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個人的2023年注目のアーティスト7選
1.花冷え。
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花冷え。は東京を拠点活動する4人組ガールズバンド
メンバー全員がマキシマム ザ ホルモンをリスペクトしておりゴリゴリのサウンドに乗せたユニークな歌詞とシャウト&クリーンのツインボーカルが特徴だ。
突出すべきはVoユキナの男性顔負けのデスボイス
昨今デスボイスをする女性ボーカルは珍しくないが、ユキナは一線を画す声量とテクニック
デスボイスは音源では良くてもライブではあんまり…という場合がよくあるが、ユキナの場合むしろライブの方が爆発力があり、その圧巻のライブパフォーマンスは日本のみならず海外のファンも着実に増えている。
今年は既に海外のフェス出演を2本決めており、今後は日本のみならず、海外でも引っ張りだこになるのでは。
かつてBABYMETALが世界を席捲したが、花冷え。はどこまで世界で花開くか注目したい。
2.かわいあこ
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父親の影響で数多くの音楽に触れてきた彼女。
全ての楽曲を自身で作詞作曲、ミックス、トラックメイク、レコーディングまで全て行っており、2022年12月にYouTubeに投稿されたsomethingは既に20万再生を超えて自身最大のヒットとなっている。
個人的にはペーパードライバーという曲がお気に入りだ
落ち着きのあるテクノに、彼女の脱力感のあるボーカルが近未来的な歌詞にマッチしている。
曲の最後は思わず踊りたくなるようなエレクトロサウンドで楽しませてくれる。
非常に中毒性の高いナンバーになっている。
さらに現在ギタリスト・星銀乃丈との新世代ポップスユニット Tiny Babyのボーカルとしての活動も行っている。
徐々に活動の幅と人気を広げる彼女
今後様々なアーティストへの楽曲提供やコラボなどが期待できる2023年は目が離せない一年になりそうだ
3.Uztama
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続いても宅録系のアーティストであるUztama
こちらも全ての楽曲制作を自分で行なっている。
そんな彼の最大の武器は生のギターだ
DTMで多彩な音を使いこなすUztamaだが、彼の音楽には必ず打ち込みではない生のギターが使われている。
特に茜という曲はTrapベースにギターのリフ、多彩なコーラスが混ざり合い、アートワークにある夕焼けの景色が頭に浮かぶ叙情的なナンバーだ
私の職場付近では夕方の5時になると"夕焼け小焼け"が流れるのだが、それに似た帰巣本能掻き立てられてしまう。
曲の終盤部分だけて構わないので日本全国夕方5時にはこの曲を流してほしい。
フレーズ毎に沢山の音を使い分け魅力的な音楽を作り上げていくUztama、そのどれもが各々の原風景を思い出させるノスタルジーな楽曲となっている。
まだ再生回数も少なく知る人ぞ知る存在だが今後必ず音楽業界に大きな爪痕を残してくれると個人的に期待しているアーティストの1人だ。
4.Chevon
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札幌中心に活動をする平均年齢21歳の若手バンド
彼らの楽曲を初めて聴いたのは少年ジャンプ+とavexコラボした"PROJECT COMUC"という企画。
6組のバンドが1枚のイラストに対してテーマソングをつけるという企画なのだが、投稿された曲を全て聴いてみて1番心奪われたのはChevonのクローンという曲だった。
Chevonの1番の魅力は自身をパンセクシャルだと公言するVo谷絹
唸るような"低音"と突き抜けるような"高音"
さらに裏声で女性声、男性声使い分けセルフツインボーカルを巧みにこなしたりと、女王蜂のアヴちゃんを彷彿とさせる。
その個性たっぷりな歌声に負けずと演奏はテクニカルギターが光る小気味良いバンドサウンドで、コロナ禍で絶滅したと思われるライブキッズたちを呼び起こすノリの良い曲が多い。
結果"PROJECT COMUC"という企画はChevonの優勝で幕を閉じた
まだ活動歴の浅い彼らだが、コンスタントに新曲をリリースし続けており今年も既に1曲リリース済み。
パーソナルな部分はまだまだ謎に包まれているChevon
2023年はアニメのタイアップでも決まれば一気にメジャーで活躍できそうな期待のバンドである。
5.窒圧5トン
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自身の音楽を"Menhell Hardcore Funk"だと語る窒圧5トン
彼女のメンタルから書き綴られた不安定な歌詞には独特の殺傷能力がある。
東京の地下で1人ライブを行う彼女の魅力とは一体何なのだろう。
作詞は全て彼女が行なっている。
"しあわせは終わっちゃうからしあわせ"
"ドモホルン○ンクルで働いて育児休暇取りてぇな"
ハピネス地獄という曲の歌詞だが、脈絡なく色々な言葉が詰め込まれている。
その圧倒的な情報量(曲時間もやや長め)で聴き手の耳と脳をオーバードーズさせる。
胸刺さる詞もあれば意味不明な詞もあるが、とにかく彼女の独特なワードセンスもハマってしまう1つの要因である。
そんな彼女の楽曲制作、アートワークを手掛けるのがドイツ出身の音楽家、イラストレーターIron T Hawkという人物だ
大森靖子の影響を受けている彼のオルタナティブな楽曲は、窒圧5トンのメルヘンな歌詞をより一層引き立てる。
今後窒圧5トンとしての活動に注目していく上で欠かせない人物になっている。
6.ブランデー戦記
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もはや早耳の人には知らないという人は居ないだろう。
2022年12月に投稿されたMusicaのMVが瞬く間にヒット
クチコミで広がり、現在100万再生を突破している。
この曲が、ブランデー戦記が世に放つ初めての曲なのだから驚きだ。
私もこのMusicaに魅了された1人である。
"私に足りないのは人生経験とあと何かしら"
Vo蓮月のピュアな歌声に乗せて歌われるこの歌詞はサビの冒頭であり、曲の1番最初の歌詞でもある。
サビの最後には"クラシックが分かるようになったら結婚してくれる?"という歌詞がある。
私はまだ未熟であなたにとって魅力的な人間じゃないけれども振り向かせたいというようなピュアピュアな想いが伝わるフレーズだ。
人生経験をブラックコーヒー、クラシック、コンサートに置き換えてるのも凄く良い。
個人的には彼女たちの最大の魅力は良い意味での未熟さだと思っている。
バンドとしては想定外のヒットだったのかもしれないが、2023年は間違いなくライブステージにたくさん立ち飛躍の一年になるだろう。
期待される新曲もどうか飾らないブランデー戦記であって欲しい。
今後彼女たちの成長を見ていくのが楽しみで仕方がない。
7.A4。
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A4。は2021年頃から活動しているボカロPです。
彼の名を一躍広めたのは2022年秋に開催されたThe VOCALOID Collection ~2022 Autumn~(通称ボカコレ)
彼が投稿した天使の翼。という曲はルーキー部門で堂々1位を獲得し.その後もコンスタントに曲を投稿している。
天使の翼。はキャッチーなR&Bサウンドに乗せて歌うゲキヤク&可不のソウルフルな歌声と皮肉の効いた歌詞が素晴らしい曲だ。
また衝撃的な終わり方が、歌詞の主人公がどういう結末を迎えたのかを安易に想像できる…こういう遊び心を入れ込めるのは1つの強みだと思う。
最新作ねこふんじゃったはかなりの衝撃作となっている。
いよいよボカロもここまで来たか…と
ノイズミュージックまで手につけるとは、彼の音楽的ルーツが気になるところだ。
さらに昨年末にはセルフボーカル作品も投稿
今後ボカロのみならず活動の幅を広げるという伏線なのだろうか?