【初心者GGST】ゲーム疎遠夢女が格ゲーのキャラに沼って数日プレイしてみた話
2022年夏、友人Aと京浜東北線に乗っていました。
久々に会う友人だった為、車内の静かな空気の中では、他のお客さんには耳障りだったと思いますが。声を潜めてはいつつも、ポンポンと直近の話をしていました。
「俺最近格ゲーしかやってない」
「格ゲーなぁ、スマブラに出てたリュウとかケンとかしか分からんわ」
「ギルティギアってやつ。知らんでしょ」
「え、名前だけ知ってる。めっちゃ曲良いって聞いた」
「そういえば◯◯(当方)が好きそうな奴おんで」
「へぇ、誰?」
「ハッピーケイオスってやつ。曲も良い」
「ほう」
そうして会話の流れで、Googleの検索フォームに『ギルティギア』と入力した訳です。
そうすると、公式HPが引っかかりました。
キャラ紹介くらいはあるだろうと、タップしてその欄に行きます。
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最近のゲームって基本3D感強いなと思っていたのですが、このギルティギアは結構2D感と言いますか。アニメ調と言いますか。
これは平成のオタクとしては実に親近感があるテイストだなと、好感触に思いました。
そうして件の『ハッピーケイオス』を探してみると。
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バカ顔がええ。
なにこの……何、いや、顔良……えっ人外?
とにかくビジュが良いんだけど待って。
そもそものビジュアルの良さと、生来銃キャラが好きだったので。
迷いなく一撃で好みにドストレート。私の性癖のミットに、しっかりと収まってしまいました。
曲も良いって言ってたな、と。友人に断りを入れて、ワイヤレスイヤホンをしてその場でYouTubeを開き『ハッピーケイオス 曲』と検索をかけます。
そうして出てきた動画を開いて聞いてみると。
そこには宇宙が広がっていました。
外国語に明るくないので歌詞の和訳字幕を有り難いと思いながら、三周ほど繰り返してガン見していました。
語れるほど音楽分野にも明るくないですが、ある程度クラシックから洋楽、ポップス、ラップにレゲエ、勿論ボーカルなロイドまで何でも好きで聞いている人間だった私なのですが。特に好きなのはジャズでした。
もうあらゆる分野から刺された感覚。一生忘れません。
そうしてあまりにもビジュの良い男と、感動してしまった楽曲に浸っていると。友人Aから、新たな爆弾が落とされたのです。
「飛鳥も好きそう」
「ギルティギアのキャラ?」
「うん、調べてみ」
即座に調べました。
ハッピーケイオスとはまた違ったジャンルで顔が好みすぎる。
あと声優に疎い自信があったのですが、それでも知っているほどの大物キャスト様でびっくり。
もちろん曲も調べて聞いて、和訳歌詞の意味はしっかり理解できなくともこれまた良い曲で。
「……これはやばい沼かもしれん」
「絶対好きだろうなと思って」
「いやあでも、格ゲーなんて絶対向いてないから手が伸びんわ」
「ゲーム下手すぎやしな。ブレワイの始まりの台地で心折れてやめてたもんな」
今手元にあるNintendo Switchは、もっぱらYouTubeを流す機械でしかなく。
たまに友人達と遊ぶにせよ、Among UsだとかポケモンSVだとか。少なくともアクション要素は多くない物ばかりで。
以前はモンハンワールドくらいなら出来ていたのですが、新作のライズですら馴染めずヨツミワドウとやらの河童で止まっている始末。
格ゲーなんてスピードがとんでもない対人ゲームなど、到底無理だと分かりきっていました。
結局その日はそこでハッピーケイオスや飛鳥の話は終わり、友人Aが使っているキャラクターの話なんかをして。会話は流れて行きました。
そうしてその後は特にギルティギアの話題に触れることも無く。
そんな事があってから、友人Bと通話をする機会がありました。
友人Bが手広くゲームをしていると知っていて、中にはギルティギアもあったことを思い出して。話題を振ってみました。
「ギルティギアのハッピーケイオスってキャラ知ってる?」
「あーケイオスね、知ってるよ」
「好きそうってオススメされたけど、顔だけでゲーム買ってもなって思っちゃって」
「マァなんていうか、うん」
「あと飛鳥くん。なんか名前に記号ついてる人」
「飛鳥か……」
「気になるだけなんだけどさ、やっぱ格ゲーって対戦がメインコンテンツでエンドコンテンツでしょ? 私って顧客に含まれてないよね」
「マァ一理ある」
近年出た3Dゲームのほとんどは酷く酔ってしまい、ゲーム=プレイが辛い、の公式が出来上がってもいました。FF7リメイクなんかが顕著で、クラウド推しなのにマジでやれてなかった現状。
