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【BDSP ID調整】Player BlinkとPoke-Controllerを共存させる

こちゃてす

はじめに

記事内で使用する単語
Pokecon：Poke-Controllerの略
Player Blink：BDSPの乱数に使用するツール
BDSP：ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールの略
ID：BDSP内のトレーナーのID

じゃんきーさんの記事にて、BDSPのID調整が解説されました。
非常にわかりやすくまとめていただいており、自分もこの記事を参考にしてID調整を成功させました。本当にありがとうございます。


このようなID調整ですが、大量消費をする場合はマイコンを用いての消費を行っていると思います。マイコン単体でも全然大丈夫ですが、普段Pokeconを使用している方はPlayer Blinkを使用するためにPokeconを落とすのはめんどうのはず.....

そうだ、どっちも起動させておけば手間が減るじゃん(脳筋)

ということで、今回の本題に入ります。

なぜPokeconとPlayer Blinkがうまく共存できないか
単に共存させることは簡単です。PokeconのウインドウをPlayer Blinkに読み込ませればいいのですが、それだとゴンベを読み込む画面が小さくなりすぎて、ゴンベの瞬きをみるのに失敗するおそれがあるからです。また、現状のPokeconではOBSに映っている映像とFPSが違うためです。
そこで、これらの問題を解決するべく、OBSの仮想カメラを用いることにしました。
ん？仮想カメラ？すでにあるよ？？？？

画像1

こちらの仮想カメラ、実はPokeconで読み込む際に認識されません。
泣きました。

VirtualCamの導入

仮想カメラを生成するには、OBSのVirtualCamを利用することで、そのVirtualCamを経由してPokeconへの出力が可能になります。
Player Blinkはウインドウ情報を読み込むことができるので、主にPokecon用の対策となります。

こちらの記事でVirtualCamをOBSに導入し、OBSに映っている画面を仮想カメラ化させます。

補足
playerblinkの旧バージョン(最新版はわかりません)の場合、Windows11だとウインドウプロジェクターから直接読み込み出来ないようです。
仮想カメラとして映像の認識は可能になるので、Player Blinkでウインドウの読み込みがうまくいかない方は仮想カメラによって付加されたcamera IDを用いると映し出せると思います。

実際に映してみる

Player Blinkでの操作
Player Blink側ではじゃんきーさんの記事通りにOBSの映像を読み込ませるだけです。とくに変わったことは行いません。

Pokeconで仮想カメラを認識させる
Pokeconで仮想カメラを認識させるのは簡単です。
仮想カメラはcamera IDが割り当てられるので、Camera IDの数値を増やして、Reload Cameraを押すことで映ると思います。
※画像はModified版

画像2

導入は以上です。

最後に利点と欠点をまとめておきます。

利点

Player BlinkとPokeconを同時に起動ができる
今回の課題でした。ただし、Pokecon側でtkinterを使用しているプログラムがあると(Pokecon自体のフレームは除く)影響があるかもしれません。

OBSにも画面が映っているので、それをそのまま配信に使えたり、ゲームプレイに使用できる
Pokeconの画面じゃゲームできねーよ！！！っていう方に非常に嬉しい内容だと思います。

OBSの画面に映っているものを画像認識できるようになる
個人的にはこれが最大のメリットかもしれません。なんかいろいろできそう...

欠点

OBSを使用するため、メモリの使用量が増える
メモリが増えるためパソコンの性能と相談です。16GBあれば十分です。

OBSを閉じてしまったり、OBSのシーンを切り替えるとPokeconに映る画面も変わってしまう
配信などで複数のシーンを設定している方は注意しましょう。Player BlinkおよびPokeconにも影響がでます。

画面が圧迫される
モニターの数を増やしましょう。またはPokeconは動作中に最小化しても問題ありません。

今回の手順でPokeconに映像を出力した場合は通常のcameraIDで読み込んでいる場合と比べて遅延がある
安定した(？)遅延があります。OBSを経由しているのでしかたがないです。
Player Blinkはcamera IDではなく、ウインドウ情報を読み込んでいますので遅延はないと思います。

最後に

こちらは宣伝となります。BDSPのID調整プログラムを公開しました。プログラム置き場にて公開しております。ご活用ください。
本プログラムは大量消費とID確認までのストーリーを自動で行ってくれます。(最終消費は手動となっていますのでご注意ください。)

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