見出し画像

【ピースボート 船内生活01】10年前とは違って船内も外国になっていた!?盗難、トラブル、船内は安全?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2023年4月~7月末まで、
ピースボートクルーズで世界一周をして帰ってきました。
クルーズの「船内生活」とそれぞれの「寄港地」で役に立つ情報を、
文字はこのnoteで動画はYoutubeで 配信しています
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この記事の動画→

こんにちは
Sallyです
今日は、ピースボートでの主に船内でのリスクについて、10年前と現在の違いを交えながらお話します

私が乗った81回、その10年後の114回を比較しての違いは、何と言っても日本人のお客さんばかりでなくなったということですね。
81回の時は、在日コリアンの女性が1名とあとはいたかなぁ〜?少なくとも西洋人はゼロ、中国語など外国語が聞こえてくることはありませんでした。当然、船内の講演会や行事も日本語オンリーで、クルー用に英語の放送が入ることがたまにあるぐらいだったと記憶しています。完全に日本人の船でした。
それが何を意味するかというと、日本で生活しているのと同じように船で暮らせるということです。もっと具体的に言うと「無防備」で良かったです。公共の場、例えばどこかの机にパソコンを置きっぱなしにしたまま別のところに行っても取られることはありませんし、そんな心配をしたこともなかったです。私の友人も、パソコンを置いたままいつまでも帰ってこないので、パソコンをここに置いているのを忘れているのでは?と思ったぐらいです。パソコンに限らず物を置きっぱなしにすることは日常茶飯事。海外旅行をしていながら、船の中は完全に「安全な日本」でした。その当時ピースボートとしても、「船で暮らす」というようなことを言っていた記憶があります。家にいるかのようにゆったりと安心して船の旅を過ごしてください〜というような。

日本も私が若い頃だから30年、それ以上前には日本にそもそも旅行に来るのは日本贔屓か日本オタク?の西洋人が少し。経済格差もあったため他の外国人といえば、一時期イラクや南米ブラジル人など労働のための来日ぐらいで旅行で来る人は稀だったと思います。だから治安が保たれていた。差別的な意味で言っているのではなく、それぐらい日本は安全だったし、逆に言えばそれは全く世界の常識ではありませんでした。だから日本人が外国に旅行すると必ずといっていいほどスリや何かのカモになる。日本のような感覚でいると必ずやられる。だから、日本にいる時とは違う気を使って旅行せねばならなかったのですね。常識も全く違います。

一つ面白い話をします。私は北米、南米、中東に2年ずつと、アジアの国に1年住んでいました。ある国で友人がタクシーの座席に携帯電話を置き忘れ、すぐ気が付き電話をかけたら、ドライバーがその電話に出ました。それでその携帯電話を返してほしいと言ったらドライバーが待ち合わせ場所をすぐに指定してきました。その場所に急いで行くとドライバーが笑顔で待っていました。良いドライバーで良かったと内心ほっとして携帯電話を受け取ろうとした時、ドライバーはもう一つの手を差し出したのです。どういう意味か分かりますか?分かった人は座布団1枚!

「届けに来てあげたんだから金よこせ」の手だったのです。日本じゃ考えられないことです。名誉のためにどこの国かは伏せておきますが、これはまだいい方です。携帯電話がちゃんと戻ってきたのだから。同じように携帯をなくした別の友人はどうしたか。蚤の市へ自分の携帯電話を探しに行きました。拾ったものはそこで売られている可能性が高いからです。どっちにしてもタダで手元に戻ってくることはない、ということです。
私は日本語教師なので、来日した留学生たちが日本の治安、財布が戻ってくることに驚嘆する話は何度も聞きましたし、彼らは大げさでも何でもなくただただ驚いているのです。

脱線ついでにもう一つ面白い話を思い出しました。東京の日本語学校に務めている時、週明けに何人かの留学生が六本木で事件に巻き込まれそうになったという話を聞きました。自分のクラスの学生だったので、ちょっと聞いてみたところ、彼らは開口一番「先生!外人にやられた!全く!六本木の外人はタチが悪い!!」私は内心くすっと笑ってしまいました。(その学生たちだって外人なんですけど、彼らの心はすっかり日本人化していたんですね)

さて81回以降、日本以外の国からクルーズに参加する人も増え、中国からの爆買いがニュースでよく取り上げられていた頃のクルーズは、マナーも悪く居心地が良くなかったと経験者から何度か聞いていました。コロナの前はそのピークだったようですね。しかし3年ぶりにクルーズを終えた114回はその心配は無用でした。コロナ前に具体的に聞いていたレストランでのマナーの悪さなど私は見たことはありませんでした。お客さんの層が変わったと感じました。
それでも81回とは明らかに違いました。話し声が大きい、立ち振舞いなど不快を感じることは正直言うとありました。でも私は何度か静かにしてくださいとお願いしたら、ちゃんと理解してくれました。
他に81回にはなかった私自身の変化は、「無防備」では暮らせなかったことです。パソコンを置きっぱなしにするなど絶対できなかったし、ほとんど見かけたことがありませんでした。若い子が夜中に置きっぱなしにしているのを2,3度見た程度ですね。日本自体も外国の人が増え30年前の常識が通用しなくなり、日本人の意識も変わったのだと思います。

盗難に関しては、準備編の洗濯の回で1件紹介しましたが、それが日本人でなかったことは言及しませんでした。しかし、114回で外国人に盗まれたというあからさまな話は聞いてはいません。ただ、昔の日本が特別に安全だっただけであって、今は世界の標準に少し近づいてきた、それは人の意識も同様に。そう私は理解しています。そういう意味ではリスクと言えるほどでもないし、船内でも多少「外国にいるのだ」という意識を持って暮らしたほうが、温室育ちの日本人にはちょうどいいのかもしれません。

それから「クルーに盗まれた」などと言う声も聞いたことがありますが、私はそれはとても信じられません。そんなクルーが部屋の掃除に入っていると思うとおちおち外にも出られません。彼らのほとんどが途上国から来た若者たちです。日本は西洋に比べれば貧乏になったなぁと今回の旅でつくづく感じましたが、それでもクルーたちは母国で働くよりもクルーズ船で働くほうが稼ぎがいいのでしょうし、厳しい訓練も受けているはずです。だからよっぽど揺るぎのない証拠がないのであればそのようなことを言うべきではないと思います。
それから、日本語が分からないことに腹を立ててクルーを怒鳴りつけている高齢の男性を見かけたことがあります。レストランでもクルーを鼻で使うような態度をする人を時々見かけます。同じ日本人としてとても恥ずかしいです。客だから偉いのだとい奢りでしょうか?そういう態度は世界では最も軽蔑されるのだということを知ってほしいです。国同士の経済格差があったとしても、それは個人の格差ではないはずです。彼らの中には「日本の船だから」と乗船したクルーもいます。そんな若い彼らをがっかりさせないでほしい。スマートに紳士的に振る舞ってほしいです。

おまけですが、「家にいるかのようにゆったりと暮らす」のはいいのですが、ぞうりやジャージ、男性の半パン、パジャマのような上下で船内を歩き回るのは止めてほしいです。全般的に男性に多いです。室内と船内は明らかに違いますね。船内は「公共の場」です。いくら日本の実家でそのような格好でいたとしても、クルーズ船なのだから、それなりの格好をしてほしいです。

今日は以上です。次回は、船の外へ出てからのリスクについてお話します。読んでくださってありがとうございます

#リスク
#盗難
#ピースボート
#ピースボートクルーズ世界一周
#ピースボート115
#ピースボート114
#ピースボート114回クルーズ
#114回ピースボート
#115回ピースボート
#地球一周の船旅
#ピースボート実態
#世界一周
#ピースボートクルーズ
#世界一周クルーズ
#クルーズ
#クルーズ船
#船旅
#クルーズ船の旅
#PeaceBoat
#クルーズ旅行
#世界一周旅行
#海外ツアー
#飛鳥
#ダイヤモンドプリンセス
#MSC
#ジャパネットクルーズ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?