この時は完全に諦めて、曲だけ楽しもうと割り切り。推し活とは言えないほどで、ケイオスと飛鳥の事を思いつつも日々を過ごし始めたのでした。
それから事あるごとに各友人達からの『ギルティギアやってみようよ』攻撃が小足程度に挟まれました。
ゲーセンだとか、セールが来ただとか。日々の通話でもケイオスの中段くらいの距離感でささやかに差し込まれていました。
当時は買わない言い訳をするのも苦しい時がありましたが、今となっては上手い具合に手元でケイオスを見たい欲を撹拌していただけていたのかなと思います。
その会話のさながら、ハッピーケイオスと飛鳥はとても操作が難しいということも知り。
流石に買っても使えないかなぁの顔ばかりしていました。
そうして2024年12月。
友人BよりPS5を手放すので買い取るか、と話が持ち掛けられました。
正直なところ、どれだけ安くても。結果映像サブスクを流す機械に成り下がるだろうと思いました。
一旦保留の返事をして。
パッケージ版も手放すと、一緒にギルティギアのソフトも付いてくると言われても。手が伸びませんでした。
12月23日。年末が近付き、クリスマスも目前の日。
そろそろ友人Bに、PS5の返答をしなければと思いました。かなり大きな物だと知っていたので、邪魔になるだろうし、年末までには片付けたいだろうと思ったからです。
そりゃあ悩みます。生々しくなるので具体的な金額は明記しませんが、PS5+使わなくなったゲームソフト何本でもセットを格安で譲っていただけるのです。
その中にはずっと気になっていた『ジャッジアイズ』『ロストジャッジメント』もあって。『ギルティギアストライヴ』も勿論ありますから。
……本当にどうしよう。ガチで長考しました。
ですがやはり流石のPS5。格安と言っても、そこそこの店の一人前焼き肉ディナーよりは高いです。急にお金を捻出するのを悩むのも、一般人ではよくある話でしょう。
そして私は、YouTubeでギルティギアのストーリー動画を検索しました。
友人より公式でストーリー動画が上がっていると聞いていたのです。これを見てから、買うかどうかを判断しようと決めました。
今思うと、公式でアップロードされているものは過去作までで、私が見たストライヴのものは非公式で上げられたものでした。本当にすみません……。
※今はちゃんと手元にあります、アナザーストーリーまだ見てないので楽しみにとっておいてます
ストーリーの感想も大いにありまくるのですが、一旦省略します。
結果として、あまりにハッピーケイオスが良すぎて。認知していなかったキャラもことごとく琴線に触れ、ストーリー自体も理解度としては低くも楽しめて納得できるもので。
そのまま翌日、友人Bに連絡を入れました。
12月30日、ブツが届きました。
PS5の設定に手間取りながらもなんとか終えて。
ケイオスと飛鳥がDLCキャラだとは聞いていたので、今すぐには使えないことも把握していました。
仕事納めして翌日仕事始めをする人間だったので、クレジットの締め日もあるしと次のちゃんとした休暇に合わせて買おうと決めており。だとしても、せっかく入手したのだから触りたくて堪りません。
仕事納めを終えていた友人Bに声をかけて。最初はどうしたら良いかと色々アドバイスを貰いました。
最初にやったことは、カイでコマンド入力を覚えることでした。
当方、自分が満足できる程度にはスマブラSPを楽しんでいた時期があり。特にクラウドを使っていました。
そのプレイアブルキャラの中に、ストリートファイターのリュウとケンがいて、流石に一度は触ったことがありました。その中でコマンド入力をする技があるのですが、出せたことがありません。
コマンド入力に慣れる為、顔が良くて扱いやすいキャラでクラウドと同じ剣キャラだったカイで始めました。
コマンド入力自体は練習するにつれ、暗記までは出来ずとも見ながらならば出来る程度になった頃。友人が簡単なコンボを何個か作って、公開してくれました。
それをダウンロードして、ただやり続けました。
これ、とっても楽しかったです。
今思えば全然綺麗に入っていないし、あまりにもお粗末だったと思いますが。それでもコマンド入力が上手くいった時、コンボが入った時。一つ一つの細かな成功体験に中毒になりそうでした。
結果初日は超必コンを一つこなしたところで、時間の関係で切り上げました。
許されるなら、あと20時間やりたかった記憶があります。
次にゲームを起動したのは1月3日。翌日が実質元旦だったので、また正月休み中の友人に声をかけて。とうとう念願のハッピーケイオスと飛鳥を購入しました。
実際にはシーズンパス1にアナザーストーリーが入っていたのと、シーズンパス2が半額だったので。それらを丸ごと買いました。(結果他のキャラも気に入って、たまに眺めています。良い買い物でした)
