【衝動のままに詩作】しずかなところ、
右方向にある、知らない商店街に行ってみた
ひとけはない、黄ばんだフィルターみたいな光景
年寄りのにおい、
閉まったシャッター、足元にワンカップの器に差された花がある
シャッターに貼り紙、政治絡みの反対運動のやつ
しばらく歩く
ひとけはない
くそ忙しい毎日でも、
ここよりマシかも
ここにはモチベーションなんてどこにも見当たらなくて、時間がゆっくり流れて
ここにはトラブルなんてなくて、
このままなにごともなく、死んでいきそう
やけに静かで、
また雑踏にもどって、時間が流れ出した