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歴史に介入する日

noteの経験も浅いのに既に何度か思った事。

文章を紡ぎ出すって、面倒くせーっ!

言葉で伝えるのは多少、齟齬が有ろうが矛盾していようが、(録音とかでもしていない限りは)取り繕う事も可能だろう。特に当方の様に記憶力に自信が無い様な輩は大変。相手の勢いとか雰囲気とかに押されてしまって、図らずも「あ、そうだっけ?」等と返答してしまったりすると大抵は終わりである事が多い筈。

けど、文字に起こして伝えようとすると、途端にそのハードルは高くなる。当たり前だけどサ。構成や全体の流れから言い回しで読者に勘違いさせない様に、と誤字脱字の有無は最低限。他人に読まれるからには、言葉の意味の把握や矛盾点が有ってはならないし。

ソレに、これも当たり前だけど、言葉で喋るのと文字を書き出すor打つ速度の違いと労力の差が大変なのですよ。

noteの短い駄文程度でそんな事を思ってしまう。つまり、当方にはそういう才は無いのだろう。

当方の才の有無はさて置き、本当に文章を書くのは大変だと思う。今はPCとかスマホやなんかで簡単に文章に起こす事が出来るけど、昔の文豪とか、その辺りを踏まえると、マジ凄過ぎる。原稿用紙にペンか鉛筆で何百枚も書き出すのは未だ何とか腱鞘炎と頭痛の範囲内。ただ、更に言葉とか意味とかを調べて、色々な資料を集めながら、更に構成を考えて形にするって、超人なのかと疑わざるを得ない。しかも、ボツとかも考えたら……。

でも、ソレを考えたら漫画家も相当の労力な筈。しかも、一生分の稼ぎが有る人はごく少数な訳で、国家試験とか宝クジとかそんな程度じゃない恐ろしい程の低確率。凄過ぎる、しか言えない。


凄いと言えば、今日もラノベを読んでましたけど、歴史上の人物に成り済ますとか、過去に飛ばされて無名だけど歴史に個人単位で介入するとか、そういう系統の創作を出来るって凄いと思ったのです。

完全オリジナル世界観はもとより、幻想、ファンタジー系、ロボット、近未来、転生or転移、その辺りは自由度が高くて、世界そのものを創り出していけば良いと思うんです。歴史、時代劇なんかは逆に歴史という一定の金型的な枠が有って自由度は低く、その代わりに時代背景に合わせて創り出していかなければならない。

勿論、その労力と苦労を否定する筈も有りませんが、しかし、先に述べた成り済ましたり、個人単位で介入したりするのは、歴史という決まった経過が有るのに、その経過には存在しない何かが中心になって物語を進めなくてはならない、というある意味でのジレンマを抱えなくてはならない。と、思うのです。

決して創作に貴賎は勿論、難易を問いたいわけでは無いのですが、歴史を把握しつつ、その合間を縫って物語を進めるのは凄いのではないかと考えるのですけど……、コレ、難易を問う形になっちゃってますね?


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