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ブリュッセルの野池に魚・エビがいるのか調査してみた

5月後半〜6月に入り、ベルギー・ブリュッセルもかなり良い季節になってきました。家の周りには公園があって緑もたくさんあるため、外を散歩したりしながらヨーロッパの春〜初夏を楽しんでいます。

そんな感じで何個かの公園を歩くことがあるのですが、特に私の住んでいる地域の公園には野池がたくさんあります。つまり、特に川と繋がっている池や湖ではなく、おそらく湧水などが溜まってできた池であり、野生のカモなどがよく泳いでいます。野池なのでサイズは大きくなく、一周5分(500メートルくらい)で周れる池や、ちょっと大きめ15分で周れる池など、気分と体調によってお好きなコースを選ぶことができます。

ブリュッセルの野池(1)
ブリュッセルの野池(2)

そして、昨年にブリュッセルに来てから気になっていたのは、この野池の中に魚やエビがいるのだろうか、ということです。そんなこと気になるの?と思う方がほとんどだと思うのですが、私は日本に住んでいる時から釣りが好きで、千葉県などの野池に行ってはルアーでブラックバスを釣っていました。だから、野池や湖などを見ると、魚がいるのか気になってしまうのです。もし釣り好きな方がこの記事を読んでくれてたらわかると思うのですが、水を見るとその中に魚がいるのかどうか、見ることのできない水中を想像してワクワクしますよね?(笑)これは釣りをする人なら絶対同じはずです。

なので、野池に来た時に岸際をちょくちょく覗いていました。しかし、魚やザリガニ・エビを見ることができておらず、野池の生物案内板などもないので確認することができません。日本のようにどこでもコイやフナがいる感じはなさそうですが、ザリガニなどはいるのかもしれないので、この際、本格的に調査をすることにしました。

そこで、調査に使用したのがこれです。

紐にパンをつけた仕掛け(金属っぽいものは、水中に沈ませるため)

家にあった材料で作りました(笑)。ダンボールを縛る用の紐を利用し、パンやバナナを縛り付けて、水中に投入してみます。
ちなみに、ベルギーでは許可なく釣りをすることは禁止されているようで、野生生物も保護対象とのこと(ベルギーの知人曰く)。釣り用の針・フック類は使えないので、あくまで餌でおびき寄せるという作戦を取りました。

この仕掛けはあくまでおびき寄せるためなので、これを岸際にセットして、誘引された生物を確認・スマホで撮影すれば成功です。もしかしたら、魚なども匂いに釣られてくるかもしれません。

もう一つ考えた仕掛けは、ペットボトル誘引器。ペットボトルの中の餌につられて入った魚やエビが、その後出れなくなるという日本古来から伝わる伝統的な仕掛けです。

中に餌を入れる。底にはいくつか穴を空けて、水流を確保する。

この2つを持ち、妻を連れて(なんで?笑)調査兵団として野池に行ってきました。

岸際を丁寧に確認
桟橋付近を調査する私(笑)

このような感じで、生物が隠れていそうな岸際の水草の根元、桟橋などを攻めていきました。

仕掛けを置いてから、5分、10分、15分… 何の生物も来ません。ちっちゃいエビがいたら出てきそうなものですが、やっぱりこないです。野池には基本的に生物はいないのか、という思いが脳を駆け巡ります。

ペットボトルの仕掛けも置いてみようと思いましたが、生物らしき気配がしないのと、仕掛けが目立つので生物捕獲疑惑で捕まったりしたら後で面倒なので、今回はやめておきました。

そこで、次の実地調査の前に、ベルギー人の友人で公園・自然管理の仕事をしている人がいたので聞いてみました。すると、野池にも確かに「魚はいる」ようです。自然を厳しく管理しているので、ブラックバスのような北米産のような外来種はいないそうですが、ヨーロッパ原産の魚はいるそうです。魚の名前まではその人も知りませんでしたが、やっぱり彼らは水中にいるのです(小さい野池にはいないかもしれませんが)。

うーん、これはやっぱり見てみたい。ということで、野池や水路を見つけるたびに、ちょっと覗いてみて魚を確認できる場所を探すこと数週間。。

出ました。ついに見つけました。

魚が集まる溜まり場が、野池の近くの水路にあったのです。

その写真が、これです。

野池近くの水路
小魚が泳ぐ
岸際にたくさんの小魚

見にくいのが大変申し訳ないのですが、わかるでしょうか?写真には映りきらないのですが、たくさんの小魚が集まっていました。そして、さらに大きめの10cm〜15cmくらいの魚が何匹もウロウロと回遊していました!

何の魚かは肉眼で確認できないのですが、ざっと見ても100匹以上は泳いでいるので、この水路や近くの野池にはかなりの数の魚がいるはずです。何の魚か確認するために、どうにかして目視できる方法を考えて次の作戦を実行したいと思います。

網などを持っていくと捕獲者の雰囲気が満々に出てしまい通報されかねないので、傷つけない方法で捕まえて、プラスチック容器などに入れて観察できればベストです。ぜひ、読者のみなさんで良い方法が思いつきましたらコメントにお願いします。

ちなみに、ブリュッセルの野池にどんな魚がいるの?とChat GPTに聞いてみると、ヨーロッパ系のフナ、コイ、またパーチなどの肉食魚(小魚を食べる)がいる可能性があるとの回答。Chat GPTの情報が正しいのか、魚の写真が撮れましたら再度noteにアップしていきたいと思いますので、特に釣り好きのみなさん、楽しみにしていてください。よろしくお願いします。

さて、今回はちょっと風変わりな記事で申し訳ありませんでしたが、またちょくちょくベルギーライフの記事をアップしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

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Naoya Yamada @ブリュッセル
ベルギーの社会人野球で毎日もがき、苦しみながら監督をしています😅 記事が面白いと思ったら、少しでも応援頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします!