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就職活動 必勝ガイド-事前準備編#3

就活準備編 STEP 2
就職の軸を定める

 会社選びにも、結果を出すためにも
 役に立つ「就職の軸」。
 的を絞って効率的に自己分析を行い
 自分の軸を見つけましょう!

 ※当記事は2019年12月22日に発行された
 高知新聞タブロイド「就活ナビ2021特集」より
 一部編集・再掲したものです。
 情報は発行当時のものです。
 予めご了承ください。


就活生の多くが 悩んでいる会社選び

就職活動を終えた学生へのアンケートで、
「就職活動 で一番苦労したこと」として多くの学生が挙げているのが、「会社選び」です。

数年前まで、就活生の悩みは「エントリーシートの書き方」や「面接突破」が上位でした。

ところが、売り手市場が続いている近年では、
採用枠が増えて内定をもらえそうな会社がたくさんあるので、選考に合格するためのノウハウより、どうやって会社を選べばいいかを知りたい、という人が増えているようです。

新卒採用を行っている会社は就職ポータルサイトに掲載されているだけでも5万社以上あります。

一方、就職活動できる期間中に一人の学生が会社訪問や単独の説明会に参加できる数は物理的に30社程度。

手当たり次第に会社説明会に参加して、
詳しい情報を聞いてから選考を受けるかどうか決める、という方法では、自分に合う会社に出合う前に時間切れになってしまいます。
5万社からどうやって30社に絞るか、
悩む気持ちもうなずけますよね。


会社を選ぶ基準 それが「就職の軸」

就職ポータルサイトを使って
業界や職種、地域などの条件で検索してもまだまだ数が多く、全部の会社の情報を見てから選ぶことは困難です。

かといって一括エントリーすると、
さまざまな会社から説明会の案内などが届き、
かえって混乱を招いてしまいます。

自分に合う会社を見つけるために必要なのが
「就職活動の軸」を持つこと。

業界や職種や地域だけでなく、
「○○で社会に貢献している」
「若いうちから責任ある仕 事を任される」
「先端の技術力が身に付く」
「チャレンジできる」
「会社経営者を相手にビジ ネスができる」
など、これだけは譲れないという点を軸にしましょう。

軸を定めることで 得られるメリットとは

大学の就職ガイダンスなどで
「就職活動の軸を持ちなさい」と指導されることがあります。

軸を持つ目的は、
もちろん会社選びに役立てるためですが、
せっかく選んだ会社に合格できなければ
意味がありません。

軸を定めないで、単に「興味があるから」という理由だけで会社を選ぶと、志望動機が薄いためになかなか内定がもらえなかったり、就職できたとしても長続きしなかったりします。

「就職の軸」は、就職活動を効率的に進めるためにも、結果を出すためにも必要なのです。

自分をしっかりと分析して、
「やりたいこと」や「できること」が明確になってくれば、軸も自然に見つかります。次のSTEP3を参考にしながら、軸について考えてみてください。

#4へつづく

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