そうしてケイオスのコマンドを覚えて行きます。
これがカイの特訓のお陰で多少操作に慣れていたので、なんともスムーズに進みました。
とは言え。とは言えあのハッピーケイオスです。あまりにもやれることが違う。ここで体感して察しました。
……これは逆に初心者過ぎたから良かった話かもしれん。
そう思いながら、一通り技を出せるようにコマンドを練習して行きました。
ちなみにほぼケイオスから入った新参の為、私自身は体感していないのですが、↓↓コマンドがキツい、という方がいらっしゃるようで。
友人からも多少危惧されていたのですが、本当に格ゲーのかの字も分からぬ状態からのスタートでしたので、全然苦では無かったです。
ある程度コマンドが出せるようになって、次はまた簡単なコンボ練習を始めました。
私に教える用にケイオスを購入してくれた友人には、本当に頭が上がりません。
ちなみに使い方全然分からんと言いながら、私から見ればツイステのマレウス・ドラコニアくらい強いです。男性向けに例えるならば決闘者ならアナコンダと真紅眼融合積める超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ、範馬勇次郎くらいには強いです。
そんな範馬勇次郎に教えてもらいながら、コンボを練習していきますが。これまた楽しい。
再度繰り返しになりますが、マジで一つずつの成功体験が本当に嬉しくて辞められません。
一人で一式こなせるようになったら、オンラインでトレモに移行しました。相手は勿論範馬勇次郎です。
ここでは練習したコンボを入れるための方法と、間合いの取り方を教わりました。勇次郎先生に足払いやカースの付け方を、こういう時に使うんだよと教わります。
他にもポツポツと教わるのですが、学ぶ気はあっても精一杯で。手元は忙しく、コンボもコマンド入力も全部をいっぺんに考えながら操作する。本当に慌しく、焦るように取り組んでいました。
勇次郎先生はまず、A.B.Aちゃんを使っていました。曰く、一番足が遅いからと言っていました。
Sや前Sを使って距離を取ったり、足払いで寝かせてリロードしたり。
やれることは全力で出していたつもりですが、Sのみ縛りA.B.Aちゃんに存分にボコられました。
たまに気分変えで勇次郎先生の持ちキャラ・ポチョムキン氏なども出てきたのですが。ボタン縛りをされて尚永遠にボコられておりました。
間違いなく私の中のtier1はポチョムキン氏です。最強覇権キャラだと認識しています。
散々ボコられ、学んだコマンドの入力もままならず全く成功しない。
ですが私は、楽しくて堪りませんでした。なんでかと言うと、画面にめちゃくちゃ顔が良い推しがいて動いているからです。ゲーム音とディスコードのボイスチャットが流れるヘッドフォンからは、ずっとケイオスの曲もかかっていて。
たまに小休憩を挟んで、コーヒーでも飲んでいる間。勇次郎先生は自分にケイオスを多少馴染ませる為に使って操作している時もあり、それを眺めているだけでも楽しくてワクワクする。
時々コンボ締めに挟まる超必で演出が入る度に、あまりのカッコ良さに息が止まりました。
焦りつつも、少し重くて慣れないコントローラーを馴染ませ。ボタンの配置や役割を叩き込み、ケイオスの得意な間合いを作っていく為の方法も同時に学んだギルティギア二日目。
流石に集中力が少し切れてきたか、という終わり際に、勇次郎先生はトレモから対戦部屋へとルームを変えました。
そこでソルによる『ギルティギアの戦い方』を体験させていただきました。
アレがギルティギア……ほぼ腹パンだけの絵面最悪のコンボ……強い技を擦れば良いとの教訓は、果たしてケイオスを使う上でタメになるのか否か。いまだに理解できていません。
仕事終わりから始めた練習は、夜中の2時までずっと夢中で、疲労など何にも感じませんでした。
まだ三十路ではないとは言え、社会にもゲームにも疲れた人生を送っていると自認していましたが。どうやらそれは、ここまで熱中できる推しが居なかったからなのかと思いました。
ちなみにアドレナリンが出過ぎて夜眠れないかと思うほどでしたが、労働後の身体はちゃんと疲れていたみたいで大爆睡できました。
夢にはハッピーケイオスが出てきました。とてもハッピーでイイね。回転寿司なんかで見るナスの漬物の色に似てるので、実質初夢縁起物の三茄子でしょう。
翌日、1月4日の元旦。
今日は一日中ギルティギアをする日として、前日から勇次郎先生と約束していたので、昼からゲームを始めました。
先に指を温めて慣らす為に少しだけコンボ練をして。この時には、七、八割ほど一式決められるようになっていました。これも成長を感じられて嬉しい。
そうしてオンライントレモを始めたのですが。なんとトレモではなくて、勇次郎先生は対戦モードで部屋を建てていました。ナンデ!?
