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【船旅準備08・保存版】世界一周クルーズ旅行の寄港地で使うネットについて詳しく説明します
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2023年4月~7月末まで、
ピースボートクルーズで世界一周をして帰ってきました。
クルーズの「船内生活」とそれぞれの「寄港地」で役に立つ情報を、
文字はこのnoteで動画はYoutubeで 配信しています
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この記事の動画→https://youtu.be/rq-1i3sTpfU
こんにちは!!
ピースボート北回りと南回りに乗船したオンライン日本語教師Sallyです!
今回は
「100日間のクルーズ旅行中、寄港地で使うインターネットについて、何が適しているのか」を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
1 はじめに
初めて乗船される人は100日間のクルーズで自分のスマホは使えるのか?家族に連絡するにはどうすればいいのか?
ピースボートで紹介されているルーターに契約しようか迷っているなど、悩まれていると思います。
ネットで検索すると、海外旅行向けのルーターやSIMなど、お勧めがたくさんありますが安易に飛びついてはいけません。
100日以上のクルーズ旅行に適したものを選ぶ必要があります
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海外旅行といっても、飛行機での旅行とクルーズ旅行では違います。
1つは、滞在国の多さ。
更に先進国ばかりでなく途上国にも寄港すること。
もう1つは、100日以上の長期であること。
加えて100日といっても、洋上にいる日が多いため、
100日間、ずっとネットを使える環境は必要ないということ。
そこを考慮して何が適しているのかを考えなければいけません。
今回は、クルーズ経験者の私が寄港地でのネット環境も鑑みながら、
100日以上のクルーズで、20カ国以上の国に、
それぞれ1日か2日ほどの滞在の間だけネットを使うのに
最も適した方法をご提案したいと思います。
皆さんの中でも、どれがいいのか検索された人もいるかと思います。
それらと比較する判断材料になると思います。
使い方はひとそれぞれですので、唯一という方法はありませんが、
クルーズを経験したからこそ分かる、
「日本で暮らしているのとは違うネット環境と、ネットに対する考え方の変化」を考慮した提案は、きっと役に立つと思います。
今日の内容は、
オーバーランドツアーや飛行機での海外旅行でも参考になる内容も含みますので、飛ばさず見て納得した上で、最終決定をしてください。
海外で使うネットといっても、100日間ずっと使えるわけではありません。船で沖にでてしまったら、陸のネットの電波は届きません。
つまり、ネットを使えるのは寄港している30日余り、
つまり100日のうちの1/3ぐらいです。
そして、20数カ国ある寄港地で利用することを考慮していくつかの方法の紹介とその利点欠点を考えてみたいと思います。
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2 Wifiルーターを使う
スマホとは別に、小さなポケット型の通信端末をレンタルか購入します。
それを寄港地で使うことができます。
値段は会社によって様々ですが、次に説明するSIMカードよりは割高になります。
メリットは、
複数名で使えること、今の電話番号がそのまま使えることです。
デメリットは、
ルーターを持ち歩くこと、バッテリーが切れたら当然使えないことです。
基本的には滞在国+滞在日を選んで契約する方式です。
例えばこんな感じ。
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見て分かる通り、基本的には1つの国を旅行する人向けです。
しかし色々調べていると、世界一周プランも見つけました!
しかし100日間使うわけではないので、結局割高になります。
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3 SIMを使う
SIMには2種類あり、
物理的なSIMと、[eSIM]という設定をすることによってSIMと同じように使えるものがあります。
メリットは
Wifiルーターより安いこと。
デメリットは、
電話番号が変わってしまうこと、
今使っている携帯会社のSIMを大切に保管ししておく必要があることです。
SIMもeSIMも設定をする必要があり、特にeSIMはスマホに慣れてない人にはハードルが高いです。
また、古いスマホでは対応していない場合があります(概ね2020年以降のものはOK)。確認してから使用を検討すること。
もう一点。
大手キャリアのdocomo,au,SoftBankの場合、
店舗に行って【SIMロック解除】をしてもらう必要があります。
Wifiルーター同様、滞在国+滞在日数を選んで契約する方式です。
(ワンポイントアドバイス)
もし、使わなくなったあまり古くないスマホがあればそれをクルーズに持って行って日本で使っているSIMを指してサブ機として使えば、今使っている電話番号も持っておくことができ、SIMをなくす心配もないと思います。
設定を自力でできる人、オーバーランドツアーなどで1つの国で何日か滞在する予定のある人は、SIMも候補の一つになると思います。
以下は、世界一周で使えるeSIMの参考ブログです!
