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59. やりたい事を現時点の自分の能力で諦めない方がいい

こんばんは。


「 自分の現時点での能力で自分のやりたいことを自分で諦めるな 」


3月末で、職場を退職します。
私は、今高校生に関わるお仕事をしています。
この3月末のお別れの際、高校生達に自分はどんな言葉を残して終わるのかな、ということを最近はずっと考えています。

今、候補として上がっているのは、2つです。
一つは、感謝を伝えること。
二つ目は、自分がこれまで経験してきて確信を持って伝えていこと。

みんなの前で話をするのは最後なので、自分だから伝えられることを伝えたいなと思いました。この3年間を振り返って思い出話をするのも良いとお思います。ですが、懐かしむのはいつでもできる。そうじゃなくて、高校生達に少しでも自分が得てきたものを最後に伝えたいと思います。

自分がこれまでの人生経験から確信を持って高校生に伝えられること。

それは「 自分がやりたいと思ったことに対して、今の自分の姿だけを見て、できないと判断する事は絶対にするな 」ということです。

いきなりですが、私のコンプレックスは人と話すことです。
話をするのが苦手だと思ったのは小学校4年生の頃。朝の1分間スピーチでうまく話せなかったことからです。うまく話せない上に声が震えてしまうので泣いているみたいに周りの友達から思われてしまう。それが、とっても嫌だったのを明確に覚えています。

そこから、その苦手意識は段々と自分のコンプレックスに変わっていきました。

そして、そのまま中学生、高校生、専門学生と年齢を重ねていきました。
高校生での進路選択時、私はただスポーツに関われたらいいなといった漠然とした理由でスポーツトレーナーの勉強をする専門学校に決めました。

いざ入学して勉強が始まります。スポーツトレーナーの勉強は本当に面白かったです。勉強が楽しいと思ったのはこの時が初めてでした。
勉強はとても楽しかったのですが、色々な授業を受けるうちに一つとても大事なことに気づいたのです。それは「スポーツトレーナ」に一番大事なものは、コミュニケーション能力だということです。どの先生も、どのトレーナーさんも、それを言います。

初めは聞こえないふりをしていました。それを受け入れてしまうと「自分にスポーツトレーナーは向いていない」と認める事になるからです。話すことがコンプレックスのうえ、中学の頃の顧問の先生には「2年間でお前とはなしたのは多分原稿用紙1枚分で収まると思う」と言われたくらいです。(当時、大人と話をする事が本当にできなくて、返事をするか苦笑いするかの2パターンしか持っていませんでした。)

スポーツトレーナーの勉強が楽しくて仕方がないのに、コミュニケーション能力が低くてスポーツトレーナーが向いていない。絶望ですよね。当時は、辞めます。と先生に話に行ったくらいに、当時の自分は絶望だったんです。

ですが、結局説得されて今の自分がいます。
その時説得してくれた先生には本当に感謝しかありませんし、ここまで頑張ってきた自分には拍手しかありません。何をどうして頑張ったかも書きたいのですが、ハリーポッターくらいの長編noteになりそうなので辞めますね。

そんなこんなで、向いていない職業を今もやれていて、違う場所からもオファーがもらえる。そんな所までこれました。

だから、私は「自分の現時点での能力で自分のやりたいことを自分で諦めるな」と高校生達に伝えたいです。


どうでしょうか。
高校生達に伝わりますかね。
もうちょっと時間はあるので、じっくり考えたいなと思います。


それでは、明日は日曜日です。
しっかり休みましょうね!


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