初日よりは上手くなった自信も自覚もあります。どのキャラ使ってんの、と聞かれれば、ハッピーケイオスと言える程度には分かってきたつもりもあります。でもそれは本当に他のキャラを知らないからであって。
少なくとも対戦できるラインに立ててはいないと思いました。
勇次郎先生曰く「こっからは対戦形式で慣れてみて」とのこと。
……勿論トレモでもそれは行えると思ったのですが、何かが違うのでしょう。そう思って、開始しました。
勇次郎先生は相変わらずボタン縛りだったり、教える為にケイオスを連れ出して。一、二時間ほど対戦形式で練習をしていましたが。なんとこれが上手くなっている実感があまりにも無く。
めっちゃ攻め込まれて、どうしようと焦っている間に終わります。
バーストや黄ロマキャンを教わるも、アッ今だと思った頃には時すでに遅し。大体私のケイオスは壁に貼り付いています。
何が悪いのかと思えば、何もかもの技術も知識も足りていないのは明確で分かりきっているのですが。とにかく一番足りてないと思ったのが、ゲームスピードへの慣れかも、と思います。
正直言って埒があかないような形になってしまい、勇次郎先生はアーケードモードをおすすめしてくれました。曰く「攻めの姿勢が何よりも求められるゲームだから、とにかくブン殴って感覚掴んでこい」とのことです。
確かに、まともな攻め方なぞ理解できていません。都度勇次郎先生には言われていたこの言葉ですが、とにかく頭の中で考えることが多過ぎて。まだまだそこまで意識が回せていませんでした。
そうして通話は繋いだまま、ケイオスでアーケードを始めます。
初戦、イノ。ストーリーで拝見してはいましたがが、性能とかは初見のキャラで。ましてまともなCPU戦も初めてです。ちゃんとボコられました。
難易度ノーマルで進んでいく中、最初の方に感じたことは。
……意外にも勝てるな。コレでした。
なんと相手も棒立ちすることが多く。練習時の勇次郎先生とは違って、ガン攻めやとにかく距離を詰めてきたりはしません。
なるほど、これは確かに程よく動く的としては丁度いいな。ガードをされることもあるし、ジャンプしたりすることもあるし。当面の練習相手には最適だろうと思いました。
序盤は正直、やる意味あるのかと疑問になるほど簡単でした。そこまで動かないので、グーパンしてカース付けて集中してしっかり構えて撃つだけです。
でもこれが基本なのだと、翌日くらいにようやく学びました。
アーケード中盤、一応クリア毎に難易度が上がるとは聞いていた中、大敗を喫しました。
アクセルです。あれどうしたらいいんですかね、どこに居ても当たるんですが。
今までアーケードでは上記のように距離を取って撃つだけだったので、距離を取っても殴られる構図に焦りました。
なるほど。こういうキャラには、トレモで身に付けたコンボを自分から入れに行かねばならない。(そもそも棒立ちCPU相手だから、今まで撃ってただけで攻撃が通っていたのは承知の上ですが)
これが自分から攻撃しにいく姿勢か、としみじみ思いました。
そうして時々負けてコンテニューしながら、八戦目の名残雪に到達しました。
まず一戦目、負けます。二戦目、負けます。
聞くとどうやらボス戦らしいですね。確かに言われてみれば、とても硬かった気がします。
アーケード序盤の敵と比べると、あまりにもちゃんとガードをしてきたり、とんでもない火力でHPが吹き飛ばされたり。
瞬間移動のような技で距離を詰められ。ちゃんと昨日までに学んだ事をやらないと、リロードもままなりませんでした。
結果再戦10回を越えた頃。一つ気付きました。
……この名残雪、めっちゃ投げが通るな。
