【レポート】こうち女性起業家応援プロジェクト 連続セミナー#9 ~自分らしい仕事をつくる-食生活のアップデートを提案する食卓研究家という生き方-~
第9回目となる、こうち女性起業家応援プロジェクト 連続セミナー#9『自分らしい仕事をつくる-食生活のアップデートを提案する食卓研究家という生き方-』をテーマに、新田さんにお話していただきました。
2019年12月10日、「こうち女性起業家プロジェクト#9」がKochi Startup BASE®︎(以下KSB)にて開催されました。「こうち女性起業家応援プロジェクト」は、講師からの一方的な話題提供というスタイルではなく、参加者も自分の想いや考え、気づきを、対話を通じて共有していく参加型スタイルで進められました。
<ゲスト講師>
新田 理恵さん(TABEL株式会社 代表取締役、食卓研究家)
<プロフィール>
管理栄養士であり国際薬膳調理師。薬草キュレーター。食生活のアップデートを目標に、料理とその周りにある関係や文化も一緒に提案し、地域の商品開発やレクチャーを行っている。
日本の在来ハーブ•薬草と出会い、リサーチをはじめて伝統茶ブランド{tabel}を2014年に立ち上げる。2016年8月にTABEL株式会社へと法人化し、薬草のある健やかな暮らしを提案している。2018年初春、薬草大学NORMを開校。著書「薬草のちから(晶文社)」も同年5月に発売。横浜市立大学の非常勤講師をはじめ、大学や各地でのゲスト講演やワークショップなども行う。
チェックイン
まずは参加者の方々の自己紹介から始まりました。お名前と所属、参加動機と今の気持ちを発表してもらいました。
今回は、新田さんの行っている事業に興味を持っている方や、将来的に食に関わる仕事をしたい、と考えている方など、20代~50代までの幅広い年代の方にご参加いただきました。
新田さんの講演『自分らしい仕事をつくる-食生活のアップデートを提案する食卓研究家という生き方-』
その後、新田さんの講演がスタート。現在の取り組みや食に関する仕事を始めた背景などをお話しいただきました。
最初に見せてくれたのは、新田さんが手がけた薬草茶の商品。素敵なパッケージに「かわいい」という声も挙がりました。薬草茶の販売を通じて目指したいことは「食生活のアップデート」。身体に良い、色々な薬草茶の文化を広めるために活動をしています。
元々、食に関わる仕事をしていた新田さん。薬草を探し始めた頃に知り合った農家さんとの出会いが後々、起業に繋がっていきました。衰退している日本の薬草産業の現状や、作り手である農家さんの課題を知り、「サポートをしたい」とブランドを作ることに。
薬草茶と言えば、健康のためや病気になって困った人が飲むというのが一般的なイメージですが、「おいしいから飲んでいたら、いつの間にか健康になっていた」という切り口で、市場を変えていくための活動を続けています。
後半には、新しい事業の立ち上げや起業に関してのアドバイスやヒント、ご自身の体験談を交えたお話も聞かせてくれました。
「最初からウエディングケーキを目指さない。小さいところから始めて、改善していく」という言葉に、気付きや共感を得た参加者の姿も見られました。
対話の時間
新田さんの講演が終わったあとは、感想のシェアを行いました。
その後、参加者それぞれが講演の内容等について、疑問に思ったことや深く聞いてみたいことを新田さんに質問しました。
チェックアウト
チェックアウトでは、セミナーを受講した感想やこのセミナーの後、どんな行動を起こしてみたいか、など一人ずつ発表していただきました。
自身の活動に関して「ブランディングをしていきたい。まずは肩書きを作るところから始めたい」という声や、新田氏のキーノートから得たヒントや対話の時間にもらったアドバイスを早速、実践したいという声が聞かれました。どの立場の参加者にとっても参考になる話題が多く、全体的に満足度が高いことが伝わってきました。
※総括
今回は、食に関する話題だったので、様々な立場や角度からの質問や感想が多く聞かれました。起業をするつもりは無かった新田さんが、農家さんや産業のためにと起業されたお話は共感する部分が多くあり、自分も何かやってみようかな、と思わされるほどでした。
(レポート:上野 伊代)
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