保護者と教員のゆるーくつながるお話会vol.3 ~学習指導要領を一緒に読んでみよう!~
2020年8月1日、「保護者と教員のゆるーくつながるお話会vol.3」がKochi Startup BASE®️にて開催されました。
今回のテーマは、『学習指導要領を一緒に読んでみよう!』
今年度新しくなった学習指導要領について、実際の現場からのお話を伺い、参加者はそれに対しての疑問や日頃の悩みなどをシェアし合いました。
ファシリテーター:
野崎 浩平(のざたん)さん(土佐塾中学・高等学校 理科教諭)
2019年度の経済産業省『未来の教室』実証事業『HeroMakers』二期生。ゆるふわ教育コミュニティーTosa Educator's Guildの共同創設者。元々は大手教育企業で実験教室を運営したりコーディネートしていたが、脱サラして高知へ移住し、教師をしている。実験教室時代から「子どもと対話する学び」に取り組んできた。「生徒も私も一緒に考えて学ぶ。そうするうちに、彼らが自然と学び始める」をモットーに教育活動を展開中。
チェックイン
今回は、小中高の子どもを持つ保護者と親子、これから教員を目指す大学生、教員などスタッフを含め7名の方に参加いただきました。
チェックインでは、今回イベントに参加した動機をシェア。保護者の方からは早速、子育ての中での子どもと学校のかかわり方や、自分と子どもとの関わり方への悩みが聞かれました。また教員の方からは、学習指導要領が新しくなった中でこれからの対応やコロナ禍で変化する学校の在り方などへの思いが聞かれました。
参加者それぞれが悩みや不安を抱えながらも、何かヒントをもらえるのではと、今回のお話会に参加されていました。
学習指導要領のお話
野崎さんからは学習指導要領について、今回新しくなるまでの時代背景や経緯など、具体的な学習内容がどのように変化するかなどの事例も含めて、お話がありました。聞いてみないとわからない教育現場や国の施策など、子どもたちの学びの環境がこれからどんどんと変化していくことに対し、参加者からは、「なるほど、そんなことがあったんですね」や「おもしろい」など驚きや笑いがこぼれる場面が多く見られました。
悩みや疑問のシェア
野崎さんのお話の後は、実際それぞれが抱えている悩みや疑問をお互いに話し合いました。それぞれの悩みに対して、教員、保護者の立場関係なく、思いを受け止め、また、一緒にその問題に対して前向きに考えようとする雰囲気が感じられました。
参加されていた小学生の子どもさんは、普段テレビや動画に夢中になってそこから離れることができないそうですが、イベント参加中自分から絵を描き始め、大人たちの白熱した対話の中でも時には鼻歌が聞かれるほど、集中した様子がうかがえました。
チェックアウト
最後の感想では、保護者からは「先生も保護者も人間、コミュニケーションをとることの大事さを感じました」や「悩みも話すことで楽になりました」と聞かれ、また教員の参加者からは、「いろんな立場の方と意見交換ができて非常に楽しかったです」と、参加者皆がイベント開始時とは違う、安心した穏やかな表情となっていたことが印象的でした。
統括
参加者の方々の悩みや不安は多種多様で、現在の教育の現場ではすぐには解決できないこともたくさんありますが、それぞれが自分たちの思いを語り、受け入れられる場があること。そんな場があるとまた前に進もうと思えるのではないかなと思わされる回となりました。
(レポート:公文 順子 )
問い合わせ
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