今まで意識的に使おうとはしていつつも、まともに成功したことがない投げ。それでも投げで寝かせてからリロードが出来なければ、遠くから撃つだけの戦法すらままならなかったのです。
中途半端に距離を取っても、名残雪のリーチと火力、瞬間移動の前では無意味にしか感じられず。グーパン当たらんし逃げれんしどうしたらええんや。そんな中で見えたのが、ダッシュで近づいて投げてダウンを取る事でした。
めちゃくちゃ近付くのが怖かったです。ですが相手は勇次郎先生より相当弱い、まだ攻撃も通る。
勇気を出して、自分から懐に飛び込んでみました。
それから、投げリロードを駆使して。とりあえず撃って、足払いから構えて簡単なコンボへ挑戦して。最初の頃よりは随分とダメージが与えられるようになりましたが、それでも2本取り切れません。
その頃にはダッシュ投げへの抵抗も減ってきていて、あまりにも名残雪へ投げが通る為、一旦落ち着きたい時には積極的に使っていた中。リロードや集中を入れ込む必要の無い場面が増えました。
……えっ、ダウンとったけど、やる事ない。
私はこの時間が、あまりにも勿体無いと思いました。
これ必要ない事はないんだけど、もっと有意義に使える気がする。そう思いながら、手癖のように集中を挟んでいました。
結局また負けて、一息入れながらどうしたら良いか悩みます。とすると、昨日いっぱいいっぱいで話半分にしか聞けていなかった勇次郎先生の講座と、休憩中に先生がしていた簡単なコンボを思い出しました。
近S、構えてグーパン、射撃3回。それだけです。
近Sは基本扱いにくいから、メインで狙いに行くのは難しいと聞いていた気がします。
……これ、相手寝てる時だったら振れるんじゃない?
そう思って、名残雪と再戦しました。
結果から言うと、そのコンボは一発目から成功しました。今まで練習してこなかった代物で、起き攻めなんて概念の言葉を思うこともない状況で上手くいきました。
もう脳内はジャックポットです。
そうして起き攻めができるようになって、割とすぐ。壁に貼り付けた名残雪に超必を当てて、勝利をもぎ取りました。
後半はもう数えていませんでしたが、大体二十戦ほどしたかと思います。
とにかく名残雪に勝てた。それだけで酷く満足してしまって、その後は少し練習が手につかなったです。勇次郎先生、せっかくお付き合いいただいているのに大変申し訳ございませんでした。
そもそもほとんどぶっ通しでやっていて、体感は薄くとも疲れていたのでしょう。明確に頭も回っていませんでした。
翌日は仕事があったので、21時で切り上げて。ただそれまでの間にも、ずっとケイオスは触っていました。
ちなみにその日の夜もちゃんとケイオスが夢に出ました。当方にとっての元旦に見た夢ですし、富士山カラーでもありますから。また縁起物ですね、ハッピーな一年になることでしょう。
翌日、世間では最後の年始休暇の人が多い日です。
完全在宅勤務を良いことに、仕事をしながらストーリーモードを垂れ流し。あ〜ケイオス触りたい。ずっと思いながら、なんとか退勤し、そのままゲームを起動しました。
また少しだけコンボ練をして手を温めて。そうしてまたアーケードに突っ込みます。
初戦イノ。マァ負けます。
またノーマルモードで始まって、なんと七戦目まで一本も落とさずに行けてしまいます。
対戦した殆どが初見のキャラでしたが、やはり距離を取って撃てば基本何とかなってしまって。
そうして七戦目、相手はベッドマンでした。勿論初見のキャラです。
一本落としてしまったのですが、正直なところ分からん殺しされた体感が近いです。次こそはうまく立ち回りたい、そう思った中でイノが補助に入って来て。くそう、一人でやりたかったよ。
