東横線Qシートが迷走している話
2023年夏からデビューした東横線Qシートが迷走しています。
一応、3回乗車したのでその辺も含めて雑多に書いていきたいと思います。
開業日
うちわもいただいたのですが、流石に満席でしたね。
認知度も無さげだけど、、、
これこの後みんな乗るのかしら?
と思いつつ。
2023年12月の半額キャンペーン
2回乗りました。
中目黒からの着席確保
これは便利かなと思いました。
仕事納め&連れの誕生日で温野菜に行ったのですが、家の近くはすでに予約が埋まっておりわざわざ中目黒まで行ったわけですよ。
シコタマ喰い過ぎて、立ちながら帰るのはキツイ。。。と思って急遽席を確保。
かなりガラガラで快適に帰れましたとさ。
連れが使ったことないので、使ってみようとなったけど。
連れからの痛烈な批判。
<これさ、前後の通勤特急・急行乗っても並んで先頭に居たら座れるよね?
うぐっ。
実はそうなんです。
ダイヤ的に、東横線Qシートの前後に通勤特急・急行にサンドウィッチされてるんですよね。
なので、変にQシート買うと座れるけど横浜につくの遅くなるっていう・・・ね。
ダイヤ的課題
平日19時台の運行本数は、20本
そのうち、通勤特急が
00・15・30・45
急行(元町・中華街行き)
05始・20・35始(Qシート連結)・50
急行(湘南台行き)
09・24・39・54
各駅
02・10・16始・26始・32・40・46始・56始
となっています。
通勤特急→各駅→急行(Qシート)→急行(湘南台行き)→各駅→通勤特急
となります。
前の通勤特急とは、5分。次の急行とは、4分しか間隔がありませぬ。
19時30分の通勤特急に乗車すると、横浜に到着するのが20時ちょうど。
19時35分のQシートに乗車すると、横浜到着が20時8分。
おまけですが、
19時39分の湘南台行き急行に乗車すると、
武蔵小杉に19時57分・日吉に20時01分・新綱島に20時04分に到着と
Qシートの列車と5~6分程度しか差がないのですわ・・・。
前後の列車も混んではいるけれど、神奈川県内に入ると席は空いていることも・・・。
結局急行で混んでいるのは、
渋谷・中目黒・学芸大学・自由が丘・多摩川くらいまでなんですよね・・・。(田園調布はあんまり混むイメージなし。)
学芸大学・多摩川は、通勤特急通過でかつ唯一の優等種別ですし、多摩川は多摩川線の乗り換え需要もあるのでしょう。
武蔵小杉を過ぎると、どこ吹く風。
もちろん目黒線の並走区間であるのもあると思うのですが。。。
そもそも渋谷→横浜の移動手段って?
一番のライバルJRの湘南新宿ライン
グリーン車がありますが、かなり混んでますよね。
あちらは運賃も高い。
780円→750円に値下げされますが、それでも混んでますよね・・・。
1つの理由は、池袋・新宿・恵比寿・大崎でも座れるっていうのは大きいのかなとか思っていますが・・・。
お疲れの方はゆっくりですが、各駅停車もご利用ください
実は・・・。
というか、これは東横沿線・利用者ならみんな周知の話だと思うのですが東横の優等種別は遅い。
いや、東横線自体が線路複線なのでしゃーないんですよ。
とはいえ、19時26分発の各駅停車(始発)で横浜まで行っても48分なんですわ。
んで、さっきのQシートって何分なんだっけ?
っていうと、33分。
15分差!
15分を500円で席買ったとしたら、時給2000円・・・・。
ああ無理だった俺でも。。。
ってなってしまうのですが・・・。
なんで大井町線は成功した?
直通急行がそもそも少ない。
例えば同じ19時台
長津田まで直通するのは、なんと2本!
そのうち1本にQシート連結です。
確かにこれは座れるなら課金したくなる気持ちわかりますよね・・・。
田園都市線と大井町線との関係
これは書くと1本記事になってしまうので割愛しますが、溝の口以西で大井町線方面への利用者は相当数いるっていうことが、Qシートの利用者を下支えしているのではないかなと思います。
もちろん、大井町からJR・りんかい線という需要もあると思いますが、旗の台・大岡山と東急の他の路線とも接続が至便なのでベッドタウンへ帰宅する人には
乗り換えがない・家の最寄りor手前の急行駅まで座れるという2つのメリットが大井町線Qシートの魅力なのでしょう。
東横線には、乗り換えがないはもともと達成されてしまっていますし座席確保ももちろん意味が無いとは言いませんが、限りなく微妙。
その結果、利用者定着に課題があるのでしょうね・・・。