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挑戦する企業のDX推進

2023年からスタートした、釧路製作所のDX推進。やる気のある若手が手を挙げ、今も着実に前に進めています。
また、DXチームの定例会議を港まちベース 946BANYAにて行ったりしています。(釧路製作所さんは946BANYAのスポンサー企業でもあります)

場所を変えて気持ちを変えてやり始めると、チームの一体感やアイディアなど、会議室とは違ったパフォーマンスを出せることがあるからです。
形から入るのが好きな私の心をくすぐる、めっちゃかっこいいチームポロシャツもらって、気分もアゲアゲに(笑)
いつもと違う場所だからこそ、休憩時間にはわらびもちを食べたりしながら、リラックスした雰囲気で本音も言えて進められています。

946BANYAでのミーティングの様子

このDX推進は2023年3月から立ち上がり、月一で定例しつつ、LINE WORKSでコミュニケーション取りつつ、業務改善の考え方や進め方の学び、それからkintoneやその他クラウドサービスを活用した改善などをしっかりと定着させるための伴奏支援をしています。

若手中心!チーム作りをじっくりと

みんな自分達の業務をしながらで大変な中、それぞれ違う部から手を上げてくれた仲間たち。
去年は現場からの要望を改善する施策を2本、ローンチしました。
1つはDropBoxを使った部署間の契約書類や図面など共有。多岐にわたるファイルの情報管理を一元化することになりました。

もう1つは食券で管理していた食堂利用。食券を廃止し、LINE WORKSを活用することにしました。Jobocoというサービスを使い、LINE WORKSとkintoneと連携して管理することにしました。
ただし、いきなり変えたのではなく、まずはDXチーム中心に使い始め、徐々に使ってくれる人を増やしていくという、進め方をしています。

これにより食券を印刷して作るという作業がほぼ無くなりました。また以前は毎朝食堂に置いてある紙に名前を書いていたため、その数を数えて集計していましたが、作る数が事前にパッと数字で出せるようになったり、出張先から帰る日でも紙に書かなくなったことで、LINE WORKSから注文しておくことができるようになり、管理する側、食堂のおばちゃん、利用者にも好評です。

これらは大胆なものではないけれど、自分達自らで考え提案して進めているものです。

自分達でできるようになる。考えるDXチーム

新しく仕組みを変えようとすると、質問や不安が導入される現場から上がってきます。
なにかが変わる時、人は不安から変えたくない理由を探しがちです。

その場合の回答やその不安の解消方法、そういう形で意見してくれる方の気持ちなどをみんなで考えました。

「ここがこの方の1番の不安点」とか「この言葉の裏にある、負担に感じている部分をヒアリングしてみよう」

など積極的に意見を出し合うことができました。
こうやって現場に寄り添う気持ちもまた、大切なDX推進の心得です。

そして、「上がってきた改善要望を四宮さんに頼るのではなく、自分達でその場で対応していけるようになりたい」という言葉がチームからも上がり、自分ごとになった学びはちゃんとした内製化に繋がるので、とても前向きに着実に進んでいて嬉しくなりました。
これこそ「トランスフォーム」だと実感しています。

去年1年かけてじっくりチーム形成してきましたので、最初はDXって何をやればいいの?と言った手探りな感じでしたが、今では定例を行い業務と折り合いをつけながら、できることにどんどん着手して行ってます。
小さな成功体験の積み重ねで、次のステップを確実に上がっています。

社内だけじゃなく社外にもアピール

実はこの様子は北海道新聞にも取り上げてもらいました。

まだまだスタートラインですが、その場しのぎではない改革が進んでいます!
大きな結果や事例がないとなかなかこういう過程は前に出ないですが、製作所のDX推進はかなり参考になると思うので、記録として残した方がいいと思っています。

強いから生き残れるのではなく、変われるから生き残れる!

釧路製作所 羽刕社長の言葉

地方の老舗製造業企業が行うことで、地域のDXを牽引していくんだ!未来への投資が次の世代への道を作るんだ!という強い想いを持って始めた社長はじめとする経営陣が素晴らしいと思います。
羽刕社長が自ら講演なども行っており、自社だけではなく地域、ひいては日本の地方中小企業のDXの道しるべとして牽引する企業になる覚悟で進めています。

それから、未来への投資としてはもう一つは大きなことに取り組んでいるのがこちらの会社。
釧路製作所は宇宙事業にも乗り出しており、まさに挑戦する企業なのです!


忍耐強く「DX人材育成」に取り組む経営陣の覚悟があるからこそできていること。

短期的な目線ではなく長期的な目線で本気の企業改革を行いたい!という気持ちに、私自身もOGとして関わらせてもらっています。

DX推進は、未来の事業に繋げていくことだと社員一人一人が考えるようになるので、骨太で強い会社を作っていけると確信しています。

今年の釧路製作所も、もっともっと前進していきます!


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