マァマァ二体一ですから、その後はちゃんと勝って。イノとさようならして、いざ名残雪戦。
まさかのまさかで、ストレート勝ちしました。
この時ほど自分の成長を感じた事は、今までの人生ですら無かったかもしれません。
元々二時間ほど名残雪と戯れるだろうと思っていたのです、爽快感よりなにより、ただ驚いていました。
その後はまた勇次郎先生と遊んでいたのですが、あまりにもな達成感と満足感、後は普通に仕事疲れで練習は辞めておいて。
気になるキャラの挑発や超必を見たり、先生にキャラの設定や性能の話なんかを聞いて。随分充実した時間を過ごしました。
その折にようやく飛鳥に手を伸ばしてみたのですが……アレはやばいですね。どう足掻いても一生使える気がしません。
元よりとりま一キャラ、の精神で最推しケイオスに触れたのですが。判断は間違っていないようでした。
ケイオスを扱いこなす為にあと三年はかかるだろうなと踏んでいるので、果たして本当に飛鳥にまで手が伸びるかは謎です。
以上、顔と曲に惚れたゲーム疎遠格ゲー初心者女が、ハッピーケイオスを使ってみた話。もとい、日記でした。
周囲の友人達には大変恵まれ、現状楽しくプレイしています。
ハッピーケイオスは扱いが難しいと公式でも書かれていましたが……本当の本当に初心者すぎる人間からすれば、カイもケイオスも変わらず難しく。
いやカイのが使いやすいでしょ、と言われても。初心者からすればカイの扱い方も分からんので、ケイオスと比べられる段階でも無いのです。なんなら現状は絶対的にケイオスの方が得意と言えますね、あくまで当社比ですが。
何やら某所で見たのですが、ハッピーケイオスはそのAPP18の顔面で新規参入に一役買っただとか。マジで納得すぎます。
顔が良い男、みんな好きだよな。わかるわかるぞ。
伝えたいメッセージとか気持ちとか、所謂話のオチに当たる部分が特に思い付かないので。
一旦格ゲー面でのハッピーケイオス、及びギルティギアについての話は、ここらで畳みたいと思います。
長々と書き殴った物をここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
どうぞ皆様、良いギルティギアライフをお送り下さい。
ここから先は新規参入ファンの推し語りです。
だいぶキショいので、興味のある方のみどうぞ。
GGSTストーリーネタバレ含みます。
読後のご批判承りません。
まず、私は夢女です。年季の入った夢女子です。
今時夢女子と腐女子の違いなどご存じであるとは思いますが、念の為先に前置きで解説させていただきます。
腐女子とは、基本的に男同士の絡みを好んでいる方々です。
夢女子とは、自分もしくは創作キャラが、版権キャラなどと絡むのを好む人種です。当方はこちらです。
私は自己投影もできるし、自己投影をしなくても楽しめるタイプの夢女子です。マァ自分とキャラが絡んでも、自分じゃない創作キャラが絡んでも楽しめるクチということです。
そんなオタクな訳ですが。こと弊推しハッピーケイオス、あまりにも夢が見れない。
マジで夢が見れません。いえ、リアルの夢にはもう二度も出てますが、言い方を変えれば自分好みの二次創作が出来ないのです。
ずっとアリエルスの中にいたんですよね? 出会う機会無さすぎない?
出てきたと思ったらイノと行動? 女連れなの!?
最終的にイノと融合してパラドックス空間に行く? あれ、出会うタイミングマジで無くね?
というかそもそもケイオスって恋愛感情どころか友愛も家族愛も持たないよね? どうすればよかと?????
