおススメ。

SAS

スカンジナビア航空。機内販売でゴトランド島のポテチが買える(少なくとも短距離路線は)。ゴトランド島のスーパーで買えるものよりは小さい。


いいなと思ったら応援しよう!