4 携帯電話会社
3つのキャリアブランド「docomo」「au」「SoftBank」
2つのサブブランド「UQ Mobile」「Y!Mobile」
ショップがある5社です。
今お使いのスマホを海外でそのまま使うことはできます。
【海外ローミング】といいます。
他と比べて割高ですが、
自分で設定したり面倒なことをしたくない人はこちらをお勧めします。
電話もそのまま使えるし、サポートも手厚いと思います。
古いスマホでは対応していない場合もありますので、出発までにショップに行って確認をしてください。対応している国も確認しておくといいでしょう。
5 ショップのないオンライン専用ブランド
「ahamo(docomo系列)」「povo(au系列)」「LINEMO(SoftBank系列)」
この3ブランドも海外ローミング可能です。
申し込み等、全てネットでのやりとりになりますが、
ショプのあるブランドより割安です。
すでに使っている人は、
プラン、料金、スマホの端末、利用可能な国などを確認し、
利用する場合は設定 方法を乗船までに調べ、できればプリントアウトして持っていきましょう。乗船するとネットが繋がらなくなり、最初の寄港地でまごつくことになってしまいますから。
私が調べた限りの3社の重要な点は、
Ahamo
15日以上の利用は速度制限がかかり、ギガを追加することができません。
povo
プランを事前に購入、世界旅行用のプランもありますが割高です
LINEMO
申し込みが必要ですが、契約して5ヶ月目まで海外ローミングが使えません
6 楽天モバイル
楽天モバイルは使った分だけ支払う方式で、
最安は3GBで約1,000円
20GBまでで約2,000円
それ以上無制限で約3,000円
海外に出れば日本のネットは使わないので実質1,000円の3GBのプランが適用されます。そのうち2GB海外で使えるという仕組みです。
2GBで足りなくなった場合は1GB500円でチャージができます。
この料金は安いですね。
楽天モバイルに変えるのは、、、と思っている人は、
楽天のWifiルーターという選択肢もあります。
楽天モバイルと同じ料金で利用できます。
2024年4月14日まで1円のキャンペーンをしていますね。
しばりも解約金もありません。
私はこれを一番お勧めします。
楽天モバイルのデメリットとしては
使える国が約70カ国で、中東や中米では使えない国がいくつかあります。
ただし、港のターミナルにはFreeWifiがほとんどあるので、そこを利用することができます。
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7 番外編 Free Wifiを使う
料金は0円です。
欧米は不自由なく使えます。観光地にはFreeWifiも結構あります。
途上国ではまだまだWifiが普及していないのですが、
クルーズ船のターミナルは使えるところも結構ありました。
他に使える所としては、レストランや中級以上のホテルなど限定的です。
FreeWifiは、移動しながらの使用は難しいです。
また、不特定多数の人が集まっているためセキュリティ的にリスクがあります。特にセキュリティについては、個人情報を読み取られたりなどの心配があるので、空港やカフェなどさまざまな人が出入りする公共の場所は最低限の使用に抑えたほうがいいと思います。
なお、地図アプリはあらかじめ必要なエリアをダウンロードしておけばオフラインでも使うことができます。
8 ネット環境の変化(重要)
次に実は非常に重要なこと、、、クルーズを経験したからこそ分かる、
日本で暮らしているのとは違うネット環境と、
ネットに対する考え方の変化
についてお話したいと思います。
ここまで、クルーズ旅行でのネットを使う方法を色々ご紹介してきましたが、実は、想像以上に洋上生活において、
ネットは重要でなくなります。
日本にいるとYou Tubeを見たり映画や音楽を日常的に楽しんでいる人も多いと思いますし、それだけに
クルーズ船でネットは使えるのだろうか?
使えなくなったらどれだけ不便だろう、、、
中には
You Tubeが見られない生活なんて考えられない、、、
と不安に思っている人もいるかもしれません。
しかし、船に乗ってしまえばそんな不安は一気になくなります。
準備編No.6でもお話した通り、洋上生活は
講演会やスポーツ、趣味の集まりなどたくさんあって結構忙しいのです。
船での生活を例えると、、、
約2,000人の島の住人になったようなもの。
どっちを向いても人がいて、顔見知り。
よほど意識しないと(または部屋に引きこもらないと)
一人でネットを楽しむという生活はかないません。
日本とは生活スタイルが変わってしまうのです。
そんなネットのない生活に段々と慣れ、
ネット依存の人は半ば強制的にデジタルデトックスされます。
ネットが使えるに越したことはありませんが、なくてもなんとかなるものです。
寄港地の情報は出発までにある程度準備可能です。
You Tube好きの私もクルーズ生活に慣れ、全く見ませんでした。
ちなみに、
115回から洋上での有料のネットは「スターリンク」という高速のシステムが導入されたそうなので、情報を検索するなどの用途で使うには十分かもしれません。ぜひ実際に体験した人からのコメントをお願いいたします。
9 ネット使用料について
寄港地でどのくらいネットを使うのか、
ここがいちばん重要なポイントなので確認しておきましょう。
寄港地では、
「家族にLINEをしたり、メールチェック、地図アプリの利用をする程度」
とすると、1日200MB(メガバイト)ぐらいが目安です。
旅行期間100日のうち、30日ほどが寄港日
1ヶ月10日が平均滞在日ですので、使うデータは
1ヶ月約2,000MB メガバイト (=2GB ギガバイト)
100日のクルーズで、6GBぐらいが目安ということになります。
100日の旅行期間のうち30日ほどしかネットが使えないという
世界一周クルーズの特殊な環境では、
国ごとにギガを購入するシステムである
Wifiルーター、SIM、スマホ会社のプランは割高になります。
世界一周プランも同様に、
ずっと陸地にいるわけではないのでもったいないですね。
料金をあまり気にしないとか、陸で動画などをガンガン見たいという例外を除けば、1ヶ月2GB利用できる楽天モバイルがクルーズにはピッタリです。
実は私は、100日のクルーズで1ヶ月2GBどころか1GBも使いませんでした。
実際そんなもんですw
デジタルデトックスの効能は思ったより強いですよ!!
10 さいごに
今日は情報量が多く長くなってしまったので、次回
ネットの設定、高額請求されない方法をご紹介します。
また地図アプリを使う前の準備やLINEなどのアプリの便利機能など
まだまだご紹介しきれませんでしたので次回をお楽しみに!
読んでくださってありがとうございます!!
Sallyでした!
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