……人間味の無いハッピーケイオスに惚れた癖に、あまりにも関係が持てなさすぎて困る。これは贅沢な悩みですねぇ。どうしましょう。
結果、何かしらケイオスに関心が持たれるような、特別強い個性を持ったキャラを作るしかないと行きつきました。
例えばクトゥルフ的神話生物要素だったりとか、法力概念の外枠に存在する力だとか、そう言ったレベルのものが必要そうです。
一般モブがケイオスに関心を持たれることはマァ無さそうですよね。流石にもうなんとなく分かりました。
(なんならプレイアブルキャラでも関心薄そうな人いそうだなと思ってます)
私としては、ケイオスは父に欲しいタイプです。
兄でも彼氏でも旦那でも無く、父です。
気まぐれにその辺の子どもを拾ってくんねぇかな、って感じです。父親らしくは求めないので、勝手に良いように解釈されるケイオスが見たい。自分勝手に都合良く解釈したいです。
対して飛鳥。まだ全然人間していて大変助かります。
他ジャンルの話を持ち出して申し訳ないのですが、飛鳥は倫理観が足りなさ過ぎるfateシリーズのカルナ、と言ったニュアンスで解釈しています。
言葉が足りなさ過ぎる上で、優しい人格だとしても酷く倫理観が欠如している。重ねて膨大な知識と能力があるので、行動を起こせば甚大な被害を巻き起こしてしまう人です。
とはいえ実質ストライヴ初出のケイオスより尚解像度が低い自信があるので、声を大にしては言いませんが。見たストライヴストーリーと聞いた話を加味して咀嚼した結果、私は今のところこんな感じの解釈です。
ケイオスが父なら、飛鳥は従姉妹くらいの距離感でしょうか。
ぶっちゃけ小耳に挟んだ話の段階で、ソルにしたアレソレがアレすぎるのであんまり近い距離に居たくない気持ちがありますね……。
なんというか、全然悪人じゃ無いから普通に会話してつるむけど、好感度調整ミスってて気がついたら人生飛鳥に辞めさせられていた件、みたいな話、既に無限個あるだろうしソルがここに当て嵌まってる予感がしています。
いつか近いうちにストーリー追いますね……。
その他キャラも大変魅力的ですね。女の子でのお気に入りは梅喧とミリア、ジャックオーです。
ジャックオー、もちろんストーリーで大変出番があったのでその頃から認識していましたが、名前をアリアで覚えていました。フレデリックはソルで認知しているんですけどね……基本アリアで呼ばれていたので、そちらで覚えてしまってました。しゃがみのモーションなんとかなりませんか? 可愛いんだけど色々と気になります、色々と。
ミリアちゃん、とても美人でクール。カッコ良過ぎる。髪を武器に戦うんだ……好きすぎる。
梅喧はもう何も言うまい、抱いてくれ。
男性キャラもとても刺さります。
あんなにかっこいいのにめちゃくちゃダサいモーションの第二連王、ツボすぎる。
ザトーの顔良すぎませんか? 声も良すぎませんか? ザトー好きすぎる……絵画とかで飾って常に見ていたいです。
当方無骨なメカ萌えも持っているので、ポチョムキンにも相当ヘキを感じます。死ぬ時にはポチョムキンバスターで頼む。お尻で踏み潰してくれても大丈夫です。
ここまでお読みいただいた方には、うんざりする程ケイオスと飛鳥が好きなのは伝わっているかと思いますが。
昨日お遊びで初めて使った際、あまりにもベッドマンに惚れました。正式名称『ベッドマン?』のあのDLCキャラです。
ドシンドシンと重たい金属質な足音。隅々から走る稲妻と火花。今にも壊れそうな稼働音、人を痛めつけるじゃ済まない武装や攻撃……。やばい、泣きそうなほど好き。
どこからどう見ても殺戮兵器な訳です、それに幼女がセットで着いてきて。なのに攻撃判定あるのはベッドの方!?
その上勇次郎先生より、幼女は妹で本人は前作の悪役の一人と聞いて。もうさ、察するじゃん。
しかも勇次郎先生、結構突飛にネタバレをすることがあるというか、匂わせる言い回しをするので。いやあもう察しも察しました。
そして曲もかなり好き。相当好きです。ずっと聞いています。
……ベッドマン、モーションもビジュアルもド性癖で。聞いた話から伺える過去も好みそうで。めちゃくちゃ気になります。どうしても気になります。
しかもベッドマン、負けたら大破しちゃうんですよね……それってさ……いや、妄想をパッションでコーティングして話すのは辞めます。
公式より前作までのストーリーが観れると聞いているので。早急に観ます。
結局ハッピーケイオスからギルティギアに参入した(まだ対戦ラインには立ててない)私ですが、流石にこのベッドマンを先に知っていれば。むしろ飛鳥でも全然興味を持っていただろうな……と言った具合。
なんならそもそも大半のキャラクターがどこかしらの琴線に触れています。ガバガバストライクゾーンなのはありますが、それにしても好みのキャラが多すぎる。
全て飛鳥が先か、ベッドマンが先か。
卵が先か、鶏が先か問題でした。
マァ結局答えはオムレツなのだと教わったので。
やっぱりケイオスが一番好きです。
以後日記的な何かを書くことは考えてませんが、またなんか書いてたら見てやってください。
多分キッショい萌え語りです。
しばらくは周りの人間も巻き込んで、存分にハッピーケイオスに慣れていければいいなと思っております。