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紛失という悪夢を語る日
未だ引き摺っています。
何処かで落としてしまったであろうマフラーは見つかりません。失くしてから四日目なので、そろそろ見つからなくなる期間に突入してしまいました。最早、打つ手も無くなってきました。
元々、マフラーを含むスカーフ、ハンカチや傘、手袋なんかはよく有る紛失物でありふれ過ぎていて、かぎやアクセサリー等の小さな物はそもそもが小さい為に拾われ難く、特徴が出にくい眼鏡等は特定が難しいのだそう。
当方は初めて知りましたが、言われてみればその通り。逆にそういった物でも一応は保管してくれる&回収してくれる日本って優しいのかも。
〝落とし物〟〝忘れ物〟〝紛失〟
年齢をある程度を重ねていけば、性格や境遇に関わらず大半の人が遭遇するであろう、もしくは経験した事の有る(大抵は小さな)不運、又は厄難。
時には色んな意味で大きな物を失くしてしまって人生に影響が出てしまう場合も有りますがね。
当方も色々と失くしてきたものです。財布や鍵、傘なんかはよく有る事でしょうが、他にもスーパーで買い物した後に物品を詰めた袋ごと忘れたり、身分証と現金の入った鞄を落としたりとか。
個人的にですが、何が腹立たしいかと言うと、その殆どの原因が自分自身に有ると言う事です。そして、気を付けていても人生でウッカリ何度か繰り返してしまうと言う点も、口惜しい。
理不尽な災厄や突然の害なんかは、その難事に遭遇してしまったのを恨む事は出来ますが、起ってしまうのは諦める他に無い分、諦めがつくと思います。しかし、落とし物に関しては全て自分自身が原因となる場合が多いので、後悔の念しか残らずストレスしか有りません。
無論、そういったウッカリを確りと避けている人も居る事でしょう。当方は特にちゃんとした大人では無いから落とし物も忘れ物も多く、けっこう諦めるのは早いのですが。
今回は諦めたく無いので自分的には頑張ってみましたが結果的には駄目そうですね……。
紛失物のコストは前述している心理的ストレスと、その失くした物品が無くなる事は言うに及ばないと思います。当方は帰り道の時にマフラーが無いので寒いのですよ……。同じく先に出した鍵や眼鏡なんかはもっと困る事でしょう。
そして、見つかるかも?という希望が有ると期待してしまい、見つからなかった時のガッカリする失望もコストの内でしょうか。当方は今、この時点に差し掛かっているかと思われます。
次に警察や交番、駅の遺失物取扱室などへの連絡、もしくはネットでの検索などの本人の労力と費やす時間もコストという枠組みに入るかなと。施設によっては、20時までとか19時までと、ウカウカしていると連絡するのを逃してしまう可能性も有る気がします。
紛失物の保管期間も要注意で、失くしたのが当日なら現場の施設へとか、四日以上経ったら別の連絡先へ等、失くした(or失くした事に気が付いた)期日によっては多岐に渡る事も有って、単に紛失物を捜す方法を模索するだけでも混乱しそうになるかも。
今記事冒頭の「失くしてから四日目なので〜」は当方がマフラーを失くしたと思われる駅での保管期間の限界日で、その事を受けた記述です。
連絡方法もネットを介したメールのみの受付だったり、フリーダイヤルが用意されていなかったり等、更に混乱に拍車を掛ける可能性が……。
特に今回の当方の様に、地元や住居近辺では無い場所で紛失してしまった場合は探し出す難易度が上がります。仮に紛失物が見付かっても、自分の元に戻すコストも掛かるかも知れませんしね。
自分が払うコストではありませんけれども、回収する職員さんや届けてくれる善意の方の労力と費やす時間、あと保管所の維持費や物品の管理費用に処分費用。それに、まだ使えるであろう物品を廃棄するという無駄。
コールセンターの設置や電話応対の手間、検索する為のデータ整理やプログラム構築等。これらもマクロな視点ではコストと言えるかと思います。
それぞれは小さな小さなコストかも知れませんけれどもね。
しかし、言い換えれば、迷惑を掛けている。
本当、〝失くす〟なんて、嫌になります。